22話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
初めは小さな違和感だった。
HRに相澤の手伝いでついて行ったとき、廊下ですれ違ったとき、相澤に用事があって職員室に来たとき、ヒーロー基礎学のとき、寮ですれ違ったとき、2人きりでいるとき。
『(??)』
焦「・・・・・」
なにか言いたげに数秒こちらを見るが、結局口を開くことはせずに黙るかどこかに行ってしまう。
喧嘩をしたというわけでもなく、普段は普通に話もする。
しかし、ふとした瞬間にその表情をしているのを見かけるようになった。
なにか言いたいことがあるのかと聞いてみても、はぐらかされるだけ。
緑「・・・ねぇ、轟君
聞きたいことがあるんだけど」
焦「?
なんだ」
緑「最近恋歌先生となにかあった?」
お昼休みの時間、食堂でいつも通り焦凍、緑谷、飯田の3人で昼食を摂っていると緑谷が焦凍の顔色をうかがいながら最近気になっている事を聞いてみる。
焦「・・・なにかっていうか、俺の問題なんだけどよ」
心配そうな顔をしてくれる友人に相談してみるべきかと、蕎麦を食べていた手を止めて話し始める。
焦「恋歌・・・俺のか、彼女がな、前にも増して可愛く見えんだよ・・・」
「「ん?」」
誰もが見惚れてしまいそうなほど綺麗な顔でため息をつきながら言った言葉は、緑谷と飯田の思考を一瞬停止させた。
恋歌との関係がバレない様に途中から彼女という単語を使ったが、その言葉を言う時若干照れていたのが周りにいた何人かの女子を赤面させたことに3人は気づいていない。
緑「えー、と
それの何が問題なの?」
飯「う、うむ
お付き合いしているのであればその感情は普通なのではないか?」
ただののろけを聞かされるのかと思ったが、焦凍は頭を抱えるようにして小さく”違ぇんだ”と呟く。
焦「なんつーか・・・襲いそうになるつーか・・・
俺の理性が試されてるんじゃねぇかって最近思う」
「「ぶっ・・・!」」
まさか焦凍の口からそんな言葉が出てくるとは予想しておらず、思わず食べていたものを吹き出しそうになったが、それは2人とも根性で耐えた。
緑「げほっ・・・
ち、ちなみにどういう時に?」
焦「そうだな・・・
最近は姿見かけただけでやべぇけど、一番はコスチューム着てる時だな
俺の色のコスチューム着てんの見ると、ああ俺のなんだって思うし
寮にいるときも2人きりになると急に押し倒したくなる時がある」
ちなみに焦凍は今までしてきていることはぎりぎりセーフだと思っている為、手を出しているとは思っていない。
緑「へ、へぇー・・・
そ、それで轟君はどうしたいの?」
そんな状況に陥った事のない緑谷と飯田はアドバイスのしようがない。
けれど、問題があると思っているという事は何かをなんとかしたいと思っているという事だ。
焦「前にそういうことはお互いの合意でやるもんだとか、付き合ってすぐにやることじゃねぇとか言ってた割に情けねぇなって
俺さ、あいつからしたらガキなんだよ
歳の事もそうだけど、我儘は絶対に聞いてくれっし、結構なんでも笑って許してくれる
だからこんな俺の欲求ばっか押し付けてていいのか不安でよ」
飯「轟君は大事にしたいと言っていたもんな
俺はまだそういった相手はいないが、そういうお互いのことは相談して決めるべきだと思うぞ」
焦「相談か・・・」
飯「そうだ
それにあの方なら嫌な事は嫌だと素直に言うと思う」
緑「僕もそう思うよ
いくら優しくても轟君の頼みだからって嫌な事をしたりするような人じゃないってのは君もわかってるだろ?」
焦「それもそうだな
ありがとな、直接聞いてみる」
(((話の内容ピュアすぎだろ・・・)))
ほわほわとマイナスイオンでも出ていそうな空間を、焦凍の付き合っている相手を知っているA組は、焦凍の相談内容に対しての返答が純粋すぎるともやもやしていた。
HRに相澤の手伝いでついて行ったとき、廊下ですれ違ったとき、相澤に用事があって職員室に来たとき、ヒーロー基礎学のとき、寮ですれ違ったとき、2人きりでいるとき。
『(??)』
焦「・・・・・」
なにか言いたげに数秒こちらを見るが、結局口を開くことはせずに黙るかどこかに行ってしまう。
喧嘩をしたというわけでもなく、普段は普通に話もする。
しかし、ふとした瞬間にその表情をしているのを見かけるようになった。
なにか言いたいことがあるのかと聞いてみても、はぐらかされるだけ。
緑「・・・ねぇ、轟君
聞きたいことがあるんだけど」
焦「?
なんだ」
緑「最近恋歌先生となにかあった?」
お昼休みの時間、食堂でいつも通り焦凍、緑谷、飯田の3人で昼食を摂っていると緑谷が焦凍の顔色をうかがいながら最近気になっている事を聞いてみる。
焦「・・・なにかっていうか、俺の問題なんだけどよ」
心配そうな顔をしてくれる友人に相談してみるべきかと、蕎麦を食べていた手を止めて話し始める。
焦「恋歌・・・俺のか、彼女がな、前にも増して可愛く見えんだよ・・・」
「「ん?」」
誰もが見惚れてしまいそうなほど綺麗な顔でため息をつきながら言った言葉は、緑谷と飯田の思考を一瞬停止させた。
恋歌との関係がバレない様に途中から彼女という単語を使ったが、その言葉を言う時若干照れていたのが周りにいた何人かの女子を赤面させたことに3人は気づいていない。
緑「えー、と
それの何が問題なの?」
飯「う、うむ
お付き合いしているのであればその感情は普通なのではないか?」
ただののろけを聞かされるのかと思ったが、焦凍は頭を抱えるようにして小さく”違ぇんだ”と呟く。
焦「なんつーか・・・襲いそうになるつーか・・・
俺の理性が試されてるんじゃねぇかって最近思う」
「「ぶっ・・・!」」
まさか焦凍の口からそんな言葉が出てくるとは予想しておらず、思わず食べていたものを吹き出しそうになったが、それは2人とも根性で耐えた。
緑「げほっ・・・
ち、ちなみにどういう時に?」
焦「そうだな・・・
最近は姿見かけただけでやべぇけど、一番はコスチューム着てる時だな
俺の色のコスチューム着てんの見ると、ああ俺のなんだって思うし
寮にいるときも2人きりになると急に押し倒したくなる時がある」
ちなみに焦凍は今までしてきていることはぎりぎりセーフだと思っている為、手を出しているとは思っていない。
緑「へ、へぇー・・・
そ、それで轟君はどうしたいの?」
そんな状況に陥った事のない緑谷と飯田はアドバイスのしようがない。
けれど、問題があると思っているという事は何かをなんとかしたいと思っているという事だ。
焦「前にそういうことはお互いの合意でやるもんだとか、付き合ってすぐにやることじゃねぇとか言ってた割に情けねぇなって
俺さ、あいつからしたらガキなんだよ
歳の事もそうだけど、我儘は絶対に聞いてくれっし、結構なんでも笑って許してくれる
だからこんな俺の欲求ばっか押し付けてていいのか不安でよ」
飯「轟君は大事にしたいと言っていたもんな
俺はまだそういった相手はいないが、そういうお互いのことは相談して決めるべきだと思うぞ」
焦「相談か・・・」
飯「そうだ
それにあの方なら嫌な事は嫌だと素直に言うと思う」
緑「僕もそう思うよ
いくら優しくても轟君の頼みだからって嫌な事をしたりするような人じゃないってのは君もわかってるだろ?」
焦「それもそうだな
ありがとな、直接聞いてみる」
(((話の内容ピュアすぎだろ・・・)))
ほわほわとマイナスイオンでも出ていそうな空間を、焦凍の付き合っている相手を知っているA組は、焦凍の相談内容に対しての返答が純粋すぎるともやもやしていた。