23話
夢小説設定
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コスチュームを新しくして数日後。
放課後を見計らったかのようにファットガムから電話がかかってきた。
フ「おう、久しぶりやな!
元気にしてたか?」
『お久しぶりです
はい、ファットもお変わりないですか?』
フ「俺は恋歌の声聞いただけで元気出るで!!」
調子のいいファットガムと冗談をかわしながら、今日電話してきた要件を聞くと急に声音が変わった。
フ「前こっち来てくれた時に頼みたいことがあるかもって話してたの覚えてるか?」
『はい、覚えてますよ
危険な仕事ってやつですよね』
居酒屋から事務所までの道のりでファットガムに言われた言葉だ。
フ「それの件で電話したんや
今度その内容についてプロヒーロー集めて会議すんねん
できたら恋歌も参加してほしいんや」
『まだ協力すると決定したわけでもないのにですか?』
フ「俺としては協力してほしいところやけど、ひとまずは内容を聞いてから判断してほしいんや
イレイザーもこの作戦に入ってる
それだけで来る価値はあると思うで」
恋歌が戦う理由は大事な人の為。
それを知っているからこそここで相澤の名前を出す。
それが卑怯だとわかっていても。
『私の扱いをよく御存じですね』
フ「俺と恋歌の仲やんか
詳細はメールしとくからな」
『わかりました』
電話を切った直後にファットガムから会議の会場及び日程、そしてそれに参加するプロヒーローの名前が記載されていた。
『(グラントリノも参加するんだ・・・
あとは・・・緑谷君のインターン先のプロヒーローに、蛙吹さんと麗日さんのインターン先のプロヒーローぐらいしかわからないな・・・)』
相澤の名前もしっかり書いており、話を聞くだけなら行ってもいいかと思ったが、念のため相澤に相談してみる事にする。
近くに相澤がいないので、電話をするとすぐに出てくれた。
『あのさ、さっきファットから電話があって今度兄さんが参加する会議の事言われたんだけど・・・・』
相「ああ・・・あれな
お前も呼ばれてんのか?」
『一応ね
参加するかしないかはその会議で内容を見てから考えてくれればいいから、取り敢えず会議には来て欲しいって言われただけだけど』
相「・・・まぁ、会議に参加する分には俺は何も言う事はない
けどな、プロヒーローたちが集まる場にプロヒーローでないお前が参加するならそれなりの覚悟で来い
今までみたいにプロヒーローじゃないからじゃ片付けられない事もある」
相澤が言っていることは正しい。
プロの世界に会議だけとはいえ足を踏み入れるということは、安易に引き返したりもできない。
そういう世界でプロヒーローは戦っている。
資格を有してはいるが、一般市民である恋歌が気軽に参加していい場所ではない。
『うん、大丈夫
ちゃんとわかってるよ』
相「ならいい
日程や場所は知ってるのか?」
『さっきファットからメールもらった』
相「じゃあそれまでに決めろ」
『わかった』
電話を切った後、相澤に言われたことをもう一度心の中で繰り返し、自分がこの会議に行く意味を考える。
『(この間関西に行った時に撃たれた個性の使えなくなる銃弾
それが関わってるかもしれないって前に言ってた
前は大丈夫だったけど、切島君やA組のみんなにも危害が及ぶかもしれない
兄さんだってプロヒーローとして参加するからには危険な仕事なんだろうけど・・・
止めなかった
参加する意味だけを考えろって言ってくれた
なら・・・私は守るために行く
行って私に出来る事をしよう)』
放課後を見計らったかのようにファットガムから電話がかかってきた。
フ「おう、久しぶりやな!
元気にしてたか?」
『お久しぶりです
はい、ファットもお変わりないですか?』
フ「俺は恋歌の声聞いただけで元気出るで!!」
調子のいいファットガムと冗談をかわしながら、今日電話してきた要件を聞くと急に声音が変わった。
フ「前こっち来てくれた時に頼みたいことがあるかもって話してたの覚えてるか?」
『はい、覚えてますよ
危険な仕事ってやつですよね』
居酒屋から事務所までの道のりでファットガムに言われた言葉だ。
フ「それの件で電話したんや
今度その内容についてプロヒーロー集めて会議すんねん
できたら恋歌も参加してほしいんや」
『まだ協力すると決定したわけでもないのにですか?』
フ「俺としては協力してほしいところやけど、ひとまずは内容を聞いてから判断してほしいんや
イレイザーもこの作戦に入ってる
それだけで来る価値はあると思うで」
恋歌が戦う理由は大事な人の為。
それを知っているからこそここで相澤の名前を出す。
それが卑怯だとわかっていても。
『私の扱いをよく御存じですね』
フ「俺と恋歌の仲やんか
詳細はメールしとくからな」
『わかりました』
電話を切った直後にファットガムから会議の会場及び日程、そしてそれに参加するプロヒーローの名前が記載されていた。
『(グラントリノも参加するんだ・・・
あとは・・・緑谷君のインターン先のプロヒーローに、蛙吹さんと麗日さんのインターン先のプロヒーローぐらいしかわからないな・・・)』
相澤の名前もしっかり書いており、話を聞くだけなら行ってもいいかと思ったが、念のため相澤に相談してみる事にする。
近くに相澤がいないので、電話をするとすぐに出てくれた。
『あのさ、さっきファットから電話があって今度兄さんが参加する会議の事言われたんだけど・・・・』
相「ああ・・・あれな
お前も呼ばれてんのか?」
『一応ね
参加するかしないかはその会議で内容を見てから考えてくれればいいから、取り敢えず会議には来て欲しいって言われただけだけど』
相「・・・まぁ、会議に参加する分には俺は何も言う事はない
けどな、プロヒーローたちが集まる場にプロヒーローでないお前が参加するならそれなりの覚悟で来い
今までみたいにプロヒーローじゃないからじゃ片付けられない事もある」
相澤が言っていることは正しい。
プロの世界に会議だけとはいえ足を踏み入れるということは、安易に引き返したりもできない。
そういう世界でプロヒーローは戦っている。
資格を有してはいるが、一般市民である恋歌が気軽に参加していい場所ではない。
『うん、大丈夫
ちゃんとわかってるよ』
相「ならいい
日程や場所は知ってるのか?」
『さっきファットからメールもらった』
相「じゃあそれまでに決めろ」
『わかった』
電話を切った後、相澤に言われたことをもう一度心の中で繰り返し、自分がこの会議に行く意味を考える。
『(この間関西に行った時に撃たれた個性の使えなくなる銃弾
それが関わってるかもしれないって前に言ってた
前は大丈夫だったけど、切島君やA組のみんなにも危害が及ぶかもしれない
兄さんだってプロヒーローとして参加するからには危険な仕事なんだろうけど・・・
止めなかった
参加する意味だけを考えろって言ってくれた
なら・・・私は守るために行く
行って私に出来る事をしよう)』