22話
夢小説設定
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発「できました!!」
リボンの結び方もマスターした頃に発目が恋歌と焦凍の間に入るようににゅっと現れた。
発目に渡された髪飾りは見た目が何も変わっていない。
『どうやって使うの?』
発「えーと、まずですね
ここにこうして・・・」
2つ穴の空いた飾りがついている髪ゴムを取り出して、簪のような花のついたものを空いている穴にいれる。
発「この状態で髪につけてください
で、これを抜いて投げればもう使えます」
『なるほど
でもこれ普通に外すときはどうするの?』
発「それはこの花の真ん中を押しながら外してもらって、すぐに穴に戻してもらえば大丈夫です!
攻撃に使うときは外してから約3秒後に爆発します
時間は調整可能なので、長かったり短かったりしたら言ってください
威力はかなり抑えました」
『どう思う?』
使い方はわかったが、使いやすさや使いどころについてはどうなのかと隣にいる焦凍に聞く。
焦「万が一恋歌が気絶とかして誰かがこの髪飾り抜いちまったら爆発するんじゃねぇか?」
『あ、ほんとだ』
外し方を知らなければ普通はただの髪飾りだと思って外してしまうだろう。
そうするとその場で爆発が起こってしまう。
発「んー、いいアイディアだと思ったんですが・・・
では外してスイッチを入れたら爆発にして、普通に外したときは何も起こらないということで」
『そっちの方が助かるね』
わかりました!と嬉しそうに髪飾りを持ってまた消えた発目は、数十分してまた現れた。
発「では、こちらで」
『ありがとう』
髪ゴムと簪を渡され、おまけだと言われ最初の威力の強い髪飾りも渡された。
発「せっかく作ったのでどうぞ!!」
『ありがとう、どこかで使えたら使うよ』
焦「もういいのか?」
『うん、付き合ってくれてありがとうね
帰ろうか』
少しでも慣れておこうとコスチュームのまま帰ることにして、着てきた服は焦凍が持ってくれた。
パ「恋歌
よかったな」
発目に再度礼を言って部屋から出て行こうとすると、パワーローダーが恋歌と焦凍を見て、ふっと笑った。
一言だけだったが、それが先日の見合い騒ぎの件だとすぐにわかった。
『はい、ありがとうございます』
全ての事情は知らないだろうが、気にかけてくれていた事が嬉しかったので笑顔で返事をして、今度こそ部屋から出て行った。
焦「どんどんコスチューム変わっていくな」
寮までの帰り道、ヒールが一番高いところで7センチほどある為、いつもより近い視線を感じながら最初のコスチュームを思い出す。
『もともと最初のはエンデヴァーさんと勝負をする為だけに考えたものだったからね
あれでも一応何年も考えたんだけど』
焦「そうか
けど今の方が似合ってる」
不意に優しく笑って褒めてきたので照れくさかったがありがとうと返事をする。
焦「最初のは・・・恋歌の戦闘スタイルとなるべく軽くっていう要望にはあってたのかもしれねぇが、ちょっと露出が多すぎだ」
『人前に出るって事もなにも考えてなかったからね
勝つ事だけを考えてた』
焦「知ってる、ありがとな
でもな、これからは俺も一緒に戦うから」
『うん、私もみんなを守る為にもう一度ちゃんと考えるよ
スポンサーも今はいっぱいいることだしね』
焦「・・・スポンサーだって俺がヒーローになったらなってやる」
拗ねたようにむっとした表情になる焦凍だが、現状ではどうしようもないことはわかっているし、そのスポンサーのおかげでいろいろとコスチュームの変更ができているので、強くは言えない。
『焦凍君がスポンサーかー
楽しみにしてるね』
その頃にまだここで働いているのかも、このコスチュームを着ることがあるのかもわからない。
今コスチュームを着るのはA組を守りたいから。
焦凍がヒーローになっているということはA組は全員卒業しているということ。
『(戦う理由がないなら私はどうするんだろ)』
ヒーローに今更なるというのもあまり考えていないが、焦凍の傍から離れるつもりもない。
しかし、命の危険と隣り合わせな職業で黙って待っているという事もできなのはわかっている。
『(今はこの子たちのために全力を出そう)』
いつか焦凍がヒーローになった時、助けに行けるように。
リボンの結び方もマスターした頃に発目が恋歌と焦凍の間に入るようににゅっと現れた。
発目に渡された髪飾りは見た目が何も変わっていない。
『どうやって使うの?』
発「えーと、まずですね
ここにこうして・・・」
2つ穴の空いた飾りがついている髪ゴムを取り出して、簪のような花のついたものを空いている穴にいれる。
発「この状態で髪につけてください
で、これを抜いて投げればもう使えます」
『なるほど
でもこれ普通に外すときはどうするの?』
発「それはこの花の真ん中を押しながら外してもらって、すぐに穴に戻してもらえば大丈夫です!
攻撃に使うときは外してから約3秒後に爆発します
時間は調整可能なので、長かったり短かったりしたら言ってください
威力はかなり抑えました」
『どう思う?』
使い方はわかったが、使いやすさや使いどころについてはどうなのかと隣にいる焦凍に聞く。
焦「万が一恋歌が気絶とかして誰かがこの髪飾り抜いちまったら爆発するんじゃねぇか?」
『あ、ほんとだ』
外し方を知らなければ普通はただの髪飾りだと思って外してしまうだろう。
そうするとその場で爆発が起こってしまう。
発「んー、いいアイディアだと思ったんですが・・・
では外してスイッチを入れたら爆発にして、普通に外したときは何も起こらないということで」
『そっちの方が助かるね』
わかりました!と嬉しそうに髪飾りを持ってまた消えた発目は、数十分してまた現れた。
発「では、こちらで」
『ありがとう』
髪ゴムと簪を渡され、おまけだと言われ最初の威力の強い髪飾りも渡された。
発「せっかく作ったのでどうぞ!!」
『ありがとう、どこかで使えたら使うよ』
焦「もういいのか?」
『うん、付き合ってくれてありがとうね
帰ろうか』
少しでも慣れておこうとコスチュームのまま帰ることにして、着てきた服は焦凍が持ってくれた。
パ「恋歌
よかったな」
発目に再度礼を言って部屋から出て行こうとすると、パワーローダーが恋歌と焦凍を見て、ふっと笑った。
一言だけだったが、それが先日の見合い騒ぎの件だとすぐにわかった。
『はい、ありがとうございます』
全ての事情は知らないだろうが、気にかけてくれていた事が嬉しかったので笑顔で返事をして、今度こそ部屋から出て行った。
焦「どんどんコスチューム変わっていくな」
寮までの帰り道、ヒールが一番高いところで7センチほどある為、いつもより近い視線を感じながら最初のコスチュームを思い出す。
『もともと最初のはエンデヴァーさんと勝負をする為だけに考えたものだったからね
あれでも一応何年も考えたんだけど』
焦「そうか
けど今の方が似合ってる」
不意に優しく笑って褒めてきたので照れくさかったがありがとうと返事をする。
焦「最初のは・・・恋歌の戦闘スタイルとなるべく軽くっていう要望にはあってたのかもしれねぇが、ちょっと露出が多すぎだ」
『人前に出るって事もなにも考えてなかったからね
勝つ事だけを考えてた』
焦「知ってる、ありがとな
でもな、これからは俺も一緒に戦うから」
『うん、私もみんなを守る為にもう一度ちゃんと考えるよ
スポンサーも今はいっぱいいることだしね』
焦「・・・スポンサーだって俺がヒーローになったらなってやる」
拗ねたようにむっとした表情になる焦凍だが、現状ではどうしようもないことはわかっているし、そのスポンサーのおかげでいろいろとコスチュームの変更ができているので、強くは言えない。
『焦凍君がスポンサーかー
楽しみにしてるね』
その頃にまだここで働いているのかも、このコスチュームを着ることがあるのかもわからない。
今コスチュームを着るのはA組を守りたいから。
焦凍がヒーローになっているということはA組は全員卒業しているということ。
『(戦う理由がないなら私はどうするんだろ)』
ヒーローに今更なるというのもあまり考えていないが、焦凍の傍から離れるつもりもない。
しかし、命の危険と隣り合わせな職業で黙って待っているという事もできなのはわかっている。
『(今はこの子たちのために全力を出そう)』
いつか焦凍がヒーローになった時、助けに行けるように。