22話
夢小説設定
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寮に戻ると外で緑谷と飯田が2人でトレーニングをしているのが見えた為声をかけにいく。
緑「あ、おかえりなさい」
『ただいま
なにしてるの?』
緑「飯田君にいろいろアドバイスを貰いながらシュートスタイルの練習です」
飯田の蹴りを見て自分なりにできていないところをノートに書いて、形を変えていこうとしているらしい。
『ねぇ、ちょっとだけ相手してくれる?』
緑「ぼ、僕がですか!?」
『うん
さっきも試してきたけどせっかくコスチューム着てるしね』
近接格闘の訓練をするのに緑谷の個性はうってつけだ。
突然の申し出に驚いていたが、緑谷には断る理由はなかった。
『今日は個性ありでいいよ
一応周りには気をつけて』
緑「わかりました
お願いします」
飯「轟君は恋歌先生がこれだけ強いとプレッシャーだな」
目の前で繰り広げられる組手に、焦凍と飯田は釘付けになりながら話をする。
個性を使う緑谷にほぼ足技だけで対応している恋歌は、今日コスチュームを変更したとは思えないほど使いこなせている。
焦「たしかにな
けどまぁこうやって強い方が変なやつとかに絡まれた時は大丈夫なんじゃねぇかって思えるからそんなに悪いもんでもねぇよ
今なんかは特に四六時中一緒ってわけにもいかねぇしな」
飯「そういう考えもある、か・・・
いつか俺たちが恋歌先生を守れるようになるんだろうか」
いつも守って怪我をする恋歌を、いつかは守れるようにとは思うが今のところ随分先の夢のような話な気がする。
焦「守れるようになってみせる
俺はヒーローになって恋歌のスポンサーにもならねぇといけなくなったからな」
飯「スポンサー?
どういうことだ?」
焦凍の言っている意味がわからず、飯田は首を傾げるが焦凍は秘密だと笑って誤魔化した。
緑「ちょっ、ちょっとだけ・・・休憩を・・・」
フルカウルを長時間使用し続け、更に自分よりスピードがある恋歌を相手に神経を集中させすぎた為、先に緑谷がバテた。
仰向けに倒れた緑谷の横に腰を下ろし、隅の方に避けていた焦凍と飯田を手招きで近くに呼ぶ。
『どうだった?』
焦「問題ねぇと思う
やっぱりいつもより速くなってる」
飯「たしかに
新しいコスチュームに変更されてよかったのではないですか?」
『そうだね
今まで膝に何かあるっていうのが嫌いだったんだけど、これなら大丈夫そう
この草履も焦凍君が言ってたみたいに動きやすいし』
ヒールも高く近接戦闘には向かないかと思いきや、刀と同じ金属が使われている為、足技を使っている時に防御にも使用できた。
『違和感があるとしたらブーツより薄くなったから、自分の足で蹴ってるって感じが強くなったことかなー』
足をぺちぺちと叩きながら、感触を確認する。
焦「前のは・・・なんつーか恋歌が履くにしてはごつくて無理してるって感じがしてたから俺はこっちの方がいいと思う」
『そんな感じ出てた?』
そんなつもりはなかったのだが、焦凍にはそう見えていたらしく、小さく頷かれた。
緑「けど、今のも前と変わらないぐらいの威力ありましたよ」
息を整えた緑谷が体を起こし、今戦ったことをメモするためにノートを開く。
『じゃあ前と同じ機能がついてるってのはほんとなんだね
こんな薄いの1枚でどうにかなるなんて』
焦「これで骨折しねぇ機能とかつけらんねぇのか?」
『あはは、それは無理じゃないかな
それに私が欲しいのはあくまで筋力サポート
防具じゃない』
恋歌は自分を守る為ではなく、戦う為にコスチュームを考える。
『でも発目さんが骨折しにくいように強度を上げてくれたって言ってたし大丈夫だよ、きっと』
戦闘になれば必ずと言っていい程恋歌は骨折をする。
相手が強敵ばかりだったので無理もないかもしれないが、防具をつけて防げるなら防いで欲しいとは思っている。
焦「あんま無茶すんなよ」
『うん、ありがとう』
飯「ところで恋歌先生、少し頼みごとがあるのですが・・・」
『飯田君が私に頼みごとなんて珍しいね
どうしたの?』
飯「俺も緑谷君のように訓練して貰えないでしょうか?」
『い、いけど・・・
急にどうしたの?』
そんな頼みごとを飯田からされると思わず、ぽかんとした顔で飯田を見上げる。
飯「前から考えてはいたんです
個性は違えどやはりヒーローとして大事なのは身体強化
俺も自分の筋力が上がればその分脚力もあがります
ですからいずれお願いしたいと思っておりました」
『飯田君が私のどこを見てそんなに過大評価してくれてるのかわからないけど、力になれるのならできることはするよ?』
"じゃあ今からやる?"と飯田に聞いてよいしょ、と立ち上がる。
飯「いいんですか?」
焦「じゃあ俺も頼む」
『焦凍君も?
まぁいいか
あ、けど飯田君と焦凍君は個性はここじゃ使わない方がいいかも』
焦「個性無しの方がいい
じゃあ飯田先やれよ」
飯「うむ
恋歌先生、お願いします」
緑「あ、おかえりなさい」
『ただいま
なにしてるの?』
緑「飯田君にいろいろアドバイスを貰いながらシュートスタイルの練習です」
飯田の蹴りを見て自分なりにできていないところをノートに書いて、形を変えていこうとしているらしい。
『ねぇ、ちょっとだけ相手してくれる?』
緑「ぼ、僕がですか!?」
『うん
さっきも試してきたけどせっかくコスチューム着てるしね』
近接格闘の訓練をするのに緑谷の個性はうってつけだ。
突然の申し出に驚いていたが、緑谷には断る理由はなかった。
『今日は個性ありでいいよ
一応周りには気をつけて』
緑「わかりました
お願いします」
飯「轟君は恋歌先生がこれだけ強いとプレッシャーだな」
目の前で繰り広げられる組手に、焦凍と飯田は釘付けになりながら話をする。
個性を使う緑谷にほぼ足技だけで対応している恋歌は、今日コスチュームを変更したとは思えないほど使いこなせている。
焦「たしかにな
けどまぁこうやって強い方が変なやつとかに絡まれた時は大丈夫なんじゃねぇかって思えるからそんなに悪いもんでもねぇよ
今なんかは特に四六時中一緒ってわけにもいかねぇしな」
飯「そういう考えもある、か・・・
いつか俺たちが恋歌先生を守れるようになるんだろうか」
いつも守って怪我をする恋歌を、いつかは守れるようにとは思うが今のところ随分先の夢のような話な気がする。
焦「守れるようになってみせる
俺はヒーローになって恋歌のスポンサーにもならねぇといけなくなったからな」
飯「スポンサー?
どういうことだ?」
焦凍の言っている意味がわからず、飯田は首を傾げるが焦凍は秘密だと笑って誤魔化した。
緑「ちょっ、ちょっとだけ・・・休憩を・・・」
フルカウルを長時間使用し続け、更に自分よりスピードがある恋歌を相手に神経を集中させすぎた為、先に緑谷がバテた。
仰向けに倒れた緑谷の横に腰を下ろし、隅の方に避けていた焦凍と飯田を手招きで近くに呼ぶ。
『どうだった?』
焦「問題ねぇと思う
やっぱりいつもより速くなってる」
飯「たしかに
新しいコスチュームに変更されてよかったのではないですか?」
『そうだね
今まで膝に何かあるっていうのが嫌いだったんだけど、これなら大丈夫そう
この草履も焦凍君が言ってたみたいに動きやすいし』
ヒールも高く近接戦闘には向かないかと思いきや、刀と同じ金属が使われている為、足技を使っている時に防御にも使用できた。
『違和感があるとしたらブーツより薄くなったから、自分の足で蹴ってるって感じが強くなったことかなー』
足をぺちぺちと叩きながら、感触を確認する。
焦「前のは・・・なんつーか恋歌が履くにしてはごつくて無理してるって感じがしてたから俺はこっちの方がいいと思う」
『そんな感じ出てた?』
そんなつもりはなかったのだが、焦凍にはそう見えていたらしく、小さく頷かれた。
緑「けど、今のも前と変わらないぐらいの威力ありましたよ」
息を整えた緑谷が体を起こし、今戦ったことをメモするためにノートを開く。
『じゃあ前と同じ機能がついてるってのはほんとなんだね
こんな薄いの1枚でどうにかなるなんて』
焦「これで骨折しねぇ機能とかつけらんねぇのか?」
『あはは、それは無理じゃないかな
それに私が欲しいのはあくまで筋力サポート
防具じゃない』
恋歌は自分を守る為ではなく、戦う為にコスチュームを考える。
『でも発目さんが骨折しにくいように強度を上げてくれたって言ってたし大丈夫だよ、きっと』
戦闘になれば必ずと言っていい程恋歌は骨折をする。
相手が強敵ばかりだったので無理もないかもしれないが、防具をつけて防げるなら防いで欲しいとは思っている。
焦「あんま無茶すんなよ」
『うん、ありがとう』
飯「ところで恋歌先生、少し頼みごとがあるのですが・・・」
『飯田君が私に頼みごとなんて珍しいね
どうしたの?』
飯「俺も緑谷君のように訓練して貰えないでしょうか?」
『い、いけど・・・
急にどうしたの?』
そんな頼みごとを飯田からされると思わず、ぽかんとした顔で飯田を見上げる。
飯「前から考えてはいたんです
個性は違えどやはりヒーローとして大事なのは身体強化
俺も自分の筋力が上がればその分脚力もあがります
ですからいずれお願いしたいと思っておりました」
『飯田君が私のどこを見てそんなに過大評価してくれてるのかわからないけど、力になれるのならできることはするよ?』
"じゃあ今からやる?"と飯田に聞いてよいしょ、と立ち上がる。
飯「いいんですか?」
焦「じゃあ俺も頼む」
『焦凍君も?
まぁいいか
あ、けど飯田君と焦凍君は個性はここじゃ使わない方がいいかも』
焦「個性無しの方がいい
じゃあ飯田先やれよ」
飯「うむ
恋歌先生、お願いします」