20話
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その日の訓練も滞りなく終わり、相澤から講評と解散を告げられた。
焦「恋歌、話が・・・」
『ま、またあとでね!』
片づけをしている恋歌に話しかけてみたが、ダッシュで逃げられてしまった。
出した手を引っ込めてやはり嫌われてしまったのかと一瞬落ち込んだが、先ほどのコスチュームの件もあるし直接本人から聞くまであきらめないと拳を握りしめた。
今日は残業もほとんどなく、比較的いつもより早い時間に帰ってこれた恋歌は寮の玄関で立ち尽くしていた。
焦「ちょっとこっち来い」
『あ、はい』
立ち尽くしていたのはなぜかA組全員が恋歌の帰りを待つように共有スペースにいたからだ。
ソファに座っている焦凍から呼ばれ、傍に行けば取り敢えず座れと横をぽんぽんと叩かれたので座る。
焦「聞きたいことがある」
『あー、なんとなくわかるけど・・・なに?』
周りには興味津々な様子のA組の生徒たちが囲んでいる。
焦「・・・峰田に乗りかえるのか?」
『・・・は?』
聞かれる内容については予想できていたが、聞かれ方が予想していたものとは違ったので驚いて固まってしまう。
焦「最近峰田を見ると顔を赤くして逃げるだろう・・・
だから・・・峰田の事が好きなんじゃねぇかって・・・」
『あー・・・あー・・・なるほど
そうなっちゃうわけね・・・』
峰「ほんとのこと言っていいんだぜ恋歌先生
オイラの事好きなんだろ?」
『生徒としてはね』
緑「やっぱり・・・」
思っていた通りの返答がきて、峰田はがっかりしているが焦凍はほっとしたように息をはいた。
峰「じゃあなんでオイラの顔見て顔赤くすんだよ」
『そ・・・れは・・・///』
また、顔を赤くする恋歌に好きじゃないなら何が原因でこうなったのかと疑問が増える。
『言わないとだめ・・・?』
焦「気になる」
言いたくなさそうだが、焦凍が気になると言うと少しもじもじしながら口を開いた。
『ちょっと前に私帰りが遅くなって日付が変わる前ぐらいに帰ってきたことがあったの
その時にね・・・あの・・・
峰田君が・・・その・・・そこのテレビで・・・そういう動画を見てたのね・・・///』
「「「は?」」」
峰「やべ・・・」
言うのも恥ずかしいようで顔を隠しながら語る恋歌の言葉は、峰田以外の全員を固まらせた。
『一応止めるように言おうと思って声かけたんだけど・・・ヘッドホンしてて私がいるのにも気づいてないみたいで・・・
それで・・・その時峰田君が見てたのが・・・えっと・・・女の先生と生徒がそういうことをしてるやつで・・・///
なんか・・・申し訳なくなって顔見れなくなったの・・・』
上「峰田よぉ・・・
それはやっちゃいけねぇわ・・・」
”ごめんなさい”と言っている恋歌の頭を焦凍が撫でてやり、ぎろっと峰田を睨みつける。
焦「峰田・・・
別にお前の趣味に口出すつもりはねぇがそういうのは部屋でやれ」
蛙「峰田ちゃん・・・サイテーね」
耳「いやもうまじでドン引きだわ」
全員から軽蔑の目で見られている峰田だが、そういえばと焦凍が思い出したように恋歌に声をかける。
焦「なんで俺とも目ぇ合わせてくれなくなったんだ?」
『あ・・・それは・・・
ちょっと待ってて』
一瞬言おうかどうしようかという表情をしたが、すっと立ち上がってエレベーターに乗って部屋に帰ったかと思うと、手にがちがちに鎖の巻かれた箱を持ってすぐに帰ってきた。
小型のナイフのようなもので鎖を破壊し、中から取り出したのは黒いビニール袋。
”どうぞ”とビニール袋を渡された焦凍は中に何が入っているのかと中身を取り出す。
耳「うげっ」
焦「なんだこれ」
中身はケースに入った”あれ”なDVD。
瀬「これも教師と生徒もんだな」
上「え、なんで恋歌先生こんなの持ってんの?」
『あ、これ私のじゃなくて・・・
見つけたんだ・・・』
焦「見つけた?」
こんなものどこで見つけるというのか。
どこにあったのか聞くと、また言いにくそうにしたがぽつっと”焦凍君の部屋の扉の前”と答えた。
麗「え・・・」
焦「??
俺の??」
まったく身に覚えがない話に焦凍は首を傾げる。
『あ、やっぱり焦凍君のじゃないんだね・・・
よかった・・・』
焦「まさかこれ俺のだと思ってたのか?」
『う、うん・・・
その・・・勉強してくれてるって言ってたからもしかしてこういうので・・・って思って・・・
ごめんなさい・・・』
つまりこのDVDを焦凍の物だと思い、見てはいけないものを見てしまったかのような気になり、目を見て話せなかったということらしい。
切「でもなんで持って帰ってこんな厳重に保管してたんですか?」
『な、なんかびっくりして咄嗟に持って帰っちゃって・・・
けどその辺に置いておくのも嫌だったからがちがちに縛っておけばそんな簡単には取り出せないかなって・・・』
焦「恋歌、俺はこんなので勉強してねぇ
俺は・・・!」
『そ、そういうのは言わなくていいから・・・///』
余計な事を言いそうだった焦凍の口を手で塞いで言おうとしている言葉を止めた。
焦「恋歌、話が・・・」
『ま、またあとでね!』
片づけをしている恋歌に話しかけてみたが、ダッシュで逃げられてしまった。
出した手を引っ込めてやはり嫌われてしまったのかと一瞬落ち込んだが、先ほどのコスチュームの件もあるし直接本人から聞くまであきらめないと拳を握りしめた。
今日は残業もほとんどなく、比較的いつもより早い時間に帰ってこれた恋歌は寮の玄関で立ち尽くしていた。
焦「ちょっとこっち来い」
『あ、はい』
立ち尽くしていたのはなぜかA組全員が恋歌の帰りを待つように共有スペースにいたからだ。
ソファに座っている焦凍から呼ばれ、傍に行けば取り敢えず座れと横をぽんぽんと叩かれたので座る。
焦「聞きたいことがある」
『あー、なんとなくわかるけど・・・なに?』
周りには興味津々な様子のA組の生徒たちが囲んでいる。
焦「・・・峰田に乗りかえるのか?」
『・・・は?』
聞かれる内容については予想できていたが、聞かれ方が予想していたものとは違ったので驚いて固まってしまう。
焦「最近峰田を見ると顔を赤くして逃げるだろう・・・
だから・・・峰田の事が好きなんじゃねぇかって・・・」
『あー・・・あー・・・なるほど
そうなっちゃうわけね・・・』
峰「ほんとのこと言っていいんだぜ恋歌先生
オイラの事好きなんだろ?」
『生徒としてはね』
緑「やっぱり・・・」
思っていた通りの返答がきて、峰田はがっかりしているが焦凍はほっとしたように息をはいた。
峰「じゃあなんでオイラの顔見て顔赤くすんだよ」
『そ・・・れは・・・///』
また、顔を赤くする恋歌に好きじゃないなら何が原因でこうなったのかと疑問が増える。
『言わないとだめ・・・?』
焦「気になる」
言いたくなさそうだが、焦凍が気になると言うと少しもじもじしながら口を開いた。
『ちょっと前に私帰りが遅くなって日付が変わる前ぐらいに帰ってきたことがあったの
その時にね・・・あの・・・
峰田君が・・・その・・・そこのテレビで・・・そういう動画を見てたのね・・・///』
「「「は?」」」
峰「やべ・・・」
言うのも恥ずかしいようで顔を隠しながら語る恋歌の言葉は、峰田以外の全員を固まらせた。
『一応止めるように言おうと思って声かけたんだけど・・・ヘッドホンしてて私がいるのにも気づいてないみたいで・・・
それで・・・その時峰田君が見てたのが・・・えっと・・・女の先生と生徒がそういうことをしてるやつで・・・///
なんか・・・申し訳なくなって顔見れなくなったの・・・』
上「峰田よぉ・・・
それはやっちゃいけねぇわ・・・」
”ごめんなさい”と言っている恋歌の頭を焦凍が撫でてやり、ぎろっと峰田を睨みつける。
焦「峰田・・・
別にお前の趣味に口出すつもりはねぇがそういうのは部屋でやれ」
蛙「峰田ちゃん・・・サイテーね」
耳「いやもうまじでドン引きだわ」
全員から軽蔑の目で見られている峰田だが、そういえばと焦凍が思い出したように恋歌に声をかける。
焦「なんで俺とも目ぇ合わせてくれなくなったんだ?」
『あ・・・それは・・・
ちょっと待ってて』
一瞬言おうかどうしようかという表情をしたが、すっと立ち上がってエレベーターに乗って部屋に帰ったかと思うと、手にがちがちに鎖の巻かれた箱を持ってすぐに帰ってきた。
小型のナイフのようなもので鎖を破壊し、中から取り出したのは黒いビニール袋。
”どうぞ”とビニール袋を渡された焦凍は中に何が入っているのかと中身を取り出す。
耳「うげっ」
焦「なんだこれ」
中身はケースに入った”あれ”なDVD。
瀬「これも教師と生徒もんだな」
上「え、なんで恋歌先生こんなの持ってんの?」
『あ、これ私のじゃなくて・・・
見つけたんだ・・・』
焦「見つけた?」
こんなものどこで見つけるというのか。
どこにあったのか聞くと、また言いにくそうにしたがぽつっと”焦凍君の部屋の扉の前”と答えた。
麗「え・・・」
焦「??
俺の??」
まったく身に覚えがない話に焦凍は首を傾げる。
『あ、やっぱり焦凍君のじゃないんだね・・・
よかった・・・』
焦「まさかこれ俺のだと思ってたのか?」
『う、うん・・・
その・・・勉強してくれてるって言ってたからもしかしてこういうので・・・って思って・・・
ごめんなさい・・・』
つまりこのDVDを焦凍の物だと思い、見てはいけないものを見てしまったかのような気になり、目を見て話せなかったということらしい。
切「でもなんで持って帰ってこんな厳重に保管してたんですか?」
『な、なんかびっくりして咄嗟に持って帰っちゃって・・・
けどその辺に置いておくのも嫌だったからがちがちに縛っておけばそんな簡単には取り出せないかなって・・・』
焦「恋歌、俺はこんなので勉強してねぇ
俺は・・・!」
『そ、そういうのは言わなくていいから・・・///』
余計な事を言いそうだった焦凍の口を手で塞いで言おうとしている言葉を止めた。