夏休み特別編
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かりかりと字を書く音だけが部屋に響き、個人でわからないところがあれば爆豪か恋歌に質問をする。
一番質問回数が多いのは上鳴でわからなければ考えるより先に解き方を教えてもらおうというスタンスだ。
そのため恋歌が別の誰かの質問に答えていて、爆豪に解き方を教えてもらっているときにかなり怒鳴られていた。
けれど基本的には静かに自力で問題を解こうとするので、室内は静かで本を読むには最適の空間だった。
『(だめだ・・・眠い・・・)』
静かな室内にちょうどいい温度。
近くに座る爆豪からはニトロの甘い匂いがする。
そんな最高の環境の中では再び眠気が襲ってきてしまっても仕方がない。
『(ちょっと・・・目を瞑るだけ・・・)』
本を開いたまま膝の上に置き、意識を保っていれば大丈夫と目を閉じる。
切「うおっ」
順調に課題を終わらせていっていると恋歌が急に切島の肩に倒れてきたため驚いて肩を震わせた。
爆「あ?」
上「あれま、本読んでたわけじゃなかったんだな」
瀬「みてぇだな」
髪が顔にかかって顔はよく見えないが、規則正しく聞こえる息に合わせるように上下する肩。
起きていれば切島にもたれかかる事もしてないだろう。
寝ているとわかりもたれかかられている切島はどうするべきかとあたふたしている。
爆「邪魔になんねぇように床にでも転がしとけ」
切「いやいや、それはさすがにだめだろ」
いくら勝手に寝たとはいえ、床に寝かすなどできない切島は後ろにあるベッドの存在を思い出す。
切「ベッドでいいか」
上「まぁそれが一番だとは思うけどさ、そこまで動かされたら恋歌先生なら起きそうなもんだけどな」
瀬「たしかに」
できるだけ揺らさない様にしながら頭の中で触る事に対して謝り、膝裏と肩に手を回して持ち上げる。
切「・・・・・」
上「?
どした?」
恋歌を横抱きにしたまま驚いた顔をしている切島に上鳴が声をかけると、”いや・・・”と口を開く。
切「思ったより軽くてさ
こんな軽い体でいつも戦ってんだなーって思ったら驚いた」
そっとベッドの上に降ろし、一応寒くはないがタオルケットもかけてやる。
瀬「たしかになー
峰田じゃねぇけど足も腰も腕も細ぇしな」
切「けど俺や鉄哲の硬化を簡単に切る力あるんだぜ?
あんなにボール投げ飛ばねぇのに」
上「不思議だよなー」
爆「・・・・スピードあっからだろ」
「「「?」」」
爆「基本的に剣速は抜いた状態で振り下ろした方が速えし強え
単純に考えりゃ片手で持ってるか両手で持ってるかの違いだ
そりゃ両手で持ってる方が力入るに決まってる
けどこいつは筋力がねぇから抜刀術っていう形をとってる
抜刀術は敵に太刀筋を読まれにくい
その読まれにくい太刀筋であの速さならある程度の奴は倒せる
切島の硬化を切るのもスピードで威力をあげてっからだ
紙で手切ったりすることあんだろ
あれは摩擦が原因だって言われてる
それと同じ原理でさらにスピードが加わってっからお前の硬化も破れる」
「「「・・・・」」」
シャーペンをかちかちしながら丁寧に説明してくれる爆豪に3人は驚いて無言で顔を見合わせる。
切「く、詳しいのな」
爆「あ?
敵に刀使う奴いたらどーすんだよ
それに俺らはこいつに一回負けてる
相手の攻撃手段を分析すんのは当然のことだろうが」
たしかに爆豪の言っていることも一理ある。
負けっぱなしでいるわけにはいかない。
切「ははっ
相変わらず男らしいよ、お前は」
爆「ああ!?」
褒めたつもりなのになぜか怒鳴ってくる爆豪を、恋歌が起きてしまうからと必死に止める。
切「まぁあれだな
恋歌先生は俺の目標で尊敬できる人だ
俺もすげー、って言うだけじゃなくてちゃんと真似できるところはしないとだな」
爆「はっ、こいつが憧れとか」
切「何言ってんだ
爆豪も恋歌先生に負けて、悔しくて、次は絶対勝ちたいから勉強したんだろ?
俺もそういうとこ見習わねぇとな!」
((切島ほんといいやつ・・・))
一番質問回数が多いのは上鳴でわからなければ考えるより先に解き方を教えてもらおうというスタンスだ。
そのため恋歌が別の誰かの質問に答えていて、爆豪に解き方を教えてもらっているときにかなり怒鳴られていた。
けれど基本的には静かに自力で問題を解こうとするので、室内は静かで本を読むには最適の空間だった。
『(だめだ・・・眠い・・・)』
静かな室内にちょうどいい温度。
近くに座る爆豪からはニトロの甘い匂いがする。
そんな最高の環境の中では再び眠気が襲ってきてしまっても仕方がない。
『(ちょっと・・・目を瞑るだけ・・・)』
本を開いたまま膝の上に置き、意識を保っていれば大丈夫と目を閉じる。
切「うおっ」
順調に課題を終わらせていっていると恋歌が急に切島の肩に倒れてきたため驚いて肩を震わせた。
爆「あ?」
上「あれま、本読んでたわけじゃなかったんだな」
瀬「みてぇだな」
髪が顔にかかって顔はよく見えないが、規則正しく聞こえる息に合わせるように上下する肩。
起きていれば切島にもたれかかる事もしてないだろう。
寝ているとわかりもたれかかられている切島はどうするべきかとあたふたしている。
爆「邪魔になんねぇように床にでも転がしとけ」
切「いやいや、それはさすがにだめだろ」
いくら勝手に寝たとはいえ、床に寝かすなどできない切島は後ろにあるベッドの存在を思い出す。
切「ベッドでいいか」
上「まぁそれが一番だとは思うけどさ、そこまで動かされたら恋歌先生なら起きそうなもんだけどな」
瀬「たしかに」
できるだけ揺らさない様にしながら頭の中で触る事に対して謝り、膝裏と肩に手を回して持ち上げる。
切「・・・・・」
上「?
どした?」
恋歌を横抱きにしたまま驚いた顔をしている切島に上鳴が声をかけると、”いや・・・”と口を開く。
切「思ったより軽くてさ
こんな軽い体でいつも戦ってんだなーって思ったら驚いた」
そっとベッドの上に降ろし、一応寒くはないがタオルケットもかけてやる。
瀬「たしかになー
峰田じゃねぇけど足も腰も腕も細ぇしな」
切「けど俺や鉄哲の硬化を簡単に切る力あるんだぜ?
あんなにボール投げ飛ばねぇのに」
上「不思議だよなー」
爆「・・・・スピードあっからだろ」
「「「?」」」
爆「基本的に剣速は抜いた状態で振り下ろした方が速えし強え
単純に考えりゃ片手で持ってるか両手で持ってるかの違いだ
そりゃ両手で持ってる方が力入るに決まってる
けどこいつは筋力がねぇから抜刀術っていう形をとってる
抜刀術は敵に太刀筋を読まれにくい
その読まれにくい太刀筋であの速さならある程度の奴は倒せる
切島の硬化を切るのもスピードで威力をあげてっからだ
紙で手切ったりすることあんだろ
あれは摩擦が原因だって言われてる
それと同じ原理でさらにスピードが加わってっからお前の硬化も破れる」
「「「・・・・」」」
シャーペンをかちかちしながら丁寧に説明してくれる爆豪に3人は驚いて無言で顔を見合わせる。
切「く、詳しいのな」
爆「あ?
敵に刀使う奴いたらどーすんだよ
それに俺らはこいつに一回負けてる
相手の攻撃手段を分析すんのは当然のことだろうが」
たしかに爆豪の言っていることも一理ある。
負けっぱなしでいるわけにはいかない。
切「ははっ
相変わらず男らしいよ、お前は」
爆「ああ!?」
褒めたつもりなのになぜか怒鳴ってくる爆豪を、恋歌が起きてしまうからと必死に止める。
切「まぁあれだな
恋歌先生は俺の目標で尊敬できる人だ
俺もすげー、って言うだけじゃなくてちゃんと真似できるところはしないとだな」
爆「はっ、こいつが憧れとか」
切「何言ってんだ
爆豪も恋歌先生に負けて、悔しくて、次は絶対勝ちたいから勉強したんだろ?
俺もそういうとこ見習わねぇとな!」
((切島ほんといいやつ・・・))