19話
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恋歌と喧嘩した内容を全て思いだし、また落ち込んだ相澤をプレゼントマイクが励ます。
焦「わかります・・・
俺も恋歌に大嫌いって言われたら立ち直れないと思うんで・・・」
相「だよな・・・」
プ「お前らメンタル弱すぎか!!」
相澤が喧嘩した内容を思い出している間にプレゼントマイクが芝居付で喧嘩を再現してくれた。
蛙「でも今の話を聞いているとやっぱり相澤先生は恋歌先生に大切な事を伝えられていないと思うわ
恋歌先生はちゃんと囮をやる理由は相澤先生の為だと言っているわ
相澤先生もちゃんと伝えるべきだと思うわ」
相「・・・」
蛙吹の言っている事が相澤の心にささった。
蛙「兄妹だからって全部の気持ちが言わなくても伝わるということはないのよ」
プ「・・・そろそろ陽が落ちる
パトロールの時間だなぁ」
相「ちっ・・・!!」
勢いよく立ち上がった相澤は走って職員室から出て行った。
焦「・・・相澤先生も焦ったりするんだな」
蛙「ケロケロ
相澤先生は恋歌先生のこと大好きですもの
大切な人が危険な状況かもしれない時は焦ってしまうわ」
プ「ったく・・・
リスナーに助けられてどーすんだっての」
相澤が急いでこちらに向かっている頃、恋歌は一人でうろうろとあてもなく歩いていた。
服装は学校から貸してもらった雄英の女子の制服だ。
かばんや靴なども一式貸してもらっている。
焦凍に言われた通り剣道部が竹刀を入れるような袋に刀をいれて、かばんにはGPS付のマスコットをつけられた。
『(今更制服とかコスプレ感が否めないけど仕方ない・・・)』
卒業してから約2年。
まさかこんな形でまた着ることになるとは思っていなかったし、もう恥ずかしすぎるので帰りたくなってきている。
遠くから何人かのプロヒーローが見張ってくれているとは思うし、私服を着ている警察も何人かいるらしい。
『(えーと
たしか暗くなり始めてきた時間帯に人気のないところを歩いていると急に視界が暗くなったって言ってたよね)』
今まで襲われた生徒たちの証言からいくと、今ぐらいの時間帯で人気のないところに行けば確率が上がるかもしれないと、街灯の少ない道を選んで歩く。
『(気配を消すことのできる個性かもしれないんだよね・・・)』
気配を消すならば集中すれば少しぐらいは気づけるかもと、少し集中してみたがプロヒーローと警察と思える距離の気配しか感じられない。
無理か・・・、と呟きながら携帯を取り出して壁に背を預ける。
『(さて、どこ目指そうかな
あ、焦凍君と兄さんからメールきてる・・・)』
あてもなく歩くのは疲れてきたのでどこか行こうと思ってマップを調べようと携帯を開くと、焦凍と相澤からメールがきていた。
焦凍の方は気を付けて頑張れという応援メッセージ、そして相澤の方は・・・
『(ったく、寝たらいいのに・・・)』
苦笑いしながらメールの返信を打とうとした瞬間、後ろから口を塞がれてさらに人気のない路地裏に引き込まれた。
相「恋歌は!」
「それが見失って・・・」
相澤が到着したとき既にプロヒーローからも警察からも恋歌の姿は確認できない状況になっていた。
相「ちっ・・・」
小さく舌打ちをするが自分も遅れてきたため責める事はできない。
連絡も返ってこない上に、かばんにつけていたGPSも反応が切れているらしい。
相「最後に恋歌を見た場所は!!」
「こ、ここです」
連れてこられた場所は人気のない路地裏に一歩入る手前の道。
相「・・・?
なんかここ変じゃないか?」
路地裏に入る狭い道があるが、何かがおかしい。
「変、と言いますと?」
相「(・・・歪み?
いや、蜃気楼みたいな・・・)」
暗くてよく見えないが一瞬路地裏の景色がゆがんで見えたような気がした。
相「恋歌!
いるなら返事しろ!!」
大声を出して恋歌がいるか確認するが、返事は聞こえない。
相「(気のせいか・・・?)」
違う所を探すべきかと踵を返そうとしたとき、僅かだが路地裏からからん、と軽いものが落ちる音が聞こえた。
相「今の音・・・!」
聞いた事のある音。
それは鞘が落ちる音だった。
相「(術者がどこかにいるはず・・・!)」
やはり自分の勘は間違っていなかったと、術者を探すが見える場所に怪しい者はいない。
相「誰かここの近くに俺たち以外の人間がいるかを探す個性を持っている者はいないか!」
「お、俺が!」
相「誰かいるはずだ!探してくれ!」
「は、はい!」
警察の一人が目を閉じて個性を発動させると、見ている方とは逆の位置にあるビルの屋上を指さした。
「あそこに!」
指差された方に飛びその屋上にいる人物を捕縛武器で捕らえる。
『解けた!!』
先ほどまでいた場所が歪んだかと思うと、2人の男と恋歌が急に現れた。
焦「わかります・・・
俺も恋歌に大嫌いって言われたら立ち直れないと思うんで・・・」
相「だよな・・・」
プ「お前らメンタル弱すぎか!!」
相澤が喧嘩した内容を思い出している間にプレゼントマイクが芝居付で喧嘩を再現してくれた。
蛙「でも今の話を聞いているとやっぱり相澤先生は恋歌先生に大切な事を伝えられていないと思うわ
恋歌先生はちゃんと囮をやる理由は相澤先生の為だと言っているわ
相澤先生もちゃんと伝えるべきだと思うわ」
相「・・・」
蛙吹の言っている事が相澤の心にささった。
蛙「兄妹だからって全部の気持ちが言わなくても伝わるということはないのよ」
プ「・・・そろそろ陽が落ちる
パトロールの時間だなぁ」
相「ちっ・・・!!」
勢いよく立ち上がった相澤は走って職員室から出て行った。
焦「・・・相澤先生も焦ったりするんだな」
蛙「ケロケロ
相澤先生は恋歌先生のこと大好きですもの
大切な人が危険な状況かもしれない時は焦ってしまうわ」
プ「ったく・・・
リスナーに助けられてどーすんだっての」
相澤が急いでこちらに向かっている頃、恋歌は一人でうろうろとあてもなく歩いていた。
服装は学校から貸してもらった雄英の女子の制服だ。
かばんや靴なども一式貸してもらっている。
焦凍に言われた通り剣道部が竹刀を入れるような袋に刀をいれて、かばんにはGPS付のマスコットをつけられた。
『(今更制服とかコスプレ感が否めないけど仕方ない・・・)』
卒業してから約2年。
まさかこんな形でまた着ることになるとは思っていなかったし、もう恥ずかしすぎるので帰りたくなってきている。
遠くから何人かのプロヒーローが見張ってくれているとは思うし、私服を着ている警察も何人かいるらしい。
『(えーと
たしか暗くなり始めてきた時間帯に人気のないところを歩いていると急に視界が暗くなったって言ってたよね)』
今まで襲われた生徒たちの証言からいくと、今ぐらいの時間帯で人気のないところに行けば確率が上がるかもしれないと、街灯の少ない道を選んで歩く。
『(気配を消すことのできる個性かもしれないんだよね・・・)』
気配を消すならば集中すれば少しぐらいは気づけるかもと、少し集中してみたがプロヒーローと警察と思える距離の気配しか感じられない。
無理か・・・、と呟きながら携帯を取り出して壁に背を預ける。
『(さて、どこ目指そうかな
あ、焦凍君と兄さんからメールきてる・・・)』
あてもなく歩くのは疲れてきたのでどこか行こうと思ってマップを調べようと携帯を開くと、焦凍と相澤からメールがきていた。
焦凍の方は気を付けて頑張れという応援メッセージ、そして相澤の方は・・・
『(ったく、寝たらいいのに・・・)』
苦笑いしながらメールの返信を打とうとした瞬間、後ろから口を塞がれてさらに人気のない路地裏に引き込まれた。
相「恋歌は!」
「それが見失って・・・」
相澤が到着したとき既にプロヒーローからも警察からも恋歌の姿は確認できない状況になっていた。
相「ちっ・・・」
小さく舌打ちをするが自分も遅れてきたため責める事はできない。
連絡も返ってこない上に、かばんにつけていたGPSも反応が切れているらしい。
相「最後に恋歌を見た場所は!!」
「こ、ここです」
連れてこられた場所は人気のない路地裏に一歩入る手前の道。
相「・・・?
なんかここ変じゃないか?」
路地裏に入る狭い道があるが、何かがおかしい。
「変、と言いますと?」
相「(・・・歪み?
いや、蜃気楼みたいな・・・)」
暗くてよく見えないが一瞬路地裏の景色がゆがんで見えたような気がした。
相「恋歌!
いるなら返事しろ!!」
大声を出して恋歌がいるか確認するが、返事は聞こえない。
相「(気のせいか・・・?)」
違う所を探すべきかと踵を返そうとしたとき、僅かだが路地裏からからん、と軽いものが落ちる音が聞こえた。
相「今の音・・・!」
聞いた事のある音。
それは鞘が落ちる音だった。
相「(術者がどこかにいるはず・・・!)」
やはり自分の勘は間違っていなかったと、術者を探すが見える場所に怪しい者はいない。
相「誰かここの近くに俺たち以外の人間がいるかを探す個性を持っている者はいないか!」
「お、俺が!」
相「誰かいるはずだ!探してくれ!」
「は、はい!」
警察の一人が目を閉じて個性を発動させると、見ている方とは逆の位置にあるビルの屋上を指さした。
「あそこに!」
指差された方に飛びその屋上にいる人物を捕縛武器で捕らえる。
『解けた!!』
先ほどまでいた場所が歪んだかと思うと、2人の男と恋歌が急に現れた。