21話
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ファットガムは恋歌の付き合っている人が誰かわかり衝撃を受けたが、昨日も一昨日も幸せそうな顔をしていた。
しかも切島もファットガムに勝ち目はないと断言できるほど。
フ「(年下なぁー・・・
しかもあのエンデヴァーの息子て・・・)」
見せてもらった写真は写っている2人とも幸せそうだった。
どんな経緯で付き合う事になったかはわからないが、恋歌に対する心配事がもう一つ増えた。
『まだ帰れないんですか?』
フ「ん?
ああ、全員が護送車に乗ったら帰れるで
あともうちょっとやな」
ちらっと警察がいる方を見ればあと10人程度で全員が車に入り終わる。
『ヒーローって最後までいないといけないんですね』
フ「万が一逃げ出しでもしたらあかんからな」
最初から最後までいたのは初めてのため、いつのタイミングで帰ってもいいのかわからない。
『なるほど
あんな風にですか?』
フ「え?」
恋歌が指をさした方には警察を振り切って走り去ろうとしている男の姿が。
フ「ええ!?
もっとはよ言わな!!」
『すいません
(距離はそんなに離れてないし)
ファット、どいてください』
フ「は?」
追いかけようとするファットガムを止め、鉛と腰につけたポーチからくないを取り出して空中に投げる。
『(狙いは足!)』
刀ではなく脇差を抜き、鉛は峰で撃ち、くないは切っ先に引掛けて男の足目掛けて脇差を振り切った。
「ってぇ!!」
鉛は男のふくらはぎに当たり、くないはズボンの裾を地面に縫い付け、べしゃっと男は転んだ。
フ「・・・・もうなんでもありやん」
『(爆豪君にアドバイスもらったからくない入れてみたけど使えるとこ限られてくるかな・・・)』
試しに使ってみようと思い入れていたのだが、くないはひとつひとつが大きく個数が持てない。
使いどころを考えるか持たないかを少し考えようと思っていると、ファットガムが小さくため息をついていることに気づいた。
フ「俺いいとこなしやなぁ・・・」
『そんなことないですよ
私の方の負担が少なかったのはファットがたくさん暴れてくれたおかげですから』
フ「え、そう?
なんや照れるわぁー」
照れくさそうな顔をしながら頭をがしがしとかいているファットガムは、くないを回収しに行った恋歌の背中を見つめる。
フ「(こらあの作戦に連れて行ったらいい働きしてくれそうや・・・
イレイザーに頼んでみよか・・・)」
先ほどの男以外は脱走をしようとする者もおらず、無事に全員が警察に護送されていった。
フ「ほな一回事務所帰って着替えたら飯行こか」
『はい』
サイドキック達の作戦もうまくいったようで、今日はファットガムの奢りで打ち上げをしようということになった。
フ「じゃあみんなお疲れさん!」
ファットガムの乾杯の音頭と一緒に打ち上げという名の飲み会が始まった。
恋歌は呼ばれたはいいが、居場所がなく端っこで一人でちびちびとお酒を飲んでいる。
『(今日は帰らないとな
えっと、最悪何時に出たら間に合うんだろう・・・)』
一度事務所に戻ってコスチュームや刀も持って出ないといけないため、携帯で電車の時間を調べようとしていると、何人かのサイドキックがわらわらと恋歌の周りに集まってきた。
「あんたもお疲れさん!」
『あ、ありがとうございます』
「ファットに聞いたで
すごい活躍してくれたんやってな!」
『いえ、そんなことは・・・』
まさかちょっと新技や新しい武器の実験に使ったとも言えず、あいまいに返事を返しておく。
「このままファットの事務所にサイドキックとして来たらいいやん!」
「それいいな!
女の子少ないし!」
『あ、いえ私はプロヒーローじゃないので・・・』
「「「ええ!?」」」
「なんで強いのにプロヒーローにならへんの!?」
「もったいない!!」
『あー・・・ちょっと事情がありまして、』
関西のノリなのか、お酒の席でのノリなのかわからないがぐいぐいくるサイドキック達に困ったような笑みを浮かべていると、サイドキック達に拳骨が落とされた。
フ「人様の事情にほいほい首突っ込むな
恋歌が困っとるやろ」
「「「す、すいません・・・」」」
ファットガムに怒られて退散していくサイドキック達。
それを見届けてファットガムは恋歌の横に腰を下ろした。
フ「悪かったな
あいつらも悪気があって言うたわけとちゃうねんで?」
『わかってます
気を遣ってもらって申し訳ないです・・・』
自分の都合でプロヒーローになってないだけで、そんな事他人からしたらどうでもいいことだという事もわかっている。
フ「ほんまに謙遜しかせんなぁ
けど、気が向いたら俺は大歓迎やからな
いつでも待ってるで!」
『・・・ありがとうございます』
フ「(サイドキックとしてやなくてもいいねんけどな・・・)」
しかも切島もファットガムに勝ち目はないと断言できるほど。
フ「(年下なぁー・・・
しかもあのエンデヴァーの息子て・・・)」
見せてもらった写真は写っている2人とも幸せそうだった。
どんな経緯で付き合う事になったかはわからないが、恋歌に対する心配事がもう一つ増えた。
『まだ帰れないんですか?』
フ「ん?
ああ、全員が護送車に乗ったら帰れるで
あともうちょっとやな」
ちらっと警察がいる方を見ればあと10人程度で全員が車に入り終わる。
『ヒーローって最後までいないといけないんですね』
フ「万が一逃げ出しでもしたらあかんからな」
最初から最後までいたのは初めてのため、いつのタイミングで帰ってもいいのかわからない。
『なるほど
あんな風にですか?』
フ「え?」
恋歌が指をさした方には警察を振り切って走り去ろうとしている男の姿が。
フ「ええ!?
もっとはよ言わな!!」
『すいません
(距離はそんなに離れてないし)
ファット、どいてください』
フ「は?」
追いかけようとするファットガムを止め、鉛と腰につけたポーチからくないを取り出して空中に投げる。
『(狙いは足!)』
刀ではなく脇差を抜き、鉛は峰で撃ち、くないは切っ先に引掛けて男の足目掛けて脇差を振り切った。
「ってぇ!!」
鉛は男のふくらはぎに当たり、くないはズボンの裾を地面に縫い付け、べしゃっと男は転んだ。
フ「・・・・もうなんでもありやん」
『(爆豪君にアドバイスもらったからくない入れてみたけど使えるとこ限られてくるかな・・・)』
試しに使ってみようと思い入れていたのだが、くないはひとつひとつが大きく個数が持てない。
使いどころを考えるか持たないかを少し考えようと思っていると、ファットガムが小さくため息をついていることに気づいた。
フ「俺いいとこなしやなぁ・・・」
『そんなことないですよ
私の方の負担が少なかったのはファットがたくさん暴れてくれたおかげですから』
フ「え、そう?
なんや照れるわぁー」
照れくさそうな顔をしながら頭をがしがしとかいているファットガムは、くないを回収しに行った恋歌の背中を見つめる。
フ「(こらあの作戦に連れて行ったらいい働きしてくれそうや・・・
イレイザーに頼んでみよか・・・)」
先ほどの男以外は脱走をしようとする者もおらず、無事に全員が警察に護送されていった。
フ「ほな一回事務所帰って着替えたら飯行こか」
『はい』
サイドキック達の作戦もうまくいったようで、今日はファットガムの奢りで打ち上げをしようということになった。
フ「じゃあみんなお疲れさん!」
ファットガムの乾杯の音頭と一緒に打ち上げという名の飲み会が始まった。
恋歌は呼ばれたはいいが、居場所がなく端っこで一人でちびちびとお酒を飲んでいる。
『(今日は帰らないとな
えっと、最悪何時に出たら間に合うんだろう・・・)』
一度事務所に戻ってコスチュームや刀も持って出ないといけないため、携帯で電車の時間を調べようとしていると、何人かのサイドキックがわらわらと恋歌の周りに集まってきた。
「あんたもお疲れさん!」
『あ、ありがとうございます』
「ファットに聞いたで
すごい活躍してくれたんやってな!」
『いえ、そんなことは・・・』
まさかちょっと新技や新しい武器の実験に使ったとも言えず、あいまいに返事を返しておく。
「このままファットの事務所にサイドキックとして来たらいいやん!」
「それいいな!
女の子少ないし!」
『あ、いえ私はプロヒーローじゃないので・・・』
「「「ええ!?」」」
「なんで強いのにプロヒーローにならへんの!?」
「もったいない!!」
『あー・・・ちょっと事情がありまして、』
関西のノリなのか、お酒の席でのノリなのかわからないがぐいぐいくるサイドキック達に困ったような笑みを浮かべていると、サイドキック達に拳骨が落とされた。
フ「人様の事情にほいほい首突っ込むな
恋歌が困っとるやろ」
「「「す、すいません・・・」」」
ファットガムに怒られて退散していくサイドキック達。
それを見届けてファットガムは恋歌の横に腰を下ろした。
フ「悪かったな
あいつらも悪気があって言うたわけとちゃうねんで?」
『わかってます
気を遣ってもらって申し訳ないです・・・』
自分の都合でプロヒーローになってないだけで、そんな事他人からしたらどうでもいいことだという事もわかっている。
フ「ほんまに謙遜しかせんなぁ
けど、気が向いたら俺は大歓迎やからな
いつでも待ってるで!」
『・・・ありがとうございます』
フ「(サイドキックとしてやなくてもいいねんけどな・・・)」