18話
夢小説設定
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一先ず今日は帰ってもいいとのことだったので、寮に帰る事にして寮までの道を歩く。
『(服ねぇ・・・
わざわざ買いに行くのめんどくさいなぁ・・・)』
行くのに乗り気でない場所の為にわざわざ外に出るのも面倒だし、学校側からお金を出してもらうのも申し訳ない。
しかし2日後と決まってしまった以上、悩んでいる場合ではない。
どうするのがいいのかと悩んでいるうちに寮に着いたため、扉を開けて”ただいま”と言う。
何人かが”おかえり”を返してくれる。
『・・・なにそれ』
寮の玄関から少し入ったところに大きな段ボールが置かれている事に気づく。
人2人ぐらいなら余裕で入れそうな大きさである。
緑「恋歌先生宛の荷物みたいですよ?」
『え、私の?』
まったく身に覚えがないが、宛名を確認すると確かに”相澤恋歌宛”となっている。
『差出人は書いてないんだね』
差出人の欄は空欄になっていて、この時点で嫌な予感しかしない。
飯「何をしてるんですか?」
開ける前に危険な物ではないかを確認する為に耳を当ててみる。
『いや、爆弾とかだったら音しないかなと思って・・・』
上「そんな物騒な!!」
今のところ変な音は確認できなかったので、ガムテープを剥がして中身を確認する。
『うっわ・・・』
中身を確認してみなければよかったと思うほど嫌な気持ちにさせられた。
緑「すごーい!!」
一体何が入っているのかと近くにいた生徒たちが覗きに来て、唯一緑谷だけが嬉しそうに興奮している。
焦「これの送り主って・・・」
『・・・はぁ、たぶん想像してる人であってるよ』
中身は吸血ヒーローヴァンプのグッズ。
小さなものから大きなものまで段ボールいっぱいに詰められている。
その中にもう一つグッズではなさそうな綺麗な箱があったのでそれも開けてみると、再び開けなければよかったと思うぐらい気分が落ちた。
芦「わぁ・・・!」
葉「きれー!!」
中身はピンクのシンプルなパーティドレスに、靴やショール、かばんなどだった。
おそらくこれを着て来いということなのだろう。
『気持ち悪・・・』
汚いものを持つように親指と人差し指だけでドレスを持っている恋歌に生徒たちは苦笑いしかできない。
爆「こいつ頭わいてんのか?」
『たぶんそうだと思う・・・』
自分のグッズを親しくもない相手に大量に送りつけるのは、どんな神経があれば出来るのだろうかと思う。
『・・・これゴミの分別するのもめんどくさい』
緑「え、捨てるんですか?」
『いるんだったらあげるよ
私いらないし』
緑「いいんですか!?」
きらきらと目を輝かせている緑谷に好きにしていいよ、と返すと嬉しそうに段ボールの中身を物色し始めた。
どんな時も変わらない緑谷に回りも苦笑いをしているが、いろいろでてくるグッズにみんなも興味を示している。
『・・・・』
焦「どうした?」
みんなが楽しそうならいいかと思っていると、携帯が着信を知らせて震える。
画面には知らない相手からなので番号が表示されている。
振動する携帯を見つめたままとらない恋歌を不思議に思い、焦凍が横から覗きこんできて恋歌がとらない理由を察した。
しかし、留守番電話に切り替わっても何度もかけてくるしつこさに負けて、”もしもし”と応答する。
『・・・いや、いらないんだけど』
焦「(何話してんだ・・・?)」
聞いたことがないような不機嫌な声を出している恋歌が何を話しているのか気になるが、相手の声がまるで聞こえない。
『・・・わかってる、ちゃんと行く
うん・・・・うん・・・・え?
は?』
焦「??」
めんどくさそうに適当に相槌を打っていたかと思うと、驚いたように目を見開いた。
『どうしてそんな・・・・』
焦「おい、ちょっと静かにしてくれ」
「「「??」」」
『あ、』
焦凍が段ボールの周りで騒いでいるみんなに、静かにしてほしいと言うと不思議そうな顔をしながらも全員口を閉じる。
そしてぎりぎりと拳を握りしめる恋歌から、ひょいと携帯を取り上げてスピーカーに切り替えた。
『え・・・』
≪おい、どうした≫
『あ、いやなんでもない
さっきの話の続きだけどどうして・・・盗聴器なんかしかけたの?』
「「「!?」」」
≪お前ならその将来有望な雄英生に手出してんじゃねぇかって思ってな
浮気調査だよ、浮気調査≫
『浮気も何も私はあんたと付き合ってない』
≪いつまでも頑固だよな、お前も
まぁいい
楽しみにしてるからな≫
『・・・どうして今更こんなことを?
私の事散々バカにしてきたくせに』
≪俺はちゃんとお前のこと好きだったぜ?
けどお前が頑固だったんだろ
挙句の果てには俺の相手もしなくなってよ
お前は大人しく男の影に隠れて守られて、その身体で満足させてくれりゃ・・・≫
『・・・・・・』
焦「・・・わり、指が滑った」
話の雲行きが怪しくなってきたところで、携帯を持っていた焦凍がヴァンプが話している時に通話終了ボタンを押して強制的に通話を終了させた。
謝ってはいるがまったくわびれる様子はなく、携帯を返してくる。
『いいよ
そんな事より今から私がいいって言うまでみんな一言も喋らないで』
先ほどの電話の話では盗聴器を仕掛けていると言っていたためむやみにしゃべらない方がいい。
おそらくグッズの中のどこかに紛れ込ませているのだろう。
段ボールの中身をひっくり返して、ひとつひとつ調べていく。
八百万が金属探知機を作ってくれたため、ぬいぐるみやクッション、陶器などはそれで調べてもらい、機械のものは粉々に破壊していった。
『(服ねぇ・・・
わざわざ買いに行くのめんどくさいなぁ・・・)』
行くのに乗り気でない場所の為にわざわざ外に出るのも面倒だし、学校側からお金を出してもらうのも申し訳ない。
しかし2日後と決まってしまった以上、悩んでいる場合ではない。
どうするのがいいのかと悩んでいるうちに寮に着いたため、扉を開けて”ただいま”と言う。
何人かが”おかえり”を返してくれる。
『・・・なにそれ』
寮の玄関から少し入ったところに大きな段ボールが置かれている事に気づく。
人2人ぐらいなら余裕で入れそうな大きさである。
緑「恋歌先生宛の荷物みたいですよ?」
『え、私の?』
まったく身に覚えがないが、宛名を確認すると確かに”相澤恋歌宛”となっている。
『差出人は書いてないんだね』
差出人の欄は空欄になっていて、この時点で嫌な予感しかしない。
飯「何をしてるんですか?」
開ける前に危険な物ではないかを確認する為に耳を当ててみる。
『いや、爆弾とかだったら音しないかなと思って・・・』
上「そんな物騒な!!」
今のところ変な音は確認できなかったので、ガムテープを剥がして中身を確認する。
『うっわ・・・』
中身を確認してみなければよかったと思うほど嫌な気持ちにさせられた。
緑「すごーい!!」
一体何が入っているのかと近くにいた生徒たちが覗きに来て、唯一緑谷だけが嬉しそうに興奮している。
焦「これの送り主って・・・」
『・・・はぁ、たぶん想像してる人であってるよ』
中身は吸血ヒーローヴァンプのグッズ。
小さなものから大きなものまで段ボールいっぱいに詰められている。
その中にもう一つグッズではなさそうな綺麗な箱があったのでそれも開けてみると、再び開けなければよかったと思うぐらい気分が落ちた。
芦「わぁ・・・!」
葉「きれー!!」
中身はピンクのシンプルなパーティドレスに、靴やショール、かばんなどだった。
おそらくこれを着て来いということなのだろう。
『気持ち悪・・・』
汚いものを持つように親指と人差し指だけでドレスを持っている恋歌に生徒たちは苦笑いしかできない。
爆「こいつ頭わいてんのか?」
『たぶんそうだと思う・・・』
自分のグッズを親しくもない相手に大量に送りつけるのは、どんな神経があれば出来るのだろうかと思う。
『・・・これゴミの分別するのもめんどくさい』
緑「え、捨てるんですか?」
『いるんだったらあげるよ
私いらないし』
緑「いいんですか!?」
きらきらと目を輝かせている緑谷に好きにしていいよ、と返すと嬉しそうに段ボールの中身を物色し始めた。
どんな時も変わらない緑谷に回りも苦笑いをしているが、いろいろでてくるグッズにみんなも興味を示している。
『・・・・』
焦「どうした?」
みんなが楽しそうならいいかと思っていると、携帯が着信を知らせて震える。
画面には知らない相手からなので番号が表示されている。
振動する携帯を見つめたままとらない恋歌を不思議に思い、焦凍が横から覗きこんできて恋歌がとらない理由を察した。
しかし、留守番電話に切り替わっても何度もかけてくるしつこさに負けて、”もしもし”と応答する。
『・・・いや、いらないんだけど』
焦「(何話してんだ・・・?)」
聞いたことがないような不機嫌な声を出している恋歌が何を話しているのか気になるが、相手の声がまるで聞こえない。
『・・・わかってる、ちゃんと行く
うん・・・・うん・・・・え?
は?』
焦「??」
めんどくさそうに適当に相槌を打っていたかと思うと、驚いたように目を見開いた。
『どうしてそんな・・・・』
焦「おい、ちょっと静かにしてくれ」
「「「??」」」
『あ、』
焦凍が段ボールの周りで騒いでいるみんなに、静かにしてほしいと言うと不思議そうな顔をしながらも全員口を閉じる。
そしてぎりぎりと拳を握りしめる恋歌から、ひょいと携帯を取り上げてスピーカーに切り替えた。
『え・・・』
≪おい、どうした≫
『あ、いやなんでもない
さっきの話の続きだけどどうして・・・盗聴器なんかしかけたの?』
「「「!?」」」
≪お前ならその将来有望な雄英生に手出してんじゃねぇかって思ってな
浮気調査だよ、浮気調査≫
『浮気も何も私はあんたと付き合ってない』
≪いつまでも頑固だよな、お前も
まぁいい
楽しみにしてるからな≫
『・・・どうして今更こんなことを?
私の事散々バカにしてきたくせに』
≪俺はちゃんとお前のこと好きだったぜ?
けどお前が頑固だったんだろ
挙句の果てには俺の相手もしなくなってよ
お前は大人しく男の影に隠れて守られて、その身体で満足させてくれりゃ・・・≫
『・・・・・・』
焦「・・・わり、指が滑った」
話の雲行きが怪しくなってきたところで、携帯を持っていた焦凍がヴァンプが話している時に通話終了ボタンを押して強制的に通話を終了させた。
謝ってはいるがまったくわびれる様子はなく、携帯を返してくる。
『いいよ
そんな事より今から私がいいって言うまでみんな一言も喋らないで』
先ほどの電話の話では盗聴器を仕掛けていると言っていたためむやみにしゃべらない方がいい。
おそらくグッズの中のどこかに紛れ込ませているのだろう。
段ボールの中身をひっくり返して、ひとつひとつ調べていく。
八百万が金属探知機を作ってくれたため、ぬいぐるみやクッション、陶器などはそれで調べてもらい、機械のものは粉々に破壊していった。