夏休み特別編
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相「はい、じゃあ今回は女子側の勝利な」
「「「やったぁああああ!!」」」
女子側は誰も欠けることなく男子側を全員捕獲した。
完璧な完全勝利。
女子たちは両手を挙げて喜び合っている。
相「お前ら・・・情けねぇな・・・」
どよーんとしている男子側に相澤はため息をつく。
飯「そう言えば・・・
緑谷君、俺たちが不利な理由を教えてもらってなかったな」
上「は?俺たちが不利な理由?」
峰「え、オイラ達不利だった・・・?」
飯田が思い出したように緑谷に聞くと、何人かの男子がざわつき始める。
緑「ああ、それはね
まずこの人数差から不利なんだ」
峰「はぁ!?
何言ってんだお前」
緑「うん、普通は多い方が有利かと思っちゃうんだけど僕たちは司令塔のいないヒーローのたまごだ
誰かプロのヒーローに指示をもらいながら行動したら違ったかもしれないけどね
それに僕たちはお互いがどこでなにをしているのかわからなかった
人数が多すぎてそういう連携が取りにくくなってたんだ
その点女子たちは恋歌先生が司令塔になって全員の位置を把握して、指示を出してた
だから連携が取れてたんだよ」
飯「しかし人数が多いという条件だけではそんなにこちらが不利とも思えないが・・・」
緑「もちろんこう言っちゃなんだけど女子たちも僕たちもプロのヒーローじゃない
実力差はそんなにないし、指示をくれる人がいるからって人数っていう戦力差はひっくり返らない
けど、それは恋歌先生を捕獲対象から外すっていう条件でクリアしてたんだ」
「「「??」」」
緑谷の説明に意味がわからないと首を傾げる男子たちは苦笑いする緑谷の次の言葉を待つ。
緑「今回の勝利条件は相手側を全員捕獲すること
僕たちはそう聞いた時、恋歌先生を捕まえる事は難しいんじゃないかと思ってしまっていた」
峰「そりゃそうだろ
ていうかお前が言ったんじゃねぇか」
緑「うん、僕もその時は恋歌先生を捕まえることはできないと思って言ってしまったんだ
けどね、よく考えてみたらそれって恋歌先生を行動不能にする手段を僕たちはなくしてしまったってことなんだよ」
「「「!!」」」
ようやく緑谷の言いたいことがわかった男子たちははっとしたような顔をする。
緑「今までの経験から言って恋歌先生を怪我なんかで行動不能にすることはまず不可能だ
それに加えて訓練の捕縛テープという条件すらも外されると恋歌先生は最後まで自由に動けるということになる」
飯「な、なるほど・・・
まったく気づかなかった・・・」
焦「しかも結局恋歌の捕獲は勝利条件じゃなくても一番厄介だからって最初に捕まえようとしただろ
それすらも計算のうちだったってことだ
大方最初の恋歌を捕獲対称から外すって時に女子が不安そうにしたのも演技だろ」
てへへ、と恥ずかしそうにしている女子たちを見ると演技だったんだなと今更ながらわかる。
『だから聞いたじゃない
異論ないかって・・・ねぇ、相澤先生?』
相澤を見ればめんどくさそうにぽりぽりと頭をかいている。
焦「この訓練も女子側が絶対勝つとわかってたんですよね?」
「「「はぁ!?」」」
相「まぁな・・・」
切「え、どゆこと?」
焦「この訓練は時間無制限
冷静に考えたら授業で無制限はあり得ない
万が一何日も逃げ切れたらどうすんだ」
「「「た、たしかに・・・」」」
緑「あと不思議だったのは開始までに30分もあったってこと
これも相澤先生と恋歌先生が組んでやったことですよね?」
相「ああ・・・」
『うん、そうだよ』
隠すつもりは全くないらしく素直にうなずく二人。
それを良しとしない者がいる。
峰「じゃあこの訓練は無駄だったってことじゃないか!!
なんでも言う事聞くとか言っておいてオイラ達が負けるように仕組んでたとか卑怯だ!!」
相「・・・何言ってんだお前
俺はちゃんと確認したぞ
異論はないかと
それに返事を返したのはお前たちだし、実際異論があれば変更はするつもりだった」
峰「うっ、で、でもわかってたんならなんでそんな女子に有利になるようなこと・・・!」
『有利?
自分達が勝てるように根回しするのは当然のことでしょ
それにみんなに聞きたいけど誰か私に捕まった人いる?』
上「ん?あれ?」
瀬「そういや・・・」
よくよく考えれば恋歌は援護や補助はしていたが直接は誰も捕まえていない。
『私はみんなに指示を出しただけ
それを完璧にこなしたのもみんなだよ
最後は私も助けてもらったしね』
相「だ、そうだが
お前らまだ言いたいことあんのか?」
峰「けどこんなの・・・
無効だかんな!!」
切「おい、もう俺たちの負けだって」
いまだに駄々をこねる峰田にぴしっ、と恋歌の笑顔が凍る。
『あのね峰田君』
峰「な、なんだよ」
(((ん?なんか寒気が・・・)))
相「(自業自得だな・・・)」
焦「(いつもと雰囲気ちげぇな・・・)」
『納得いかないって言うのはいいけどこの訓練は私たちの勝ちなの
誰のせいで他の男の子たちが巻き添えになってるかわかってる?』
「「「え?」」」
峰「は?オイラのせい・・・?」
もちろん男子たちはこの訓練が急に行われた理由を知らないし、峰田は恋歌を怒らせた心当たりはないため不思議そうに首を傾げる。
八「峰田さん最っ低ですわ!」
芦「そうだよ!
自分がなにしたかわかってんの!?」
葉「覚えてないとか意味わかんない!!」
麗「ちゃんと謝ってもらうからね!」
蛙「峰田ちゃん自分の過ちはちゃんと認めるべきよ」
耳「まぁこういうやつだよね・・・」
緑「え、峰田君なにしたの・・・?」
女子からの大ブーイングに男子たちは峰田を見るが、峰田はまだわかっていない様子。
『ヒーローを志すのなら自分の発言にも、人にする発言にも気を付ける事だね
とにかく今回私たちは峰田君の言葉が許せなかった
どんなに納得しないと言われようときっちり罰は受けてもらいます』
峰「え、ええー!?」
「「「やったぁああああ!!」」」
女子側は誰も欠けることなく男子側を全員捕獲した。
完璧な完全勝利。
女子たちは両手を挙げて喜び合っている。
相「お前ら・・・情けねぇな・・・」
どよーんとしている男子側に相澤はため息をつく。
飯「そう言えば・・・
緑谷君、俺たちが不利な理由を教えてもらってなかったな」
上「は?俺たちが不利な理由?」
峰「え、オイラ達不利だった・・・?」
飯田が思い出したように緑谷に聞くと、何人かの男子がざわつき始める。
緑「ああ、それはね
まずこの人数差から不利なんだ」
峰「はぁ!?
何言ってんだお前」
緑「うん、普通は多い方が有利かと思っちゃうんだけど僕たちは司令塔のいないヒーローのたまごだ
誰かプロのヒーローに指示をもらいながら行動したら違ったかもしれないけどね
それに僕たちはお互いがどこでなにをしているのかわからなかった
人数が多すぎてそういう連携が取りにくくなってたんだ
その点女子たちは恋歌先生が司令塔になって全員の位置を把握して、指示を出してた
だから連携が取れてたんだよ」
飯「しかし人数が多いという条件だけではそんなにこちらが不利とも思えないが・・・」
緑「もちろんこう言っちゃなんだけど女子たちも僕たちもプロのヒーローじゃない
実力差はそんなにないし、指示をくれる人がいるからって人数っていう戦力差はひっくり返らない
けど、それは恋歌先生を捕獲対象から外すっていう条件でクリアしてたんだ」
「「「??」」」
緑谷の説明に意味がわからないと首を傾げる男子たちは苦笑いする緑谷の次の言葉を待つ。
緑「今回の勝利条件は相手側を全員捕獲すること
僕たちはそう聞いた時、恋歌先生を捕まえる事は難しいんじゃないかと思ってしまっていた」
峰「そりゃそうだろ
ていうかお前が言ったんじゃねぇか」
緑「うん、僕もその時は恋歌先生を捕まえることはできないと思って言ってしまったんだ
けどね、よく考えてみたらそれって恋歌先生を行動不能にする手段を僕たちはなくしてしまったってことなんだよ」
「「「!!」」」
ようやく緑谷の言いたいことがわかった男子たちははっとしたような顔をする。
緑「今までの経験から言って恋歌先生を怪我なんかで行動不能にすることはまず不可能だ
それに加えて訓練の捕縛テープという条件すらも外されると恋歌先生は最後まで自由に動けるということになる」
飯「な、なるほど・・・
まったく気づかなかった・・・」
焦「しかも結局恋歌の捕獲は勝利条件じゃなくても一番厄介だからって最初に捕まえようとしただろ
それすらも計算のうちだったってことだ
大方最初の恋歌を捕獲対称から外すって時に女子が不安そうにしたのも演技だろ」
てへへ、と恥ずかしそうにしている女子たちを見ると演技だったんだなと今更ながらわかる。
『だから聞いたじゃない
異論ないかって・・・ねぇ、相澤先生?』
相澤を見ればめんどくさそうにぽりぽりと頭をかいている。
焦「この訓練も女子側が絶対勝つとわかってたんですよね?」
「「「はぁ!?」」」
相「まぁな・・・」
切「え、どゆこと?」
焦「この訓練は時間無制限
冷静に考えたら授業で無制限はあり得ない
万が一何日も逃げ切れたらどうすんだ」
「「「た、たしかに・・・」」」
緑「あと不思議だったのは開始までに30分もあったってこと
これも相澤先生と恋歌先生が組んでやったことですよね?」
相「ああ・・・」
『うん、そうだよ』
隠すつもりは全くないらしく素直にうなずく二人。
それを良しとしない者がいる。
峰「じゃあこの訓練は無駄だったってことじゃないか!!
なんでも言う事聞くとか言っておいてオイラ達が負けるように仕組んでたとか卑怯だ!!」
相「・・・何言ってんだお前
俺はちゃんと確認したぞ
異論はないかと
それに返事を返したのはお前たちだし、実際異論があれば変更はするつもりだった」
峰「うっ、で、でもわかってたんならなんでそんな女子に有利になるようなこと・・・!」
『有利?
自分達が勝てるように根回しするのは当然のことでしょ
それにみんなに聞きたいけど誰か私に捕まった人いる?』
上「ん?あれ?」
瀬「そういや・・・」
よくよく考えれば恋歌は援護や補助はしていたが直接は誰も捕まえていない。
『私はみんなに指示を出しただけ
それを完璧にこなしたのもみんなだよ
最後は私も助けてもらったしね』
相「だ、そうだが
お前らまだ言いたいことあんのか?」
峰「けどこんなの・・・
無効だかんな!!」
切「おい、もう俺たちの負けだって」
いまだに駄々をこねる峰田にぴしっ、と恋歌の笑顔が凍る。
『あのね峰田君』
峰「な、なんだよ」
(((ん?なんか寒気が・・・)))
相「(自業自得だな・・・)」
焦「(いつもと雰囲気ちげぇな・・・)」
『納得いかないって言うのはいいけどこの訓練は私たちの勝ちなの
誰のせいで他の男の子たちが巻き添えになってるかわかってる?』
「「「え?」」」
峰「は?オイラのせい・・・?」
もちろん男子たちはこの訓練が急に行われた理由を知らないし、峰田は恋歌を怒らせた心当たりはないため不思議そうに首を傾げる。
八「峰田さん最っ低ですわ!」
芦「そうだよ!
自分がなにしたかわかってんの!?」
葉「覚えてないとか意味わかんない!!」
麗「ちゃんと謝ってもらうからね!」
蛙「峰田ちゃん自分の過ちはちゃんと認めるべきよ」
耳「まぁこういうやつだよね・・・」
緑「え、峰田君なにしたの・・・?」
女子からの大ブーイングに男子たちは峰田を見るが、峰田はまだわかっていない様子。
『ヒーローを志すのなら自分の発言にも、人にする発言にも気を付ける事だね
とにかく今回私たちは峰田君の言葉が許せなかった
どんなに納得しないと言われようときっちり罰は受けてもらいます』
峰「え、ええー!?」