夏休み特別編
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耳「(これ逃げられんのかな・・・!!)」
恋歌の合図と共に走り出した耳郎は後ろから聞こえてくる声に振り返ることなく足を動かす。
上「待てこら!」
瀬「つけてんの気づきやがった!」
障「あいつも索敵能力あるからな」
つけてきていたのは上鳴、瀬呂、障子の3人。
つけていたのを気づかれたとわかり、姿を隠すことなく耳郎を追いかける。
瀬呂が個性で捕まえようとしてくるが、周りには木がたくさんあるためそれを利用してうまく避け続けている。
『八百万さん打って!!』
八「はい!!」
その二人の声が聞こえた直後に耳郎は木のない拓けた場所に出た。
上「うわっ」
瀬「上鳴!!」
上鳴の驚いた声と瀬呂の焦ったような声が聞こえて振り向くと、上鳴が捕獲テープで出来た網に引っ掛かっていた。
耳「(なにあれ)」
瀬「こうなりゃ耳郎だけでも捕まえねぇと!!」
耳「げ」
しゅっとテープを耳郎に伸ばしてきた瀬呂の攻撃を防ぐための木がここにはない。
どうやって避けようか一瞬考えると、瀬呂のテープの角度が目の前で急に変わった。
瀬「は?
んだこれ・・・!」
『耳郎さん、さっきつけた音響増幅装置で周りの木を倒しながらもう一度こっちに走って』
瀬呂のテープには矢が突き刺さっており地面に固定されている。
しかしそれは千切ればいいだけなので拘束はできていない。
恋歌から指示がきたので、疑問はたくさん残るが近くにある木から順番に倒していく。
障「逃がすか!!」
瀬呂より一歩早く耳郎に追いついた障子が耳郎の背中に手を伸ばす。
『蛙吹さん!』
蛙「ケロ!」
もうあと一瞬遅かったら捕まれていたというところで、蛙吹の舌が障子の体に巻きついて遠くへ飛ばす。
耳「梅雨ちゃん!」
蛙「間に合ってよかったわ」
『耳郎さんは引き続き木をもう少し倒して
蛙吹さんは私と八百万さんが援護するから瀬呂君と障子君の捕獲を』
「「了解」」
指示を受けた通りに二人は足を動かす。
『八百万さん、次いくよ』
八「はい」
木が倒されていくおかげで恋歌たちから蛙吹たちの戦いが良く見える。
先ほど瀬呂に矢を放ったのは恋歌で、捕獲テープで作った網を放ったのは八百万だ。
この二人は最初から一歩も動いておらず、戦況が分かり易い高い位置にずっといたのだ。
蛙吹が障子と瀬呂相手に戦っているのを目視で確認しながら二人で構える。
八百万は恋歌の合図がなければ打たない。
蛙吹が戦い易いように恋歌は矢を放っていく。
瀬「こんなん誰が打ってんだよ!!」
障「一人しかいないだろう!」
蛙吹の攻撃も厄介な上に逃げた先に矢が飛んできて、その後にすぐに蛙吹の攻撃と瀬呂と障子が反撃する隙がない。
『耳郎さん、ありがとう
次は瀬呂君と障子君がいる地面に向かってお願い』
耳「了解です
梅雨ちゃん避けてね!!」
木を倒してほしい分だけ倒してくれた耳郎にそう指示を出せばくるりと振り返ってすぐに攻撃をした。
恋歌の指示も聞こえていた蛙吹は避けきれたが、瀬呂と障子は割れた地面に少し足元がぐらつく。
『八百万さん』
八「はい!」
その不安定なところを狙って八百万が網を放つ。
瀬「げっ」
瀬呂と障子は気づいたが足元が安定していないためすぐに逃げる事ができなかった。
瀬「ちっ・・・」
障子はその攻撃で捕獲されたが、瀬呂は咄嗟にテープを出して木に巻きつけてそこから離脱する。
瀬「(一旦引くか・・・)」
『逃がさないよ
八百万さん、次!』
八「お任せください!」
瀬「嘘だろ・・・!!」
一度体制を立て直した方がいいかもしれないと、そのまま逃げようとしたが無数の矢が飛んでくる。
しかも矢と矢の間には捕獲テープが繋げられている。
これも八百万作の武器の攻撃である。
全てを避けきれなかった瀬呂もここで行動不能となってしまった。
耳「いやー、正直うちはここで終わりかと思った」
捕まえた3人に捕獲テープをきっちりと巻いて、蛙吹と一緒に恋歌と八百万の元に向かって歩く。
蛙「そうね
でも恋歌先生が援護するって言ってくれたから私は勝てると思ってたわ」
耳「そう・・・だね
こんな・・・些細な喧嘩ごとの為になんでここまでしてくれるんだろ・・・」
蛙「恋歌先生だからじゃないかしら
あの人はいつだって私たちの事を真剣に考えてくれる人だと思うわ」
耳「うん・・・そうだね・・・」
恋歌の合図と共に走り出した耳郎は後ろから聞こえてくる声に振り返ることなく足を動かす。
上「待てこら!」
瀬「つけてんの気づきやがった!」
障「あいつも索敵能力あるからな」
つけてきていたのは上鳴、瀬呂、障子の3人。
つけていたのを気づかれたとわかり、姿を隠すことなく耳郎を追いかける。
瀬呂が個性で捕まえようとしてくるが、周りには木がたくさんあるためそれを利用してうまく避け続けている。
『八百万さん打って!!』
八「はい!!」
その二人の声が聞こえた直後に耳郎は木のない拓けた場所に出た。
上「うわっ」
瀬「上鳴!!」
上鳴の驚いた声と瀬呂の焦ったような声が聞こえて振り向くと、上鳴が捕獲テープで出来た網に引っ掛かっていた。
耳「(なにあれ)」
瀬「こうなりゃ耳郎だけでも捕まえねぇと!!」
耳「げ」
しゅっとテープを耳郎に伸ばしてきた瀬呂の攻撃を防ぐための木がここにはない。
どうやって避けようか一瞬考えると、瀬呂のテープの角度が目の前で急に変わった。
瀬「は?
んだこれ・・・!」
『耳郎さん、さっきつけた音響増幅装置で周りの木を倒しながらもう一度こっちに走って』
瀬呂のテープには矢が突き刺さっており地面に固定されている。
しかしそれは千切ればいいだけなので拘束はできていない。
恋歌から指示がきたので、疑問はたくさん残るが近くにある木から順番に倒していく。
障「逃がすか!!」
瀬呂より一歩早く耳郎に追いついた障子が耳郎の背中に手を伸ばす。
『蛙吹さん!』
蛙「ケロ!」
もうあと一瞬遅かったら捕まれていたというところで、蛙吹の舌が障子の体に巻きついて遠くへ飛ばす。
耳「梅雨ちゃん!」
蛙「間に合ってよかったわ」
『耳郎さんは引き続き木をもう少し倒して
蛙吹さんは私と八百万さんが援護するから瀬呂君と障子君の捕獲を』
「「了解」」
指示を受けた通りに二人は足を動かす。
『八百万さん、次いくよ』
八「はい」
木が倒されていくおかげで恋歌たちから蛙吹たちの戦いが良く見える。
先ほど瀬呂に矢を放ったのは恋歌で、捕獲テープで作った網を放ったのは八百万だ。
この二人は最初から一歩も動いておらず、戦況が分かり易い高い位置にずっといたのだ。
蛙吹が障子と瀬呂相手に戦っているのを目視で確認しながら二人で構える。
八百万は恋歌の合図がなければ打たない。
蛙吹が戦い易いように恋歌は矢を放っていく。
瀬「こんなん誰が打ってんだよ!!」
障「一人しかいないだろう!」
蛙吹の攻撃も厄介な上に逃げた先に矢が飛んできて、その後にすぐに蛙吹の攻撃と瀬呂と障子が反撃する隙がない。
『耳郎さん、ありがとう
次は瀬呂君と障子君がいる地面に向かってお願い』
耳「了解です
梅雨ちゃん避けてね!!」
木を倒してほしい分だけ倒してくれた耳郎にそう指示を出せばくるりと振り返ってすぐに攻撃をした。
恋歌の指示も聞こえていた蛙吹は避けきれたが、瀬呂と障子は割れた地面に少し足元がぐらつく。
『八百万さん』
八「はい!」
その不安定なところを狙って八百万が網を放つ。
瀬「げっ」
瀬呂と障子は気づいたが足元が安定していないためすぐに逃げる事ができなかった。
瀬「ちっ・・・」
障子はその攻撃で捕獲されたが、瀬呂は咄嗟にテープを出して木に巻きつけてそこから離脱する。
瀬「(一旦引くか・・・)」
『逃がさないよ
八百万さん、次!』
八「お任せください!」
瀬「嘘だろ・・・!!」
一度体制を立て直した方がいいかもしれないと、そのまま逃げようとしたが無数の矢が飛んでくる。
しかも矢と矢の間には捕獲テープが繋げられている。
これも八百万作の武器の攻撃である。
全てを避けきれなかった瀬呂もここで行動不能となってしまった。
耳「いやー、正直うちはここで終わりかと思った」
捕まえた3人に捕獲テープをきっちりと巻いて、蛙吹と一緒に恋歌と八百万の元に向かって歩く。
蛙「そうね
でも恋歌先生が援護するって言ってくれたから私は勝てると思ってたわ」
耳「そう・・・だね
こんな・・・些細な喧嘩ごとの為になんでここまでしてくれるんだろ・・・」
蛙「恋歌先生だからじゃないかしら
あの人はいつだって私たちの事を真剣に考えてくれる人だと思うわ」
耳「うん・・・そうだね・・・」