18話
夢小説設定
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緑「僕以前ヴァンプの個性について調べた事あるんです
”吸血”によって身体能力があがる個性なんで、どんな動きをするのかなって
僕もパワー系なんで・・・」
相「なるほど
で、なんか気になる事があるってことか?」
緑「はい
ヴァンプの戦闘スタイルは基本的に血を飲んで身体能力を上げて敵を倒すスタイルです
ですが、もう一つ
あまり使わないものがあるんです
それは対象のどこかに噛みつき、自分の血を分け与える事で使役が出来るということ
使役できる時間は血を与えた分で変化します
もし万が一恋歌先生が噛まれて使役されてしまった場合、その間に・・・話が進んでしまうかもしれない
しかもこれは異形型の個性です」
相「俺の抹消は使えない・・・か」
緑谷の言いたいことがわかり、相澤が先に口に出すと緑谷が頷く。
飯「そうか・・・
しかも身体能力を上げたうえで、噛みつくために攻撃をしかけてきたら逃げられないかもしれないということだな?」
緑「うん
そこまで強硬手段に出るかはわからないけど、今までの話を聞いてると僕が思っているヴァンプとは別人だ
情報は多いに越したことはないと思う」
緑谷の言い分は正しい。
今の情報を持っていなければ簡単に噛みつかれていただろう。
警戒しなければならない相手だ。
情報は多いほど助かる。
”そういやさ”と上鳴が唐突に思い出したように話出したため、視線を全員がそちらに向ける。
上「俺お見合いとかしたことないからドラマとかの知識なんだけど
武器、持ち込みとかしてねぇよな?」
瀬「は?当たり前だろ?」
上「いや、だからさ・・・
恋歌先生、そいつ相手に丸腰ってことだろ?」
「「「!!」」」
異形型個性を持つ相手に対して恋歌は戦闘での個性は使えない上に丸腰。
しかも相手は男でプロヒーロー。
純粋な力勝負でも負ける。
『・・・不利だねぇ』
相「・・・ああ
けど、相手を変更するつもりはないんだろ」
『さすが
よくわかってるね』
麗「なんでなんですか!?
そんな・・・危険な相手じゃなくても・・・!」
心配してくれる麗日の頭を撫でて、落ち着かせてやる。
『もやもやしたままは嫌なんだ・・・
焦凍君だってそうでしょ?』
焦「・・・恋歌を危険にさらしてまでやることだとは思わねぇけどな」
『ごめん
また心配かけるけど待っててほしい』
焦「・・・ああ」
”ありがとう”と笑う恋歌に向ける焦凍の顔は無表情。
生徒たちはその表情も納得いかないし、こんなにあっさりと何故許すのか。
途中から極端に言葉数の減った焦凍は明らかにおかしい。
おそらく恋歌はそのおかしい原因は、付き合っていた事を隠していたせいだと思っている。
しかしクラスメイトからしたらそれは違う。
原因は別にあると思うが、何を考えているのかわからない表情をしている。
近い距離で話している二人を見て、今までと何かが違うと感じ取った相澤は確かめる為に口を開く。
相「てか結局お前ら付き合ってんの?」
焦「はい」
『あ、うん』
相「あ、そ」
(((それだけなんですか!?)))
興味がなさそうに返事を返した相澤は話がひと段落ついたところで、職員用の寮に帰るためにソファから立ち上がる。
相「じゃあ帰るわ」
『うん、ありがとうね』
相「へーへー」
ばいばい、と手を振ると軽く手を振り返してのそのそと出ていった。
『みんなごめんね
ありがとう
私先生で年上なのに恥ずかしいとこばっかで申し訳ない・・・』
恥ずかしそうにしている恋歌は申し訳なさそうにしているが、こんな内容であれば誰でも泣きたくなるだろうと思う。
想い人がいて、恋人がいるのにそれを公にできないから学校の為に、苦手な人とお見合いをしなければならない。
八「いえ、お話して頂けて良かったですわ」
耳「話ならなんでも聞くんで言ってください」
『ありがと』
頼もしい女子たちに囲まれて、よくよく落ち着いてみると今自分がどこに座っているのかを理解して慌てて立ち上がろうとしたが、腰をがっちりつかまれていて離れられない。
焦「あとで話がある
部屋に来い」
『は、はい・・・』
視線で圧をかけられ、素直に頷くしか恋歌に選択肢はなかった。
”吸血”によって身体能力があがる個性なんで、どんな動きをするのかなって
僕もパワー系なんで・・・」
相「なるほど
で、なんか気になる事があるってことか?」
緑「はい
ヴァンプの戦闘スタイルは基本的に血を飲んで身体能力を上げて敵を倒すスタイルです
ですが、もう一つ
あまり使わないものがあるんです
それは対象のどこかに噛みつき、自分の血を分け与える事で使役が出来るということ
使役できる時間は血を与えた分で変化します
もし万が一恋歌先生が噛まれて使役されてしまった場合、その間に・・・話が進んでしまうかもしれない
しかもこれは異形型の個性です」
相「俺の抹消は使えない・・・か」
緑谷の言いたいことがわかり、相澤が先に口に出すと緑谷が頷く。
飯「そうか・・・
しかも身体能力を上げたうえで、噛みつくために攻撃をしかけてきたら逃げられないかもしれないということだな?」
緑「うん
そこまで強硬手段に出るかはわからないけど、今までの話を聞いてると僕が思っているヴァンプとは別人だ
情報は多いに越したことはないと思う」
緑谷の言い分は正しい。
今の情報を持っていなければ簡単に噛みつかれていただろう。
警戒しなければならない相手だ。
情報は多いほど助かる。
”そういやさ”と上鳴が唐突に思い出したように話出したため、視線を全員がそちらに向ける。
上「俺お見合いとかしたことないからドラマとかの知識なんだけど
武器、持ち込みとかしてねぇよな?」
瀬「は?当たり前だろ?」
上「いや、だからさ・・・
恋歌先生、そいつ相手に丸腰ってことだろ?」
「「「!!」」」
異形型個性を持つ相手に対して恋歌は戦闘での個性は使えない上に丸腰。
しかも相手は男でプロヒーロー。
純粋な力勝負でも負ける。
『・・・不利だねぇ』
相「・・・ああ
けど、相手を変更するつもりはないんだろ」
『さすが
よくわかってるね』
麗「なんでなんですか!?
そんな・・・危険な相手じゃなくても・・・!」
心配してくれる麗日の頭を撫でて、落ち着かせてやる。
『もやもやしたままは嫌なんだ・・・
焦凍君だってそうでしょ?』
焦「・・・恋歌を危険にさらしてまでやることだとは思わねぇけどな」
『ごめん
また心配かけるけど待っててほしい』
焦「・・・ああ」
”ありがとう”と笑う恋歌に向ける焦凍の顔は無表情。
生徒たちはその表情も納得いかないし、こんなにあっさりと何故許すのか。
途中から極端に言葉数の減った焦凍は明らかにおかしい。
おそらく恋歌はそのおかしい原因は、付き合っていた事を隠していたせいだと思っている。
しかしクラスメイトからしたらそれは違う。
原因は別にあると思うが、何を考えているのかわからない表情をしている。
近い距離で話している二人を見て、今までと何かが違うと感じ取った相澤は確かめる為に口を開く。
相「てか結局お前ら付き合ってんの?」
焦「はい」
『あ、うん』
相「あ、そ」
(((それだけなんですか!?)))
興味がなさそうに返事を返した相澤は話がひと段落ついたところで、職員用の寮に帰るためにソファから立ち上がる。
相「じゃあ帰るわ」
『うん、ありがとうね』
相「へーへー」
ばいばい、と手を振ると軽く手を振り返してのそのそと出ていった。
『みんなごめんね
ありがとう
私先生で年上なのに恥ずかしいとこばっかで申し訳ない・・・』
恥ずかしそうにしている恋歌は申し訳なさそうにしているが、こんな内容であれば誰でも泣きたくなるだろうと思う。
想い人がいて、恋人がいるのにそれを公にできないから学校の為に、苦手な人とお見合いをしなければならない。
八「いえ、お話して頂けて良かったですわ」
耳「話ならなんでも聞くんで言ってください」
『ありがと』
頼もしい女子たちに囲まれて、よくよく落ち着いてみると今自分がどこに座っているのかを理解して慌てて立ち上がろうとしたが、腰をがっちりつかまれていて離れられない。
焦「あとで話がある
部屋に来い」
『は、はい・・・』
視線で圧をかけられ、素直に頷くしか恋歌に選択肢はなかった。