21話
夢小説設定
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しばらくして恋歌が出てきたのか、ドライヤーの音や、がしゃがしゃと刀の音が聞こえてきた。
『ありがとうございました』
「「・・・・」」
フ「グッジョブやで!」
『??』
さっぱりして機嫌がよかったのか、上機嫌で出てきた恋歌はファットガムのぶかぶかすぎるパーカーを着て、刀とコスチュームを抱えて出てきた。
風呂上りで血色の良さそうな頬も、パーカーからでている膝下の細い足もそんなに出ているわけではないのにエロい気がする。
ファットガムが親指を立てている意味がわからなかったが、コスチュームをケースに片付け刀はその辺に立てかけさせてもらう。
フ「次どっちか行っといで」
切「先輩、先どうぞ!」
天「ありがとう」
次は、ファットガムと切島にどうぞと言われて天喰がシャワーに行った。
『この机と椅子借りてもいいですか?』
フ「ええでー」
念のためにノートパソコンをコスチュームのケースに入れて持ってきていたので、できる事務仕事を終わらせようとスペースを借りてパソコンを広げる。
それを見計らったかのように相澤から電話がかかってきたので、イヤホンに切り替えて応答する。
『どうしたの?
うん、あー・・・それなら持ってるよ
送ろうか?』
切「(相澤先生か・・・)」
表情や話し方で相手が相澤とわかった切島は携帯で今日のニュースを見て時間をつぶす。
数分話して相澤との電話が終了したと思えばまた電話がかかってきて、ふっと表情を緩ませた恋歌は応答ボタンを押した。
『もしもし?
うん、まだ関西だよ
ちゃんとストレッチした?』
切「(・・・轟だな)」
ちらっと恋歌を見れば緩みきった優しい表情で会話をしている。
こんなに分かり易い人もいないだろうなと思いながらファットガムを見ると、ぽかんとしてお茶をこぼしそうになっている。
『うん、また帰れる日わかったら連絡するね
おやすみ』
フ「え、今の誰?」
恋歌の電話が終わった瞬間にがたん、と勢いよく立ち上がったファットガムに驚いたが、恋歌は少し照れたような顔をした。
『えっと・・・お付き合いさせてもらってる人です・・・』
フ「さ、さよか・・・」
切「何の用事だったんすか?」
『あー・・・声が、聞きたくなったらしくて・・・』
切「そんなこと言うんすね」
『たまに残業続きで会えないと言ってくるよ』
恥ずかしそうにしている恋歌を見て、ファットガムはずーんと落ち込んでいる。
切「(諦めるなら早い方がいいからな)」
今の表情を見て大体分かっただろうと心の中で応援できない事をファットガムに謝る。
そのあと、天喰と入れ替わりで切島がシャワーに行き、大人2人はまだやる事が残っているとのことで、学生2人は先に就寝することにした。
かちかちとお互いのパソコンを扱う音だけが室内に響く。
フ「・・・なぁ」
『はい』
フ「恋歌先生が付き合うてる奴ってどんな奴なんや?」
『・・・・どうしてそんなこと聞くんですか?』
フ「単なる興味や」
恋歌はにぱっと笑うファットガムをしばらく不思議そうな顔で見ていたが、ゆっくりと口を開いた。
『そうですね・・・
ちょっと天然なとこがありますけど、必ず助けてくれる私のヒーローみたいな人です』
フ「みたいなっちゅうことはヒーローやないんか」
『はい』
今はまだ、という言葉は自分の心の中にしまっておく。
フ「ほーん・・・
(てことはこんな危なっかしい感じやのに守ってもらわれへんってことか
俺なら守ったんのに・・・)」
『さて、私は終わったのでこれで失礼しますね』
フ「ん、お疲れさん」
『おやすみなさい』
フ「おやすみー」
頭を下げる恋歌に笑顔で手を振って、扉が閉まると同時にため息をつく。
フ「(一般人と付き合うてるなら俺のかっこいいとこでもみせたらいけたりせんか・・・?)」
『ありがとうございました』
「「・・・・」」
フ「グッジョブやで!」
『??』
さっぱりして機嫌がよかったのか、上機嫌で出てきた恋歌はファットガムのぶかぶかすぎるパーカーを着て、刀とコスチュームを抱えて出てきた。
風呂上りで血色の良さそうな頬も、パーカーからでている膝下の細い足もそんなに出ているわけではないのにエロい気がする。
ファットガムが親指を立てている意味がわからなかったが、コスチュームをケースに片付け刀はその辺に立てかけさせてもらう。
フ「次どっちか行っといで」
切「先輩、先どうぞ!」
天「ありがとう」
次は、ファットガムと切島にどうぞと言われて天喰がシャワーに行った。
『この机と椅子借りてもいいですか?』
フ「ええでー」
念のためにノートパソコンをコスチュームのケースに入れて持ってきていたので、できる事務仕事を終わらせようとスペースを借りてパソコンを広げる。
それを見計らったかのように相澤から電話がかかってきたので、イヤホンに切り替えて応答する。
『どうしたの?
うん、あー・・・それなら持ってるよ
送ろうか?』
切「(相澤先生か・・・)」
表情や話し方で相手が相澤とわかった切島は携帯で今日のニュースを見て時間をつぶす。
数分話して相澤との電話が終了したと思えばまた電話がかかってきて、ふっと表情を緩ませた恋歌は応答ボタンを押した。
『もしもし?
うん、まだ関西だよ
ちゃんとストレッチした?』
切「(・・・轟だな)」
ちらっと恋歌を見れば緩みきった優しい表情で会話をしている。
こんなに分かり易い人もいないだろうなと思いながらファットガムを見ると、ぽかんとしてお茶をこぼしそうになっている。
『うん、また帰れる日わかったら連絡するね
おやすみ』
フ「え、今の誰?」
恋歌の電話が終わった瞬間にがたん、と勢いよく立ち上がったファットガムに驚いたが、恋歌は少し照れたような顔をした。
『えっと・・・お付き合いさせてもらってる人です・・・』
フ「さ、さよか・・・」
切「何の用事だったんすか?」
『あー・・・声が、聞きたくなったらしくて・・・』
切「そんなこと言うんすね」
『たまに残業続きで会えないと言ってくるよ』
恥ずかしそうにしている恋歌を見て、ファットガムはずーんと落ち込んでいる。
切「(諦めるなら早い方がいいからな)」
今の表情を見て大体分かっただろうと心の中で応援できない事をファットガムに謝る。
そのあと、天喰と入れ替わりで切島がシャワーに行き、大人2人はまだやる事が残っているとのことで、学生2人は先に就寝することにした。
かちかちとお互いのパソコンを扱う音だけが室内に響く。
フ「・・・なぁ」
『はい』
フ「恋歌先生が付き合うてる奴ってどんな奴なんや?」
『・・・・どうしてそんなこと聞くんですか?』
フ「単なる興味や」
恋歌はにぱっと笑うファットガムをしばらく不思議そうな顔で見ていたが、ゆっくりと口を開いた。
『そうですね・・・
ちょっと天然なとこがありますけど、必ず助けてくれる私のヒーローみたいな人です』
フ「みたいなっちゅうことはヒーローやないんか」
『はい』
今はまだ、という言葉は自分の心の中にしまっておく。
フ「ほーん・・・
(てことはこんな危なっかしい感じやのに守ってもらわれへんってことか
俺なら守ったんのに・・・)」
『さて、私は終わったのでこれで失礼しますね』
フ「ん、お疲れさん」
『おやすみなさい』
フ「おやすみー」
頭を下げる恋歌に笑顔で手を振って、扉が閉まると同時にため息をつく。
フ「(一般人と付き合うてるなら俺のかっこいいとこでもみせたらいけたりせんか・・・?)」