21話
夢小説設定
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事務所に着くと数人のヒーロー達が紙を広げて何かを話しているところだった。
「あ、ファット!やっと帰って・・・
そちらの方は?」
フ「今回協力してくれる恋歌先生や!」
「「「先生?」」」
『初めまして
普段は雄英高校で事務員をしてます
宜しくお願いします』
ぺこりと頭を下げると数人からよろしくと返事が返ってきた。
フ「んで、どうや」
「やっぱり突入後に機動力が足りないですね・・・」
さっきまでの雰囲気とは一変して、すっと真面目な顔になったファットガムはサイドキック達に作戦の内容を確認している。
フ「ここを俺一人で行ってもあかんか?」
「・・・厳しいかと
もう一人攻撃特化型の個性の持ち主がいればそれがベストです」
フ「・・・ほな、恋歌先生一緒に行こか」
『?』
「「「!?」」」
話の内容が全く分からないので黙って聞いていたのだが、急に名前を言われて顔をあげるとサイドキックたちが驚いた顔をしていた。
『何をすればいいんですか?』
フ「簡単に言えば特攻やな
俺が突っ込んでいって敵の撹乱、引付、捕獲をするんやけど情報ではかなりの人数おるらしくてな
ほんまは俺一人でやるつもりやってんけど一人じゃどーも無理っぽいねん」
『じゃあ私がすることはファットガムさんと一緒に攻撃と捕獲ってことですか?』
フ「そういうことや
ただな、相手も違法輸入の武器とか持ってる可能性もあるし、個性もどんなんかわからん
一番危険な場所やねん
それでもええか?」
『・・・断言はできませんが、なんとかします』
フ「よっしゃ、決まりやな」
「ええんか!?
あんたの個性がなんなんか知らんが相当危険やねんで!?」
ファットガムと恋歌の間だけで成立していく会話に一人のサイドキックが待ったをかける。
危険すぎるが故にファットガム以外に誰も配置できなかった場所。
それを急に来た女ができるのかと。
フ「大丈夫や
いざとなったら俺もおるし、な?」
『そうですね』
作戦内容を変更するつもりのない2人を何回か説得をしてみたが、変更はされず明日の本番を待つことになった。
作戦会議も終了し、サイドキック達はパトロールに出かけたり帰宅したりしてまた事務所にはファットガムと恋歌の二人きり。
恋歌はもう眠るだけだが、昨日と同じく出来る仕事はやっておこうとパソコンで作業をしている。
フ「急にこないなことなってすまんなぁ」
『別にいいですよ
いろいろ訓練にもなるんで
ひとつ聞きたいことがあるんですけどいいですか?』
フ「お、珍しいな
なに?」
『どうして攻撃が必要な場所に私を配置しようと思ったんですか?』
恋歌が疑問に思ったのはファットガムが攻撃特化型の個性が必要とされる場所に何のためらいもなく恋歌を配置したこと。
神野の件はあまり知らなさそうだし、攻撃をしているところを見られたこともない。
個性を知っているのであれば、普通はそんなところに恋歌を配置しようとは考えるはずもない。
フ「直感やな」
『直感ですか?』
フ「あんた謙遜しとるけどかなり強いやろ」
『・・・どうしてそう思います?』
フ「今日あの子が持っとった石の人形
あんなもん作れるなんて相当刀の扱いに慣れとらんと無理や
しかもあの子がなんの疑いもなくそれを恋歌先生の個性と思えるほどにな」
『普通の人より刀の扱いに慣れているかと言われれば、一応武器なので慣れてるとは思いますよ
けど、結局強い個性の前では私は無力です
だから強くはありません
買いかぶり過ぎです』
フ「ほななんでさっきの話受けたん?」
『私と一番相性が悪いのがパワー型の個性なんです
ファットガムさんと一緒ならそれも大丈夫かなと思いまして』
その恋歌の言葉を聞いて、ファットガムは嬉しそうににぱっと笑った。
信じてくれているのだとわかったから。
フ「任しとき!」
『あ、それからお願いが』
フ「なんや?」
『恋歌”先生”って生徒以外に呼ばれるの慣れてないんで普通に呼び捨てで呼んでください
一応登録も”恋歌”でしてありますし』
フ「おう、わかったで
ほな恋歌も俺の事ファットでええで
”ファットガムさん”なんてむず痒いわ」
『はい、わかりました
ファット』
恋歌にそう呼ばれて、”ファットガムさん”と呼ばれた時よりむず痒い気がしたが、ちょっとでも近づけたような感じがしたのでまぁいいかと笑った。
「あ、ファット!やっと帰って・・・
そちらの方は?」
フ「今回協力してくれる恋歌先生や!」
「「「先生?」」」
『初めまして
普段は雄英高校で事務員をしてます
宜しくお願いします』
ぺこりと頭を下げると数人からよろしくと返事が返ってきた。
フ「んで、どうや」
「やっぱり突入後に機動力が足りないですね・・・」
さっきまでの雰囲気とは一変して、すっと真面目な顔になったファットガムはサイドキック達に作戦の内容を確認している。
フ「ここを俺一人で行ってもあかんか?」
「・・・厳しいかと
もう一人攻撃特化型の個性の持ち主がいればそれがベストです」
フ「・・・ほな、恋歌先生一緒に行こか」
『?』
「「「!?」」」
話の内容が全く分からないので黙って聞いていたのだが、急に名前を言われて顔をあげるとサイドキックたちが驚いた顔をしていた。
『何をすればいいんですか?』
フ「簡単に言えば特攻やな
俺が突っ込んでいって敵の撹乱、引付、捕獲をするんやけど情報ではかなりの人数おるらしくてな
ほんまは俺一人でやるつもりやってんけど一人じゃどーも無理っぽいねん」
『じゃあ私がすることはファットガムさんと一緒に攻撃と捕獲ってことですか?』
フ「そういうことや
ただな、相手も違法輸入の武器とか持ってる可能性もあるし、個性もどんなんかわからん
一番危険な場所やねん
それでもええか?」
『・・・断言はできませんが、なんとかします』
フ「よっしゃ、決まりやな」
「ええんか!?
あんたの個性がなんなんか知らんが相当危険やねんで!?」
ファットガムと恋歌の間だけで成立していく会話に一人のサイドキックが待ったをかける。
危険すぎるが故にファットガム以外に誰も配置できなかった場所。
それを急に来た女ができるのかと。
フ「大丈夫や
いざとなったら俺もおるし、な?」
『そうですね』
作戦内容を変更するつもりのない2人を何回か説得をしてみたが、変更はされず明日の本番を待つことになった。
作戦会議も終了し、サイドキック達はパトロールに出かけたり帰宅したりしてまた事務所にはファットガムと恋歌の二人きり。
恋歌はもう眠るだけだが、昨日と同じく出来る仕事はやっておこうとパソコンで作業をしている。
フ「急にこないなことなってすまんなぁ」
『別にいいですよ
いろいろ訓練にもなるんで
ひとつ聞きたいことがあるんですけどいいですか?』
フ「お、珍しいな
なに?」
『どうして攻撃が必要な場所に私を配置しようと思ったんですか?』
恋歌が疑問に思ったのはファットガムが攻撃特化型の個性が必要とされる場所に何のためらいもなく恋歌を配置したこと。
神野の件はあまり知らなさそうだし、攻撃をしているところを見られたこともない。
個性を知っているのであれば、普通はそんなところに恋歌を配置しようとは考えるはずもない。
フ「直感やな」
『直感ですか?』
フ「あんた謙遜しとるけどかなり強いやろ」
『・・・どうしてそう思います?』
フ「今日あの子が持っとった石の人形
あんなもん作れるなんて相当刀の扱いに慣れとらんと無理や
しかもあの子がなんの疑いもなくそれを恋歌先生の個性と思えるほどにな」
『普通の人より刀の扱いに慣れているかと言われれば、一応武器なので慣れてるとは思いますよ
けど、結局強い個性の前では私は無力です
だから強くはありません
買いかぶり過ぎです』
フ「ほななんでさっきの話受けたん?」
『私と一番相性が悪いのがパワー型の個性なんです
ファットガムさんと一緒ならそれも大丈夫かなと思いまして』
その恋歌の言葉を聞いて、ファットガムは嬉しそうににぱっと笑った。
信じてくれているのだとわかったから。
フ「任しとき!」
『あ、それからお願いが』
フ「なんや?」
『恋歌”先生”って生徒以外に呼ばれるの慣れてないんで普通に呼び捨てで呼んでください
一応登録も”恋歌”でしてありますし』
フ「おう、わかったで
ほな恋歌も俺の事ファットでええで
”ファットガムさん”なんてむず痒いわ」
『はい、わかりました
ファット』
恋歌にそう呼ばれて、”ファットガムさん”と呼ばれた時よりむず痒い気がしたが、ちょっとでも近づけたような感じがしたのでまぁいいかと笑った。