18話
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おそらくダンピールはヴァンプに無理やり連れてこられただけなのではないかと思う。
相「(てことは・・・)
ありがとうございます
ちなみにヴァンプは恋歌のどこがそんなに気に入ってくれてるんです?」
ヴ「そうですね・・・
素直じゃないところですかね」
『は?』
ヴァンプの発言に意味がわからないと口を開こうとした恋歌だが、相澤に一瞬目配せをされてぐっと口を閉じる。
相「どういうところが素直でないと?」
ヴ「最初は俺の片想いからでした
中学の時に交際を申し込んで、友人からならと言われてしまいましてね
それで中学卒業まで必死にアピールしましたよ
そしたらどんどん態度が変わってきまして
付き合うまでに至りました
高校に入学してからは同じクラスで同じくヒーローを志すライバルでもあり理解者でもありました
イレイザーヘッドならおわかりになるでしょうけど、恋歌の個性はヒーロー向きではない
だから俺は恋歌を守るために必死に訓練しましたよ
でもそれが気に食わなかったのかどんどん恋歌と疎遠になっていきましてね
別れるまでには至らなかったんですけど最近まで連絡をとっていなくて、噂で恋歌にお見合いがきているというのを聞きいたんですよ
俺という人がいるのにお見合いなんて冗談じゃないと思って俺も立候補させてもらったんです
そしたら今まですべて断っていた恋歌が俺のお見合いだけ受けてくれるって言うじゃないですか
こういう素直じゃないところが俺は好きですね」
相「そ、そうですか・・・」
長々と語った内容は恋歌から聞いている話とは全く違う内容。
恋歌をバカにした内容もないし、付き合ったと言う事実もないと聞いている。
ダ「いやー私はこれを聞いて、二人とも一途だなと思いましてね
恥ずかしながら雄英高校に息子の写真を送らせていただいたんですよ」
相「は、はぁ・・・
しかしここ数年間連絡をとっていなかったと聞いてますが?」
ヴ「それは恋歌の照れ隠しのようなものですよ
もともと口数も少なくおとなしい性格じゃないですか
高校に入学してからは人見知りで一人になる事が多くて、俺がいろんなところに連れて行こうとしたのにそれも恥ずかしがって放課後もほとんど会えませんでした」
『・・・別に私人見知りでもないしおとなしい性格でもないんだけど』
黙って聞いていた恋歌が声を低くしながらヴァンプが言っている事に対して反論をする。
ヴ「嘘付け
お前ずっとひとりだったじゃねぇか」
『誰のせいだと思ってんの?』
ヴ「は?俺のせいだってか?
友だちができなかったことを人のせいにすんなよ
俺がどんなに話しかけても無視しやがったくせに」
無視をしたのは内容がくだらないからだ。
聞きたくもない罵倒に、下品な言葉。
返事をするに値しないためしていなかっただけのこと。
ダ「失礼ですが、恋歌さんは個性が戦闘向きではないとか」
『それがなにか?』
ダ「ヒーローになるのも諦められたと聞きます
では、好きな相手と結婚をして女としての幸せを歩まれるのもいいのでは?」
『・・・あなたの息子さんとの結婚が幸せだと?』
ダ「我が家は代々ヒーローをしておりますので、一人ぐらいヒーローでなくとも問題はありません
それに、うちの息子であれば将来も安泰ですよ」
相「(親バカか・・・?)」
ヴァンプとの結婚が最高の幸せとでもいうような言い方に、怒鳴りたくなる気持ちを必死に抑える。
ヴ「あの中継を見た感じちょっとは強くなったみたいだけど俺から言わせりゃ、まだまだだったな
あれはオールマイトがいたから勝った」
『・・・わかってる』
ヴ「いーや、わかってない
あの場でお前がするべきことはオールマイトの邪魔にならないように逃げることだったはずだ
よわっちいお前がちょろちょろしてるだけで戦闘の邪魔になる」
『・・・わかってるって』
ヴ「高校時代も一度も俺に勝てた事ないくせに
その何の役にもたたない個性でよく3年間も雄英にいられたな
結局コスチュームもどんどん露出高くなってたし、あれで俺が言ったようにしようとしてたんだろ?」
『・・・・違う』
相「・・・何が言いたいか知りませんが、少し言い過ぎでは?」
言い返したいが言い返せない恋歌はスカートを握りしめ完全にうつむいてしまった。
いろいろと堪えているのだろうとわかっている相澤は、少し強めにヴァンプに言うがその口は閉じない。
ヴ「イレイザーヘッド、あなたも兄ならわかっておられるでしょう
恋歌は守られる側の人間だと
こいつの個性のキャパは5人
救えるものが少なすぎる
そこいらの女よりかは強いかもしれないが、俺たちのように戦闘特化型の個性の前には無力です
だったらいざという時に守ってくれるところに嫁がせてやるのが兄であるあなたの役目なのでは?」
相「あなたは恋歌の事を弱いと言うが決して弱くはありません
体育祭であなたもそれを感じたでしょう?」
相澤が言っているのは2人が3年の時の体育祭、決勝戦。
この2人は決勝戦で戦った事があるのだ。
通形が見たてに憧れた試合もこのこと。
例年通りのトーナメント方式で勝ち上がった2人は決勝で決着をつけることになった。
ヴ「体育祭ね・・・
覚えてますよ
けど、あんなのただのお祭りで結局は俺が勝ちました」
そう、結果的にはヴァンプが勝った。
相「そのただのお祭りであなたはあなたが弱いと言う恋歌に傷をつけられている
そこまで無傷で勝ち上がってきたにも関わらず」
『兄さん・・・』
ヴ「そんなのちょっと油断しただけですよ
個性使用無しの体術勝負なんて馬鹿げてます」
相「油断したぐらいで攻撃を食らうんですか?
ヒーローであればその油断が命取りになるときもあります
それに俺の個性、ご存じですよね?
あなたたちには効きませんが、個性を消されて戦わないといけなくなった場合頼れるのは己の身ひとつです
純粋な体術もヒーローには必要です
それを馬鹿げているとおっしゃるのであれば俺は雄英にもう一度入りなおして学び直した方がいいと思いますがね」
もう取り繕うのが面倒になったのか相澤は言いたいことをぽんぽんと遠慮なしに言っている。
ダ「たしかにイレイザーヘッドの言うとおりだぞ
お前は身体能力の強化なんだからその基礎となる身体を鍛える事は大事な事だ」
ヴ「・・・わかってますよ」
父親に言われて相澤に言い返そうとしていた口を閉じると、一気についであったワインを一気飲みした。
相「(てことは・・・)
ありがとうございます
ちなみにヴァンプは恋歌のどこがそんなに気に入ってくれてるんです?」
ヴ「そうですね・・・
素直じゃないところですかね」
『は?』
ヴァンプの発言に意味がわからないと口を開こうとした恋歌だが、相澤に一瞬目配せをされてぐっと口を閉じる。
相「どういうところが素直でないと?」
ヴ「最初は俺の片想いからでした
中学の時に交際を申し込んで、友人からならと言われてしまいましてね
それで中学卒業まで必死にアピールしましたよ
そしたらどんどん態度が変わってきまして
付き合うまでに至りました
高校に入学してからは同じクラスで同じくヒーローを志すライバルでもあり理解者でもありました
イレイザーヘッドならおわかりになるでしょうけど、恋歌の個性はヒーロー向きではない
だから俺は恋歌を守るために必死に訓練しましたよ
でもそれが気に食わなかったのかどんどん恋歌と疎遠になっていきましてね
別れるまでには至らなかったんですけど最近まで連絡をとっていなくて、噂で恋歌にお見合いがきているというのを聞きいたんですよ
俺という人がいるのにお見合いなんて冗談じゃないと思って俺も立候補させてもらったんです
そしたら今まですべて断っていた恋歌が俺のお見合いだけ受けてくれるって言うじゃないですか
こういう素直じゃないところが俺は好きですね」
相「そ、そうですか・・・」
長々と語った内容は恋歌から聞いている話とは全く違う内容。
恋歌をバカにした内容もないし、付き合ったと言う事実もないと聞いている。
ダ「いやー私はこれを聞いて、二人とも一途だなと思いましてね
恥ずかしながら雄英高校に息子の写真を送らせていただいたんですよ」
相「は、はぁ・・・
しかしここ数年間連絡をとっていなかったと聞いてますが?」
ヴ「それは恋歌の照れ隠しのようなものですよ
もともと口数も少なくおとなしい性格じゃないですか
高校に入学してからは人見知りで一人になる事が多くて、俺がいろんなところに連れて行こうとしたのにそれも恥ずかしがって放課後もほとんど会えませんでした」
『・・・別に私人見知りでもないしおとなしい性格でもないんだけど』
黙って聞いていた恋歌が声を低くしながらヴァンプが言っている事に対して反論をする。
ヴ「嘘付け
お前ずっとひとりだったじゃねぇか」
『誰のせいだと思ってんの?』
ヴ「は?俺のせいだってか?
友だちができなかったことを人のせいにすんなよ
俺がどんなに話しかけても無視しやがったくせに」
無視をしたのは内容がくだらないからだ。
聞きたくもない罵倒に、下品な言葉。
返事をするに値しないためしていなかっただけのこと。
ダ「失礼ですが、恋歌さんは個性が戦闘向きではないとか」
『それがなにか?』
ダ「ヒーローになるのも諦められたと聞きます
では、好きな相手と結婚をして女としての幸せを歩まれるのもいいのでは?」
『・・・あなたの息子さんとの結婚が幸せだと?』
ダ「我が家は代々ヒーローをしておりますので、一人ぐらいヒーローでなくとも問題はありません
それに、うちの息子であれば将来も安泰ですよ」
相「(親バカか・・・?)」
ヴァンプとの結婚が最高の幸せとでもいうような言い方に、怒鳴りたくなる気持ちを必死に抑える。
ヴ「あの中継を見た感じちょっとは強くなったみたいだけど俺から言わせりゃ、まだまだだったな
あれはオールマイトがいたから勝った」
『・・・わかってる』
ヴ「いーや、わかってない
あの場でお前がするべきことはオールマイトの邪魔にならないように逃げることだったはずだ
よわっちいお前がちょろちょろしてるだけで戦闘の邪魔になる」
『・・・わかってるって』
ヴ「高校時代も一度も俺に勝てた事ないくせに
その何の役にもたたない個性でよく3年間も雄英にいられたな
結局コスチュームもどんどん露出高くなってたし、あれで俺が言ったようにしようとしてたんだろ?」
『・・・・違う』
相「・・・何が言いたいか知りませんが、少し言い過ぎでは?」
言い返したいが言い返せない恋歌はスカートを握りしめ完全にうつむいてしまった。
いろいろと堪えているのだろうとわかっている相澤は、少し強めにヴァンプに言うがその口は閉じない。
ヴ「イレイザーヘッド、あなたも兄ならわかっておられるでしょう
恋歌は守られる側の人間だと
こいつの個性のキャパは5人
救えるものが少なすぎる
そこいらの女よりかは強いかもしれないが、俺たちのように戦闘特化型の個性の前には無力です
だったらいざという時に守ってくれるところに嫁がせてやるのが兄であるあなたの役目なのでは?」
相「あなたは恋歌の事を弱いと言うが決して弱くはありません
体育祭であなたもそれを感じたでしょう?」
相澤が言っているのは2人が3年の時の体育祭、決勝戦。
この2人は決勝戦で戦った事があるのだ。
通形が見たてに憧れた試合もこのこと。
例年通りのトーナメント方式で勝ち上がった2人は決勝で決着をつけることになった。
ヴ「体育祭ね・・・
覚えてますよ
けど、あんなのただのお祭りで結局は俺が勝ちました」
そう、結果的にはヴァンプが勝った。
相「そのただのお祭りであなたはあなたが弱いと言う恋歌に傷をつけられている
そこまで無傷で勝ち上がってきたにも関わらず」
『兄さん・・・』
ヴ「そんなのちょっと油断しただけですよ
個性使用無しの体術勝負なんて馬鹿げてます」
相「油断したぐらいで攻撃を食らうんですか?
ヒーローであればその油断が命取りになるときもあります
それに俺の個性、ご存じですよね?
あなたたちには効きませんが、個性を消されて戦わないといけなくなった場合頼れるのは己の身ひとつです
純粋な体術もヒーローには必要です
それを馬鹿げているとおっしゃるのであれば俺は雄英にもう一度入りなおして学び直した方がいいと思いますがね」
もう取り繕うのが面倒になったのか相澤は言いたいことをぽんぽんと遠慮なしに言っている。
ダ「たしかにイレイザーヘッドの言うとおりだぞ
お前は身体能力の強化なんだからその基礎となる身体を鍛える事は大事な事だ」
ヴ「・・・わかってますよ」
父親に言われて相澤に言い返そうとしていた口を閉じると、一気についであったワインを一気飲みした。