18話
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話が終わったところでこれからどうするべきかを考えていると、エンデヴァーとダンピールが揃ってホテルから出てきた。
エ「終わったか」
ダ「みたいですね
今回に関しては私たちがすべての後片付けをしますよ
息子がご迷惑かけましたので」
エ「当然だろう」
親同士で既に話はまとまっているようでたんたんと処理についての話が進んでいく。
エ「この男の処分については貴様が考えろ」
『え、私がですか?』
ヴァンプの今後については恋歌が決める。
それはエンデヴァーとダンピールが、ヴァンプにけじめとしてつけさせるべきだと意見が一致したことだった。
ヴ「ま、好きにしろよ」
『え、別にどうもしなくていいけど・・・』
相「(言うと思った・・・)」
ヴ「あのなぁ・・・俺が言うのもなんだがこんだけ騒ぎ起こして、お前に酷い事言った男だぞ?
もうちょいなんかあるだろ」
『謝ってもらったからそれで十分だし、それに悪い事ばっかりじゃなかったからね
私だって悪いところはあったんだしこれでおあいこ』
笑っている恋歌を見て、ヴァンプはこれ以上言っても無駄なんだとわかった為口を閉じる。
ヴ「(こいつはこんなに笑う奴だったのか・・・)」
恋歌の笑顔の記憶などほとんどない。
だが、今は笑顔じゃない方が少ないぐらいで周りの生徒たちに話しかけている。
ヴ「(俺が・・・知ろうとしなかっただけか・・・)」
相「まぁ・・・なんかあった時は助けてやってくださいよ」
恋歌が許したので捕縛武器を解いてやる。
ヴ「そうですね・・・」
それで罪滅ぼしになるのならとヴァンプもぎこちなく笑って頷いた。
エ「こんな茶番に俺を付き合わせおって・・・」
ヴァンプとダンピールはホテル側に謝罪と状況説明の為にホテルに戻り、学校側には後日謝罪に来るとのことでこの場から立ち去った。
エンデヴァーはぶつぶつと文句を言っているが、焦凍は全く気にしていないようで、むしろ早く帰れと言う目をしている。
『あの、どうしてエンデヴァーさんが・・・?』
焦「・・・こうするしかなかったからな
相手はプロヒーローでそこそこ地位も知名度もある
それに勝とうと思ったらくそ親父の権力しか思いつかなかった」
エ「・・・初めて焦凍が俺に頼みごとをしてきたからな
その内容が貴様を救うためというのは気に食わんが、俺と決着をつけずどこかに行かれるのも納得いかん」
焦「はぁ?決着ならこの間つけただろうが!」
エ「あの勝負はこの娘が焦凍の傍にいる事を許しただけだ!
付き合ったり結婚は許さんからな!!」
焦「なんでお前の許可がいるんだ
それに俺はもう恋歌と付き合ってる」
エ「なんだと!?
そんな話は聞いていないぞ!?」
焦「言ってねぇからな
言う必要もねぇだろ」
エ「道理でさっきからべたべた引っ付いてると・・・
離れんか!!」
ずっと横抱きにされている恋歌を下ろそうとエンデヴァーが手を伸ばすが、触んなと焦凍に躱されている。
仲裁に入るべきか全員が悩んだが、間に挟まれながらも楽しそうに笑っている恋歌を見て、まぁ大丈夫だろうと思った。
緑「あ、みんなお疲れ様
うん
無事に終わったよ」
ここにはいないクラスメイトにイヤホンで連絡を取り、恋歌が無事であることを伝えた。
しばらくして親子喧嘩も止まり、エンデヴァーは仕事に戻らなくてはいけないらしい。
『ありがとうございました』
エ「いいか!!
絶対に結婚は認めんからな!!」
焦「なんでんなことお前に決められなきゃいけねぇんだよ
さっさと帰れ」
エ「焦凍ぉおおお!!
俺はお前の為を思ってだな・・・!」
焦「うるせ」
相「(なんだかんだ付き合うのは認めたってことか・・・?)」
認めないのは結婚しか言っていないので、付き合うのはしぶしぶでも認めたということなのかと思うが、エンデヴァーの真意はわからないし、余計な事を言うのも面倒なので黙っておく。
焦凍とのやり取りにもういいとため息をついたエンデヴァーは恋歌の方に身体を向けて視線を合わせる。
エ「一応貴様は焦凍と婚約中という事にしておく
今後見合い話がきたらそれを理由に断れ
それでも無理にという話があればエンデヴァー事務所を通せと伝えろ」
『い、いいんですか?』
エ「婚約期間は焦凍が卒業するまでだ
それ以降は・・・貴様が決めろ」
焦凍を溺愛しているエンデヴァーからこんな申し出がもらえると思わず、焦凍を見るがわかっていたようで嬉しそうにうなずいている。
エ「いいか!!
あくまで仮だからな!!
18までは焦凍も結婚ができないから名前を貸してやるだけだ!!」
『はい、ありがとうございます』
焦「・・・もういいから行けよ」
最後の最後まで結婚は許さんと叫びながら去って行ったエンデヴァーは、仕事に戻って行った。
緑「なんにせようまくいって良かったね」
焦「ああ
正直あいつが来るの遅すぎてひやひやしたけどな」
飯「エンデヴァーは仕事だったのだから仕方がないだろう」
一件落着な雰囲気が出ているが、気になる事がいくつかある。
『ねぇ、もしかしてみんなどこかで会話聞いてた?』
エンデヴァーがいない時の会話の内容も把握していた事、緑谷の最初に飛び出してきたタイミング、焦凍がイヤホンをしていたことを考えると全員が話を聞いてタイミングを見計らっていたのではと考える事が出来る。
焦「ああ、これ八百万にもらったろ」
これ、と言われて頭から髪飾りを抜かれる。
焦「これ盗聴器とGPSついてんだよ
それで会話聞いてた」
『な、なるほど
兄さんも知ってたの?』
焦「ああ、作戦伝えて許可貰った
校長も知ってる」
つまり知らないのは自分だけという事。
『けど、焦凍君はこれでいいの?
高校卒業するまでとはいえ私と・・・』
焦「何言ってんだ
俺としては嬉しいだけだ
それに・・・何があっても俺を諦めないでいてくれた恋歌を、俺がこの先離すわけねぇだろ?
18まで結婚出来ねぇってのはほんとだしそれまでは婚約者で十分だ
これで周りにも言えるようになったしな」
たしかにエンデヴァー公認となれば公にしたところでそんなに強い批難はされないだろうとは思う。
けれど、周りに言いふらすのは危険というのもわかっているのであくまで一つの対処法として使えるというだけ。
焦「俺が卒業したら正式に婚約しような」
『あ、は、はい・・・///』
(((さらっとプロポーズしてる・・・)))
エ「終わったか」
ダ「みたいですね
今回に関しては私たちがすべての後片付けをしますよ
息子がご迷惑かけましたので」
エ「当然だろう」
親同士で既に話はまとまっているようでたんたんと処理についての話が進んでいく。
エ「この男の処分については貴様が考えろ」
『え、私がですか?』
ヴァンプの今後については恋歌が決める。
それはエンデヴァーとダンピールが、ヴァンプにけじめとしてつけさせるべきだと意見が一致したことだった。
ヴ「ま、好きにしろよ」
『え、別にどうもしなくていいけど・・・』
相「(言うと思った・・・)」
ヴ「あのなぁ・・・俺が言うのもなんだがこんだけ騒ぎ起こして、お前に酷い事言った男だぞ?
もうちょいなんかあるだろ」
『謝ってもらったからそれで十分だし、それに悪い事ばっかりじゃなかったからね
私だって悪いところはあったんだしこれでおあいこ』
笑っている恋歌を見て、ヴァンプはこれ以上言っても無駄なんだとわかった為口を閉じる。
ヴ「(こいつはこんなに笑う奴だったのか・・・)」
恋歌の笑顔の記憶などほとんどない。
だが、今は笑顔じゃない方が少ないぐらいで周りの生徒たちに話しかけている。
ヴ「(俺が・・・知ろうとしなかっただけか・・・)」
相「まぁ・・・なんかあった時は助けてやってくださいよ」
恋歌が許したので捕縛武器を解いてやる。
ヴ「そうですね・・・」
それで罪滅ぼしになるのならとヴァンプもぎこちなく笑って頷いた。
エ「こんな茶番に俺を付き合わせおって・・・」
ヴァンプとダンピールはホテル側に謝罪と状況説明の為にホテルに戻り、学校側には後日謝罪に来るとのことでこの場から立ち去った。
エンデヴァーはぶつぶつと文句を言っているが、焦凍は全く気にしていないようで、むしろ早く帰れと言う目をしている。
『あの、どうしてエンデヴァーさんが・・・?』
焦「・・・こうするしかなかったからな
相手はプロヒーローでそこそこ地位も知名度もある
それに勝とうと思ったらくそ親父の権力しか思いつかなかった」
エ「・・・初めて焦凍が俺に頼みごとをしてきたからな
その内容が貴様を救うためというのは気に食わんが、俺と決着をつけずどこかに行かれるのも納得いかん」
焦「はぁ?決着ならこの間つけただろうが!」
エ「あの勝負はこの娘が焦凍の傍にいる事を許しただけだ!
付き合ったり結婚は許さんからな!!」
焦「なんでお前の許可がいるんだ
それに俺はもう恋歌と付き合ってる」
エ「なんだと!?
そんな話は聞いていないぞ!?」
焦「言ってねぇからな
言う必要もねぇだろ」
エ「道理でさっきからべたべた引っ付いてると・・・
離れんか!!」
ずっと横抱きにされている恋歌を下ろそうとエンデヴァーが手を伸ばすが、触んなと焦凍に躱されている。
仲裁に入るべきか全員が悩んだが、間に挟まれながらも楽しそうに笑っている恋歌を見て、まぁ大丈夫だろうと思った。
緑「あ、みんなお疲れ様
うん
無事に終わったよ」
ここにはいないクラスメイトにイヤホンで連絡を取り、恋歌が無事であることを伝えた。
しばらくして親子喧嘩も止まり、エンデヴァーは仕事に戻らなくてはいけないらしい。
『ありがとうございました』
エ「いいか!!
絶対に結婚は認めんからな!!」
焦「なんでんなことお前に決められなきゃいけねぇんだよ
さっさと帰れ」
エ「焦凍ぉおおお!!
俺はお前の為を思ってだな・・・!」
焦「うるせ」
相「(なんだかんだ付き合うのは認めたってことか・・・?)」
認めないのは結婚しか言っていないので、付き合うのはしぶしぶでも認めたということなのかと思うが、エンデヴァーの真意はわからないし、余計な事を言うのも面倒なので黙っておく。
焦凍とのやり取りにもういいとため息をついたエンデヴァーは恋歌の方に身体を向けて視線を合わせる。
エ「一応貴様は焦凍と婚約中という事にしておく
今後見合い話がきたらそれを理由に断れ
それでも無理にという話があればエンデヴァー事務所を通せと伝えろ」
『い、いいんですか?』
エ「婚約期間は焦凍が卒業するまでだ
それ以降は・・・貴様が決めろ」
焦凍を溺愛しているエンデヴァーからこんな申し出がもらえると思わず、焦凍を見るがわかっていたようで嬉しそうにうなずいている。
エ「いいか!!
あくまで仮だからな!!
18までは焦凍も結婚ができないから名前を貸してやるだけだ!!」
『はい、ありがとうございます』
焦「・・・もういいから行けよ」
最後の最後まで結婚は許さんと叫びながら去って行ったエンデヴァーは、仕事に戻って行った。
緑「なんにせようまくいって良かったね」
焦「ああ
正直あいつが来るの遅すぎてひやひやしたけどな」
飯「エンデヴァーは仕事だったのだから仕方がないだろう」
一件落着な雰囲気が出ているが、気になる事がいくつかある。
『ねぇ、もしかしてみんなどこかで会話聞いてた?』
エンデヴァーがいない時の会話の内容も把握していた事、緑谷の最初に飛び出してきたタイミング、焦凍がイヤホンをしていたことを考えると全員が話を聞いてタイミングを見計らっていたのではと考える事が出来る。
焦「ああ、これ八百万にもらったろ」
これ、と言われて頭から髪飾りを抜かれる。
焦「これ盗聴器とGPSついてんだよ
それで会話聞いてた」
『な、なるほど
兄さんも知ってたの?』
焦「ああ、作戦伝えて許可貰った
校長も知ってる」
つまり知らないのは自分だけという事。
『けど、焦凍君はこれでいいの?
高校卒業するまでとはいえ私と・・・』
焦「何言ってんだ
俺としては嬉しいだけだ
それに・・・何があっても俺を諦めないでいてくれた恋歌を、俺がこの先離すわけねぇだろ?
18まで結婚出来ねぇってのはほんとだしそれまでは婚約者で十分だ
これで周りにも言えるようになったしな」
たしかにエンデヴァー公認となれば公にしたところでそんなに強い批難はされないだろうとは思う。
けれど、周りに言いふらすのは危険というのもわかっているのであくまで一つの対処法として使えるというだけ。
焦「俺が卒業したら正式に婚約しような」
『あ、は、はい・・・///』
(((さらっとプロポーズしてる・・・)))