20話
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コレクションを全て捨てられた峰田は次の日からしばらく放心状態に陥り、相澤もさすがに何があったのか気になり生徒たちに事の詳細を聞いた。
相「まぁ・・・なんだ
自業自得ってやつだな」
(((ですよね)))
恋歌が被害に遭ったのに、相澤が庇ってくれるはずもなく授業は通常通りに進んだ。
そしてその日の放課後。
焦「緑谷、飯田、今日今からなんか用事あるか?」
緑「帰ったら自主練しようと思ってただけだから僕は大丈夫だよ」
飯「俺も用事は特にないぞ」
焦「そうか
なら少し付き合ってくれないか?」
焦凍からの誘いなど珍しいなと思いながらも、言った通り特に予定はないので頷いて焦凍の後をついていく。
体操服に着替え、3人で体育館へ。
焦「待ったか?」
『ううん、急にごめんね』
緑「??
恋歌先生?」
がらがらと扉を開けるとそこには新しいコスチュームを着た恋歌がいた。
何の説明もなしにここに連れてこられた緑谷と飯田は、どういうことなのだろうと首を傾げている。
『あ、2人も来てくれたんだ』
焦「連れてきた」
緑「えっと、何をするんですか?」
『ちょっと訓練に付き合ってほしいなって・・・あれ、焦凍君説明しないで連れてきたの?』
焦「・・・そういや説明してねぇな」
悪い、と謝っているが緑谷と飯田にとっては願ってもない機会。
『まだこのコスチュームちょっと違和感あるからさ
焦凍君に相手お願いしたんだよね』
肩に布があるのが変な感じがするのか腕をぐるぐる回しながら難しい顔をしている。
緑「僕たちでよければ」
飯「お願いします」
『こちらこそ』
個性の使用はなしの格闘訓練。
恋歌は動きの感覚を掴みたいので刀は挿したままだが、使用はなし。
『みんなって訓練前に柔軟とかしてるの?』
焦「俺はあんまり・・・」
緑「僕も・・・終わったらストレッチとかはします」
飯「俺は軽いストレッチならします」
『なるほど・・・
ちょっとみんな自分の限界まで座って開脚してみて』
「「「??」」」
訓練をするんじゃないのかと思ったが恋歌に急かされて座って足を開く。
『おお、飯田君はさすがだね』
飯田は180度開脚ができており、余裕そうな顔をしている。
『・・・緑谷君はまぁいいとして、焦凍君・・・』
緑谷は角度で言えば120度ぐらいは開けている。
焦凍は本気でやっているのかわからないが、90度より少し開けている程度。
『それ本気?』
焦「ああ」
まじか、とは思ったが足を引っ張ってみたら痛いと言われたので、本気なのだとわかった。
緑「これがどうかしたんですか?」
『私だけかもしれないけど股関節柔らかい方がいろんな足技やりやすいんだよね
あと怪我もしにくくなるし
飯田君は足技メインなだけあってすごい柔らかいし、緑谷君も最近シュートスタイルに変更したからこれからストレッチ続けていけばいいと思うけど・・・・
焦凍君はもうちょっと頑張ろうか・・・』
焦「わかった」
素直に頷いた焦凍に頑張ってと伝えて、ペアを組んでストレッチから始める事にする。
『緑谷君との約束全然果たせてないからこの機会にやろう』
緑「はい!」
個別で訓練をしてほしいと言われてからあまり指導らしいことはなにもできていなかった。
身長的に恋歌と緑谷、焦凍と飯田がペアになった。
ストレッチをして思った事は、焦凍の体が思ったよりも硬いということ。
『お風呂上りに一緒にストレッチする?』
焦「・・・ああ」
個性的にあまり柔軟などはやってこなかったのかもしれない。
しょんぼりしている様子の焦凍を慰めて、やっと訓練へ。
焦「なんだそれ?」
『昨日八百万さんにもらったの』
訓練を始める前にいつもはそのままにしている髪を高い位置でひとまとめにした。
赤と白のガラスのような花がついている髪ゴムで、昨日八百万の部屋に行って聞いた提案はこのことだった。
『髪は結んだ方が視界が広がるんじゃないかって言われてね
一度試してみようと思って』
焦「なるほど」
いつもおろしているイメージなので、少し印象が変わるなと思った。
『さて、やろうか』
ローテーションを組んで順番に対戦していき、数時間後。
『うん、今日はこれぐらいにしておこうか』
緑「は、はい・・・」
3人が息を切らして座っているのに対して恋歌は息も切れておらず、満足そうに笑っている。
しかも唯一1敗もしていない。
焦「恋歌体力ありすぎだろ・・・」
『そう?
みんなはまだ余分なところに力入っているからそれ改善できたらもっと戦えると思うよ』
飯「やはり個性無しの1対1はお強いですね」
『今だけだよ
卒業するまでには私はみんなに負けると思うし』
本当かどうかわからない発言だが、越えなければいけない壁であることは確かだ。
『またお願いするかもしれないけど、その時はよろしくね』
相「まぁ・・・なんだ
自業自得ってやつだな」
(((ですよね)))
恋歌が被害に遭ったのに、相澤が庇ってくれるはずもなく授業は通常通りに進んだ。
そしてその日の放課後。
焦「緑谷、飯田、今日今からなんか用事あるか?」
緑「帰ったら自主練しようと思ってただけだから僕は大丈夫だよ」
飯「俺も用事は特にないぞ」
焦「そうか
なら少し付き合ってくれないか?」
焦凍からの誘いなど珍しいなと思いながらも、言った通り特に予定はないので頷いて焦凍の後をついていく。
体操服に着替え、3人で体育館へ。
焦「待ったか?」
『ううん、急にごめんね』
緑「??
恋歌先生?」
がらがらと扉を開けるとそこには新しいコスチュームを着た恋歌がいた。
何の説明もなしにここに連れてこられた緑谷と飯田は、どういうことなのだろうと首を傾げている。
『あ、2人も来てくれたんだ』
焦「連れてきた」
緑「えっと、何をするんですか?」
『ちょっと訓練に付き合ってほしいなって・・・あれ、焦凍君説明しないで連れてきたの?』
焦「・・・そういや説明してねぇな」
悪い、と謝っているが緑谷と飯田にとっては願ってもない機会。
『まだこのコスチュームちょっと違和感あるからさ
焦凍君に相手お願いしたんだよね』
肩に布があるのが変な感じがするのか腕をぐるぐる回しながら難しい顔をしている。
緑「僕たちでよければ」
飯「お願いします」
『こちらこそ』
個性の使用はなしの格闘訓練。
恋歌は動きの感覚を掴みたいので刀は挿したままだが、使用はなし。
『みんなって訓練前に柔軟とかしてるの?』
焦「俺はあんまり・・・」
緑「僕も・・・終わったらストレッチとかはします」
飯「俺は軽いストレッチならします」
『なるほど・・・
ちょっとみんな自分の限界まで座って開脚してみて』
「「「??」」」
訓練をするんじゃないのかと思ったが恋歌に急かされて座って足を開く。
『おお、飯田君はさすがだね』
飯田は180度開脚ができており、余裕そうな顔をしている。
『・・・緑谷君はまぁいいとして、焦凍君・・・』
緑谷は角度で言えば120度ぐらいは開けている。
焦凍は本気でやっているのかわからないが、90度より少し開けている程度。
『それ本気?』
焦「ああ」
まじか、とは思ったが足を引っ張ってみたら痛いと言われたので、本気なのだとわかった。
緑「これがどうかしたんですか?」
『私だけかもしれないけど股関節柔らかい方がいろんな足技やりやすいんだよね
あと怪我もしにくくなるし
飯田君は足技メインなだけあってすごい柔らかいし、緑谷君も最近シュートスタイルに変更したからこれからストレッチ続けていけばいいと思うけど・・・・
焦凍君はもうちょっと頑張ろうか・・・』
焦「わかった」
素直に頷いた焦凍に頑張ってと伝えて、ペアを組んでストレッチから始める事にする。
『緑谷君との約束全然果たせてないからこの機会にやろう』
緑「はい!」
個別で訓練をしてほしいと言われてからあまり指導らしいことはなにもできていなかった。
身長的に恋歌と緑谷、焦凍と飯田がペアになった。
ストレッチをして思った事は、焦凍の体が思ったよりも硬いということ。
『お風呂上りに一緒にストレッチする?』
焦「・・・ああ」
個性的にあまり柔軟などはやってこなかったのかもしれない。
しょんぼりしている様子の焦凍を慰めて、やっと訓練へ。
焦「なんだそれ?」
『昨日八百万さんにもらったの』
訓練を始める前にいつもはそのままにしている髪を高い位置でひとまとめにした。
赤と白のガラスのような花がついている髪ゴムで、昨日八百万の部屋に行って聞いた提案はこのことだった。
『髪は結んだ方が視界が広がるんじゃないかって言われてね
一度試してみようと思って』
焦「なるほど」
いつもおろしているイメージなので、少し印象が変わるなと思った。
『さて、やろうか』
ローテーションを組んで順番に対戦していき、数時間後。
『うん、今日はこれぐらいにしておこうか』
緑「は、はい・・・」
3人が息を切らして座っているのに対して恋歌は息も切れておらず、満足そうに笑っている。
しかも唯一1敗もしていない。
焦「恋歌体力ありすぎだろ・・・」
『そう?
みんなはまだ余分なところに力入っているからそれ改善できたらもっと戦えると思うよ』
飯「やはり個性無しの1対1はお強いですね」
『今だけだよ
卒業するまでには私はみんなに負けると思うし』
本当かどうかわからない発言だが、越えなければいけない壁であることは確かだ。
『またお願いするかもしれないけど、その時はよろしくね』