18話
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男子たちが談話室で焦凍の作戦を聞いている頃の女子風呂。
蛙「恋歌先生、もう隠している事は何もないのかしら」
『?
うん、全部言ったよ
どうして?』
葉「だって恋歌先生すぐ私たちに内緒にしようとするでしょー?」
芦「そうですよ!!
いつの間に轟と付き合ってたんですか!?」
「「「そこ!?」」」
『内緒に・・・しようとしてやってるわけじゃないんだ・・・
今まで一人でやってきたし・・・
なにか相談するとしたら兄さんだったし、兄さんは結構何も言わなくても察してくれたりする人だから・・・』
八「今は私たちがいますわ」
耳「そうですよ
いつもいろんなことに力貸してくれてるんですから、相談ぐらいしてくださいよ」
『・・・うん、ありがとう』
麗「恋歌先生、みんなついてます」
『うん、頼りにしてます』
上「お、女子たち風呂から上がってきたぜ」
ぞろぞろと風呂場から女子たちが出てくると、談話室にはまだ男子全員が揃っていた。
焦「・・・部屋行こう」
『・・・うん』
すっと立ち上がった焦凍に続いて、恋歌も男子棟のエレベーターに乗っていく。
その後ろ姿を見送った後、全員がほっとしたように息をついた。
緑「もう大丈夫そうだったね」
飯「轟君がついているからな
大丈夫だろう」
焦凍の考えている作戦を聞いた時、まだ成功するとも決まったわけではないのに大丈夫だと思えた。
けれど、その作戦は恋歌が聞けばまたいろいろと考えてしまうだろうと伝えない事に決めた。
ただでさえ苦手な人間と会うのに他のことまで考えている余裕などないだろうと思うからだ。
切「あとは俺たちだな」
上「だな
なんとかするしかねぇな」
芦「え、なになに?
なんかするの?」
話についていけない女子たちに恋歌には言わない様にと念押しをして、焦凍の作戦を伝える。
八「なるほど・・・
それは轟さんにしかできないことですわね」
葉「いやはや、さすがイケメン・・・」
耳「うちらにもできることあったら言ってよ」
切「そう言ってくれると思ってたぜ」
緑「けど全員は参加できないから、少数でってなるよね」
飯「うむ、個性と適正を考えねばな」
爆「めんどくせ・・・」
切「はいはい、もうおめぇのそれはわかってっから」
爆「んだとこら!!」
そして焦凍の自室。
部屋に入ると無言で手招きをされたため、おとなしく焦凍に後ろから抱きしめられる形で座っている。
背中にあたる体温が安心させてくれるような感じがする。
焦「もう・・・」
『ん?』
焦「もう泣くのはいいのか?」
振り向いて焦凍の顔を見れば、少しだけ悲しそうな顔をしている。
『うん、ごめんね
みっともなかったね・・・』
焦「いや・・・気付けなくて悪ぃ・・・」
『私も教えてもらったの始業式の後なんだ
だから仕方ないよ』
焦「俺は・・・仕方ないで片付けたくねぇ
ちゃんと気づけるようになりてぇし、泣いてくれる場所になりてぇ」
神野の時は泣かせてやることができなかった。
救出されてから時間が経っていたとはいえ、もっと他になにかできたのではと考えてしまう。
『・・・初めてだったよ』
お腹に回っている焦凍の手に上から自分の手を重ねる。
焦「?」
『・・・兄さんの前以外で声出して泣いたの
思いっきり・・・泣かせてくれたのは・・・みんなが、焦凍君が初めて』
焦「・・・そうか
そうか・・・」
とん、と額を恋歌の肩に乗せ何かを耐えるかのように恋歌の手を握りしめる。
『今日あいつから電話がかかってきた時ね、今まで言われてきたこととかいろいろ思い出して・・・
せっかく自分の気持ちに正直になれたのにそれが崩れてしまいそうで・・・怖かった』
焦「・・・ああ」
『でもね、もう全然怖くない
こうやって傍にいてくれるし、みんなも相談にのってくれる
それに今更焦凍君の傍にいるために障害がひとつ増えたぐらいなんてことはないんだ
私がその道を選んだんだから』
焦「俺もちゃんと選ぶ
恋歌から離れる事はねぇから」
今度こそ自分に出来る事を、最善を。
いつだって離さないでいてくれた手を、離すつもりはない。
『うん、信じてる』
蛙「恋歌先生、もう隠している事は何もないのかしら」
『?
うん、全部言ったよ
どうして?』
葉「だって恋歌先生すぐ私たちに内緒にしようとするでしょー?」
芦「そうですよ!!
いつの間に轟と付き合ってたんですか!?」
「「「そこ!?」」」
『内緒に・・・しようとしてやってるわけじゃないんだ・・・
今まで一人でやってきたし・・・
なにか相談するとしたら兄さんだったし、兄さんは結構何も言わなくても察してくれたりする人だから・・・』
八「今は私たちがいますわ」
耳「そうですよ
いつもいろんなことに力貸してくれてるんですから、相談ぐらいしてくださいよ」
『・・・うん、ありがとう』
麗「恋歌先生、みんなついてます」
『うん、頼りにしてます』
上「お、女子たち風呂から上がってきたぜ」
ぞろぞろと風呂場から女子たちが出てくると、談話室にはまだ男子全員が揃っていた。
焦「・・・部屋行こう」
『・・・うん』
すっと立ち上がった焦凍に続いて、恋歌も男子棟のエレベーターに乗っていく。
その後ろ姿を見送った後、全員がほっとしたように息をついた。
緑「もう大丈夫そうだったね」
飯「轟君がついているからな
大丈夫だろう」
焦凍の考えている作戦を聞いた時、まだ成功するとも決まったわけではないのに大丈夫だと思えた。
けれど、その作戦は恋歌が聞けばまたいろいろと考えてしまうだろうと伝えない事に決めた。
ただでさえ苦手な人間と会うのに他のことまで考えている余裕などないだろうと思うからだ。
切「あとは俺たちだな」
上「だな
なんとかするしかねぇな」
芦「え、なになに?
なんかするの?」
話についていけない女子たちに恋歌には言わない様にと念押しをして、焦凍の作戦を伝える。
八「なるほど・・・
それは轟さんにしかできないことですわね」
葉「いやはや、さすがイケメン・・・」
耳「うちらにもできることあったら言ってよ」
切「そう言ってくれると思ってたぜ」
緑「けど全員は参加できないから、少数でってなるよね」
飯「うむ、個性と適正を考えねばな」
爆「めんどくせ・・・」
切「はいはい、もうおめぇのそれはわかってっから」
爆「んだとこら!!」
そして焦凍の自室。
部屋に入ると無言で手招きをされたため、おとなしく焦凍に後ろから抱きしめられる形で座っている。
背中にあたる体温が安心させてくれるような感じがする。
焦「もう・・・」
『ん?』
焦「もう泣くのはいいのか?」
振り向いて焦凍の顔を見れば、少しだけ悲しそうな顔をしている。
『うん、ごめんね
みっともなかったね・・・』
焦「いや・・・気付けなくて悪ぃ・・・」
『私も教えてもらったの始業式の後なんだ
だから仕方ないよ』
焦「俺は・・・仕方ないで片付けたくねぇ
ちゃんと気づけるようになりてぇし、泣いてくれる場所になりてぇ」
神野の時は泣かせてやることができなかった。
救出されてから時間が経っていたとはいえ、もっと他になにかできたのではと考えてしまう。
『・・・初めてだったよ』
お腹に回っている焦凍の手に上から自分の手を重ねる。
焦「?」
『・・・兄さんの前以外で声出して泣いたの
思いっきり・・・泣かせてくれたのは・・・みんなが、焦凍君が初めて』
焦「・・・そうか
そうか・・・」
とん、と額を恋歌の肩に乗せ何かを耐えるかのように恋歌の手を握りしめる。
『今日あいつから電話がかかってきた時ね、今まで言われてきたこととかいろいろ思い出して・・・
せっかく自分の気持ちに正直になれたのにそれが崩れてしまいそうで・・・怖かった』
焦「・・・ああ」
『でもね、もう全然怖くない
こうやって傍にいてくれるし、みんなも相談にのってくれる
それに今更焦凍君の傍にいるために障害がひとつ増えたぐらいなんてことはないんだ
私がその道を選んだんだから』
焦「俺もちゃんと選ぶ
恋歌から離れる事はねぇから」
今度こそ自分に出来る事を、最善を。
いつだって離さないでいてくれた手を、離すつもりはない。
『うん、信じてる』