18話
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ヴ「だいたいお前こんなとこ来てるが、15だろ?
結婚なんかできねぇ歳じゃねぇか」
焦「もともと俺はちゃんとプロヒーローになってから結婚を申し込むつもりでした
それが婚約者として3年待ってもらうだけの話です」
さらっと結婚の話を持ち出す焦凍に思わず顔が赤くなりそうになるが、ぶんぶんと顔を横に振ってそんな場合じゃないと自分を落ち着かせる。
ダ「エンデヴァーもそれでいいんですか?」
エ「・・・・なにがだ」
ダ「あなたは確か個性を重要視していたはずです
聞いたところこの子の個性ではあなたの理想とは違うのでは?」
ダンピールからその言葉を聞くと、エンデヴァーは重苦しいため息をついた。
エ「・・・個性は気に食わんがな
こいつの戦闘技術は俺も認めている
ぎりぎり許容範囲というだけだ」
『!!』
相「(前と言ってること違う・・・)」
エンデヴァーからそんなことを言ってもらえると思っていなかった恋歌は、思わずエンデヴァーを見つめるとふん、と不機嫌そうに顔を逸らされた。
ヴ「けどこいつの戦闘技術ったって個性使わない俺に負けるぐらいなんですよ?」
エ「貴様は何年前の話をしている
こいつは日々鍛錬し己を磨いている
貴様が勝ったと言うあの体育祭の日も最後まで諦めず立ち向かったはずだ
それにあの日の前日俺と戦った後だったからな
疲れがたまっていたのだろう」
『(ん?
なんで勝った話が体育祭の事って知ってるの?)』
ヴ「は?エンデヴァーと戦う?」
意味がわからないと言うようにエンデヴァーと恋歌を交互に見るが、エンデヴァーは興味なさげにまた酒を飲んでいる。
説明をしろという視線を向けられたので、仕方なく恋歌が口を開く。
『・・・数年前からエンデヴァーさんに稽古をつけてもらってた
それだけ』
ヴ「はぁ!?
お前そんなこと一言も言わなかったじゃねぇか!!」
『言って・・・信じたの?』
机をばんっ、と叩いて立ち上がったヴァンプに恋歌は冷静に返答を返す。
『別になんとも思ってなかったけど人の個性をバカにしてたあんたが』
ヴ「・・・・そんなもん、エンデヴァーだって同じじゃねぇか!」
エ「む?」
ヴ「エンデヴァーだって個性重視してんだったらお前の個性なんか・・・!」
ヴァンプの言いたいことはわかったが、恋歌はそれは違うと首を振る。
『エンデヴァーさんは私の個性が気に食わなくても真正面から戦ってくれた
ちゃんと向き合ってくれたんだよ』
エ「・・・・」
『一緒にしないで
個性をバカにされるのも、弱いって言われるのも慣れてる
けど、私の大切な人をバカにすることだけは許さない』
ヴ「・・・!」
見た事がないほど敵意を込めた目を向けられて、半歩後ろに下がってしまう。
焦「まぁ・・・ひとつ言わせてもらえるとすんなら
俺は恋歌の個性好きだけどな」
『・・・・』
焦「恋歌がこの個性で俺を救ってくれた
だから恋歌は昔から俺のヒーローだ
俺のヒーローをバカにすることは俺も許せない」
ぎりぎりと拳を握りしめるヴァンプは悔しさからか、机の上にある食器を掴んで自分の足元で叩き割った。
ダ「お前・・・」
ヴ「父さんは黙っててください
これは俺の問題です」
ダンピールは仕方ないというように肩を落として、ワインを飲み始めている。
口も手も出すつもりはないという事なのだろう。
エ「あとは貴様が決める事だ
うちの焦凍との縁談をとるか、こいつとの縁談をとるか」
そんなの言われるまでもないこと。
『私は・・・・・轟焦凍君と一緒にいたいです』
焦「ああ、ありがとう
俺もだ」
ぎゅっと手を握り合う二人を見て、ヴァンプはポケットから錠剤のようなものを取り出して口に入れそれを噛み砕いた。
ダ「待ちなさい!!それはこんなところで使うものじゃ・・・!」
ダンピールの静止を無視して、ヴァンプは焦凍に向かって飛びかかってくる。
エ「うちの焦凍になにをする」
それを止めたのはエンデヴァー。
首の後ろに手刀を振り下ろして机に叩きつけて止めたのだ。
焦凍は恋歌の手を引いて立ち上がって背に隠すように前に出る。
ヴ「納得いかない!!
こんなの茶番だったってことだろ!?」
動きが早すぎて見えなかったということは個性を発動している。
先ほどのダンピールの慌て具合から見て錠剤のようなものが血の代わりをしているのだろうと予測できる。
『もともと断るつもりで来たんだよ
それに・・・私はどんな人からお見合いを持ちかけられても誰の申し出も受けない』
ヴ「それが茶番だったって言ってんだ!
だったら受けんなよ!
俺は・・・!お前に・・・!」
焦「後悔なら過去の自分に対してするんだな
恋歌は渡さねぇ」
ヴ「最初からそうだった・・・・
俺がどんなに話しかけても興味なさそうで・・・
いつもどこか別のところを見てて・・・
振り向こうとしてくれたことさえなかった!!」
焦「・・・だからって恋歌の個性を、努力をバカにしていいわけじゃねぇだろ
好きならなんでもっと話をちゃんと聞いてやらねぇ
なんで傍にいて味方でいてやらねぇんだ
一人だとわかってんならなにがなんでも離れるべきじゃねぇ」
ヴ「・・・わかってんだよ!!
じゃあお前を倒せば少しはこっちも見てくれるってことかよ!!」
エンデヴァーから逃げるように体勢を立て直し、また焦凍めがけて飛びかかってくる。
それをエンデヴァーが止めようと腕をあげた直後、別のところから誰かが飛び出してきてヴァンプを蹴り飛ばした。
結婚なんかできねぇ歳じゃねぇか」
焦「もともと俺はちゃんとプロヒーローになってから結婚を申し込むつもりでした
それが婚約者として3年待ってもらうだけの話です」
さらっと結婚の話を持ち出す焦凍に思わず顔が赤くなりそうになるが、ぶんぶんと顔を横に振ってそんな場合じゃないと自分を落ち着かせる。
ダ「エンデヴァーもそれでいいんですか?」
エ「・・・・なにがだ」
ダ「あなたは確か個性を重要視していたはずです
聞いたところこの子の個性ではあなたの理想とは違うのでは?」
ダンピールからその言葉を聞くと、エンデヴァーは重苦しいため息をついた。
エ「・・・個性は気に食わんがな
こいつの戦闘技術は俺も認めている
ぎりぎり許容範囲というだけだ」
『!!』
相「(前と言ってること違う・・・)」
エンデヴァーからそんなことを言ってもらえると思っていなかった恋歌は、思わずエンデヴァーを見つめるとふん、と不機嫌そうに顔を逸らされた。
ヴ「けどこいつの戦闘技術ったって個性使わない俺に負けるぐらいなんですよ?」
エ「貴様は何年前の話をしている
こいつは日々鍛錬し己を磨いている
貴様が勝ったと言うあの体育祭の日も最後まで諦めず立ち向かったはずだ
それにあの日の前日俺と戦った後だったからな
疲れがたまっていたのだろう」
『(ん?
なんで勝った話が体育祭の事って知ってるの?)』
ヴ「は?エンデヴァーと戦う?」
意味がわからないと言うようにエンデヴァーと恋歌を交互に見るが、エンデヴァーは興味なさげにまた酒を飲んでいる。
説明をしろという視線を向けられたので、仕方なく恋歌が口を開く。
『・・・数年前からエンデヴァーさんに稽古をつけてもらってた
それだけ』
ヴ「はぁ!?
お前そんなこと一言も言わなかったじゃねぇか!!」
『言って・・・信じたの?』
机をばんっ、と叩いて立ち上がったヴァンプに恋歌は冷静に返答を返す。
『別になんとも思ってなかったけど人の個性をバカにしてたあんたが』
ヴ「・・・・そんなもん、エンデヴァーだって同じじゃねぇか!」
エ「む?」
ヴ「エンデヴァーだって個性重視してんだったらお前の個性なんか・・・!」
ヴァンプの言いたいことはわかったが、恋歌はそれは違うと首を振る。
『エンデヴァーさんは私の個性が気に食わなくても真正面から戦ってくれた
ちゃんと向き合ってくれたんだよ』
エ「・・・・」
『一緒にしないで
個性をバカにされるのも、弱いって言われるのも慣れてる
けど、私の大切な人をバカにすることだけは許さない』
ヴ「・・・!」
見た事がないほど敵意を込めた目を向けられて、半歩後ろに下がってしまう。
焦「まぁ・・・ひとつ言わせてもらえるとすんなら
俺は恋歌の個性好きだけどな」
『・・・・』
焦「恋歌がこの個性で俺を救ってくれた
だから恋歌は昔から俺のヒーローだ
俺のヒーローをバカにすることは俺も許せない」
ぎりぎりと拳を握りしめるヴァンプは悔しさからか、机の上にある食器を掴んで自分の足元で叩き割った。
ダ「お前・・・」
ヴ「父さんは黙っててください
これは俺の問題です」
ダンピールは仕方ないというように肩を落として、ワインを飲み始めている。
口も手も出すつもりはないという事なのだろう。
エ「あとは貴様が決める事だ
うちの焦凍との縁談をとるか、こいつとの縁談をとるか」
そんなの言われるまでもないこと。
『私は・・・・・轟焦凍君と一緒にいたいです』
焦「ああ、ありがとう
俺もだ」
ぎゅっと手を握り合う二人を見て、ヴァンプはポケットから錠剤のようなものを取り出して口に入れそれを噛み砕いた。
ダ「待ちなさい!!それはこんなところで使うものじゃ・・・!」
ダンピールの静止を無視して、ヴァンプは焦凍に向かって飛びかかってくる。
エ「うちの焦凍になにをする」
それを止めたのはエンデヴァー。
首の後ろに手刀を振り下ろして机に叩きつけて止めたのだ。
焦凍は恋歌の手を引いて立ち上がって背に隠すように前に出る。
ヴ「納得いかない!!
こんなの茶番だったってことだろ!?」
動きが早すぎて見えなかったということは個性を発動している。
先ほどのダンピールの慌て具合から見て錠剤のようなものが血の代わりをしているのだろうと予測できる。
『もともと断るつもりで来たんだよ
それに・・・私はどんな人からお見合いを持ちかけられても誰の申し出も受けない』
ヴ「それが茶番だったって言ってんだ!
だったら受けんなよ!
俺は・・・!お前に・・・!」
焦「後悔なら過去の自分に対してするんだな
恋歌は渡さねぇ」
ヴ「最初からそうだった・・・・
俺がどんなに話しかけても興味なさそうで・・・
いつもどこか別のところを見てて・・・
振り向こうとしてくれたことさえなかった!!」
焦「・・・だからって恋歌の個性を、努力をバカにしていいわけじゃねぇだろ
好きならなんでもっと話をちゃんと聞いてやらねぇ
なんで傍にいて味方でいてやらねぇんだ
一人だとわかってんならなにがなんでも離れるべきじゃねぇ」
ヴ「・・・わかってんだよ!!
じゃあお前を倒せば少しはこっちも見てくれるってことかよ!!」
エンデヴァーから逃げるように体勢を立て直し、また焦凍めがけて飛びかかってくる。
それをエンデヴァーが止めようと腕をあげた直後、別のところから誰かが飛び出してきてヴァンプを蹴り飛ばした。