23話
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フ「そしたらあのバリアの方は任せるからな」
『はい』
何故かバリアを張る張らないでもめている二人を見ながら、ファットガムが再度恋歌に確認を取る。
フ「信頼してんで」
『必ず応えます』
敵側も話が終わったようで、乱波がファットガムに殴りかかってくる。
『では、お願いします』
天「矛の女性とは珍しい
我が防壁を破る事ができるかどうか・・・試してもらおう」
防壁を出した天蓋に恋歌は強度を確かめるために一度抜刀をする。
天「なんだ今のは・・・」
『(これは防がれる・・・
じゃあ次)』
恋歌の攻撃が見えず、天蓋は不思議そうな顔をしたが防壁は破られなかったので、中で棒立ちの姿勢は崩さない。
じゃらっと鉛をいくつか取り出した恋歌は全力で防壁に向かって弾いた。
天「!!」
『これでヒビ程度しか入らないなんて・・・』
全力で刀を振り切れば弾丸よりも強いものが撃てているはずなのにヒビが入っただけだった。
天蓋は驚いているようだったが、すぐに新しい防壁を作り出した。
これで大体の強度がわかった恋歌は、天蓋の防壁前まで飛び刀を振り下ろす。
天「電気!?」
防壁は帯電した刀で切り裂く事が出来、天蓋も一緒に斬るつもりだったのだが、咄嗟に避けられかすり傷程度しか負わせることはできなかった。
『(意外とすばしっこい・・・)』
破られるはずはないと思っていた天蓋の不意をついたので、斬れると思っていた。
天蓋は斬られた腕を押えながらも既に次の防壁を出している。
天「最大硬防だ
これは破れまい」
『・・・さっきより硬いってことですよね
それなら私が今一番強い攻撃を出して、破れれば私の勝ちです』
矛盾勝負。
盾が最大硬防であれば矛も最大の攻撃力で貫く。
『これで・・・最後です』
2本くないを取り出して空中に投げる。
『怪我もなく終われてよかった』
右手も左手も左側の柄を握って構える。
天「?
どういう・・・」
天蓋が恋歌の言葉の内容を聞く前に、くないが恋歌の間合いに入った。
腕輪に2本の刀と脇差を滑らせながらくないを天蓋に向かって弾く。
天「!!!」
ばりばりと電気を纏いながら防壁を破ったくないは、天蓋の手と足を貫きながら壁まで引きずり壁に突き刺さった。
『こちらの矛盾勝負は私の勝ちですね』
壁に激突した衝撃と手と足を貫かれた痛みで気を失った天蓋。
天蓋があまり動き回るタイプではなく、恋歌の力では防壁を破る事はできないと思っていたからこそ早く決着をつける事ができた。
刀と脇差を戻した恋歌は、ファットガムの方を見ると乱波の連打をその身に受けているところだった。
『・・・・』
気のせいかもしれないが、一瞬ファットガムと視線が交わったような気がして、乱波とファットガムの方に足を向ける。
『(パワー系の相手に私ができることはただ一つ)』
乱「あ!?」
フ「恋歌!?」
髪飾りを1本抜いて乱波の顔付近で爆発させ、一瞬攻撃が止まった瞬間にファットガムと乱波の間に滑り込む。
乱「邪魔をするな!!」
『(思ったより強・・・!!)』
勝負の邪魔をされた乱波が恋歌を殴り飛ばそうと、連打を撃ってくるが避けるか脇差で力をどこかに逃がして直撃を防がれる。
乱「これだから武器を持ってる奴は嫌いなんだ!!」
もともとパワー系の個性の持ち主とは相性の悪い恋歌は、力を逃がしてはいるもののみしみしと腕が軋む音が鳴っているのがわかった。
フ「(あともう少し・・・!)」
『しまっ・・・!』
脇差を握る力が弱まったのか、乱波に脇差を弾き飛ばされ止めとばかりに大きく振りかぶられた。
『!!』
新しく刀を抜くより早く今度は恋歌と乱波の間に切島が入り込んできた。
フ「レッド・・・」
最初は1発で吹き飛んでいた切島は乱波の連打に耐えている。
『切島君・・・!』
乱「おまえ!!良いな!!!」
切「あああああああああああ!!」
割れたところから新たに硬めていき、切島は乱波の連打を受け切った。
力尽きて倒れる切島をファットガムが受け止め、右拳を握りしめる。
フ「まさか逆に守られるとは・・・
なんて言うんは失礼やな・・・
おおきに!!ええ矛になったわ!!
敗因一つや!!
あまく見とった!!俺も!!おまえらも!!
レッドライオットっちゅうヒーローの漢気を!」
乱波に溜めた衝撃を放つと、受け切れなかった乱波が大きなクレーターを作って壁に激突した。
フ「ホコタテ勝負
こっちの勝ちや!!」
『切島君・・・』
フ「意識あるか!」
ファットガムに支えられながら苦しそうに息をする切島に声をかける。
切「・・・誰すか」
フ「ファットさんや!
結果にコミットしてん
流れでわかって!」
『ファットどこかで手当てできないですか?』
明らかに重傷な切島を止血だけでもした方がいいと言うが、2人とも手当てできるものは持ち合わせていない。
『はい』
何故かバリアを張る張らないでもめている二人を見ながら、ファットガムが再度恋歌に確認を取る。
フ「信頼してんで」
『必ず応えます』
敵側も話が終わったようで、乱波がファットガムに殴りかかってくる。
『では、お願いします』
天「矛の女性とは珍しい
我が防壁を破る事ができるかどうか・・・試してもらおう」
防壁を出した天蓋に恋歌は強度を確かめるために一度抜刀をする。
天「なんだ今のは・・・」
『(これは防がれる・・・
じゃあ次)』
恋歌の攻撃が見えず、天蓋は不思議そうな顔をしたが防壁は破られなかったので、中で棒立ちの姿勢は崩さない。
じゃらっと鉛をいくつか取り出した恋歌は全力で防壁に向かって弾いた。
天「!!」
『これでヒビ程度しか入らないなんて・・・』
全力で刀を振り切れば弾丸よりも強いものが撃てているはずなのにヒビが入っただけだった。
天蓋は驚いているようだったが、すぐに新しい防壁を作り出した。
これで大体の強度がわかった恋歌は、天蓋の防壁前まで飛び刀を振り下ろす。
天「電気!?」
防壁は帯電した刀で切り裂く事が出来、天蓋も一緒に斬るつもりだったのだが、咄嗟に避けられかすり傷程度しか負わせることはできなかった。
『(意外とすばしっこい・・・)』
破られるはずはないと思っていた天蓋の不意をついたので、斬れると思っていた。
天蓋は斬られた腕を押えながらも既に次の防壁を出している。
天「最大硬防だ
これは破れまい」
『・・・さっきより硬いってことですよね
それなら私が今一番強い攻撃を出して、破れれば私の勝ちです』
矛盾勝負。
盾が最大硬防であれば矛も最大の攻撃力で貫く。
『これで・・・最後です』
2本くないを取り出して空中に投げる。
『怪我もなく終われてよかった』
右手も左手も左側の柄を握って構える。
天「?
どういう・・・」
天蓋が恋歌の言葉の内容を聞く前に、くないが恋歌の間合いに入った。
腕輪に2本の刀と脇差を滑らせながらくないを天蓋に向かって弾く。
天「!!!」
ばりばりと電気を纏いながら防壁を破ったくないは、天蓋の手と足を貫きながら壁まで引きずり壁に突き刺さった。
『こちらの矛盾勝負は私の勝ちですね』
壁に激突した衝撃と手と足を貫かれた痛みで気を失った天蓋。
天蓋があまり動き回るタイプではなく、恋歌の力では防壁を破る事はできないと思っていたからこそ早く決着をつける事ができた。
刀と脇差を戻した恋歌は、ファットガムの方を見ると乱波の連打をその身に受けているところだった。
『・・・・』
気のせいかもしれないが、一瞬ファットガムと視線が交わったような気がして、乱波とファットガムの方に足を向ける。
『(パワー系の相手に私ができることはただ一つ)』
乱「あ!?」
フ「恋歌!?」
髪飾りを1本抜いて乱波の顔付近で爆発させ、一瞬攻撃が止まった瞬間にファットガムと乱波の間に滑り込む。
乱「邪魔をするな!!」
『(思ったより強・・・!!)』
勝負の邪魔をされた乱波が恋歌を殴り飛ばそうと、連打を撃ってくるが避けるか脇差で力をどこかに逃がして直撃を防がれる。
乱「これだから武器を持ってる奴は嫌いなんだ!!」
もともとパワー系の個性の持ち主とは相性の悪い恋歌は、力を逃がしてはいるもののみしみしと腕が軋む音が鳴っているのがわかった。
フ「(あともう少し・・・!)」
『しまっ・・・!』
脇差を握る力が弱まったのか、乱波に脇差を弾き飛ばされ止めとばかりに大きく振りかぶられた。
『!!』
新しく刀を抜くより早く今度は恋歌と乱波の間に切島が入り込んできた。
フ「レッド・・・」
最初は1発で吹き飛んでいた切島は乱波の連打に耐えている。
『切島君・・・!』
乱「おまえ!!良いな!!!」
切「あああああああああああ!!」
割れたところから新たに硬めていき、切島は乱波の連打を受け切った。
力尽きて倒れる切島をファットガムが受け止め、右拳を握りしめる。
フ「まさか逆に守られるとは・・・
なんて言うんは失礼やな・・・
おおきに!!ええ矛になったわ!!
敗因一つや!!
あまく見とった!!俺も!!おまえらも!!
レッドライオットっちゅうヒーローの漢気を!」
乱波に溜めた衝撃を放つと、受け切れなかった乱波が大きなクレーターを作って壁に激突した。
フ「ホコタテ勝負
こっちの勝ちや!!」
『切島君・・・』
フ「意識あるか!」
ファットガムに支えられながら苦しそうに息をする切島に声をかける。
切「・・・誰すか」
フ「ファットさんや!
結果にコミットしてん
流れでわかって!」
『ファットどこかで手当てできないですか?』
明らかに重傷な切島を止血だけでもした方がいいと言うが、2人とも手当てできるものは持ち合わせていない。