夏休み特別編
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しばらく大人たちでじゃれていると、生徒たちの輪から外れて焦凍がを呼びに来た。
焦「一緒に花火しよう」
『うん』
差し出してくれた手を握り立ち上がって生徒たちの輪に入っていく恋歌を、プレゼントマイクがにやにやと見つめる。
プ「ったくよぉ、お前の妹はいつになったら素直になんのかねぇ」
相「さぁな」
興味なさげに新しい缶を開けている相澤に”お前も素直じゃねぇな”とプレゼントマイクが呟く。
プ「(消太はお前が幸せにならねぇと結婚はしないぜ、恋歌)」
いつもより幾分か優しい顔をしている相澤に、ふっと笑みを零してプレゼントマイクも新しい缶を開ける。
焦「顔赤いけど大丈夫か?」
『うん、大丈夫』
お酒のせいで顔の赤い恋歌だが、意識ははっきりしているし今のところ足取りもふらついていない。
砂藤からもらったかき氷で少し熱を冷まそうと花火をする様子を見ながら、頭がキーンとならない程度のスピードで食べる。
『初めての花火はどう?』
焦「・・・思ったより楽しい」
『そう、よかったね』
周りから火をつける役で呼ばれたり、皆で花火で字を作って写真を撮ったり、不具合で飛んでくるロケット花火を避けたり、連続で打ち上げ花火をしたりとただ手持ち花火をしているだけではない。
初めての体験を友達とできたことで焦凍も自然と優しい表情になっている。
芦「恋歌先生もこっち来てー!!」
花火も終わりかけで、各々線香花火を楽しんでいた時に、芦戸に呼ばれて振り向くと女子たちが集まって浴衣での写真を撮っていた。
自撮りのうまい芦戸が女子+恋歌がきれいに入る様に撮ってくれる。
芦「あとで送っときますね!!」
『ありがとう』
たくさんの写真を女子たちと撮れたのでいい思い出になったなと、ほとんど溶けてしまったかき氷を飲むように食べる。
焦「芦戸ちょっといいか」
芦「ん?」
女子たちと写真を撮っている間はみんなと花火をしていた焦凍が終わった瞬間に芦戸に話しかける。
携帯を見ながら二人で何やら話しているが声までは聞こえない。
麗「恋歌先生もやりましょ!!
最後ですよ」
『うん、ありがと』
花火を渡してくれる麗日にお礼を言い花火に火をつける。
『(そういえば・・・私も花火なんか何年振りだろ・・・)』
自分が雄英生だったころはこんな風に遊ぶ時間など作れなかった。
時間があれば訓練をしていたし、勉強もしなければ個性が個性故に置いて行かれるのは目に見えていた。
自分の高校生活がそういった日常だったことに関しては後悔もないし、それでよかったと思っている。
焦「どうした?」
そんな高校生活のおかげで今焦凍の傍にいられる。
『ううん、なんでもないよ』
今を考えると自分の高校生活も充実してたと思える。
焦「そうか
吐きそうになったら言えよ」
『ありがとう』
ぼーっと考え事をしていたのを酔っているからだと思っている焦凍は心配そうに背中を擦ってくれる。
大丈夫だと返すと、ほっとしたように背中から手を離して携帯を取り出す。
焦「写真撮ろう」
『あ、うん』
少しきらきらとした視線を向けてくる焦凍に返事をして、”誰かに撮ってもらう?”と聞くと、先ほど芦戸にカメラの使い方を教わってきたらしい。
慣れない操作をしてインカメにして携帯の画面に自分の顔が映ると”お”と驚いていたのは可愛かったが、口に出すと怒られそうだったので黙っておく。
芦戸に教えてもらったという持ち方がぷるぷる震えながら携帯を構えて、恋歌の肩を掴んで自分の方に引き寄せた。
『(たぶん・・・持ち方間違ってる・・・)』
芦戸が出来る持ち方が、芦戸より手の大きい焦凍ができないわけがないのだが、不思議そうな顔をしながら必死にシャッターボタンを押そうとしている焦凍はこれ以上ないぐらい可愛い。
周りも持ち方が間違っていると言おうか悩んでいるが、恋歌が笑いをこらえているのを見て”あれはあれで楽しそうだからいいか”と誰も声をかけることはしない。
焦「よし、いくぞ」
『はい』
初めて二人で撮った写真はぶれぶれで焦凍が納得いくまで何度も撮りなおすことになったが、最終的には連射機能で二人とも笑顔の写真が撮れた。
焦「これ保存できてんのか?」
『できてるよ』
焦「待ち受けにしたい」
『え・・・』
焦「してくれ」
携帯を渡してくる焦凍に待ち受けはちょっと恥ずかしいんじゃないかと思うが、後ろから覗いている焦凍の顔はまじめそのもの。
渋々待ち受けに設定して渡すと”おお・・・”と喜んでいるのがわかる。
焦「恋歌はしないのか?」
『え、わ、私はいいかなー』
焦「そうか・・・・」
『しますよ!!』
(((轟/君、それはずるい)))
恋歌は恥ずかしいからやりたくはなかったが、やらないと言った瞬間にしゅん、と落ち込んだ焦凍を見てすぐに考えを改める。
やると言えば表情を明るくしてすぐに恋歌に写真を送ってくる。
ちゃんと待ち受けに設定するまで後ろから覗かれていたので、設定せざるをえなかった。
焦「お揃いだな」
『・・・そうだね』
爆「揃いの待ち受けとかバカかよ」
嘲笑うかのような笑みを向けてくる爆豪に恋歌はダメージを受けたが、焦凍は何かを閃いたようでぽん、と手を叩いた。
焦「お前もするか?
送ってやる」
爆「アホかてめぇは!!
っんで俺が写ってねぇ写真待ち受けにしなきゃなんねぇんだ!!」
焦「じゃあ誰かと撮ってお揃いにすればいい
撮ってやる」
爆「いらねーつってんだろ!!」
(((もうわけわからんな・・・)))
爆豪は焦凍からしたら誰かとお揃いの待ち受けが羨ましいから突っかかってきたように見えたらしい。
”遠慮するな”と傍にいる切島たちと写真を撮ってやろうとして怒鳴られているが、切島が爆豪の肩を掴んで結局写真を撮ってもらっている。
焦「待ち受けの設定の仕方知ってるか?」
爆「知っとるわ!!」
切「お、じゃあ俺も待ち受けしよー」
焦「爆豪よかったな」
爆「良かねぇわ!!
くそ髪もなにやってんだ!!」
緑「(かっちゃん・・・遊ばれてるな・・・)」
葉「いいなー!!
私全員で映ったのが欲しいからみんなで撮ろうよ!!」
蛙「いいわね」
八百万にスマホ用の三脚を出してもらい、酔っている相澤もプレゼントマイクも呼んで全員で並ぶ。
飯「よし、全員入っている
押すぞ!!」
飯田がシャッターボタンを押してこちらに走ってくる。
焦「今日ありがとな
楽しかった」
『うん、こちらこそ
一緒に花火できて、写真撮れて楽しかったよ』
写真に写らない様にこっそりと二人で手を繋いでいたのは誰にもばれなかった。
この日撮ったこの写真は後日プリントして部屋に飾った。
焦「一緒に花火しよう」
『うん』
差し出してくれた手を握り立ち上がって生徒たちの輪に入っていく恋歌を、プレゼントマイクがにやにやと見つめる。
プ「ったくよぉ、お前の妹はいつになったら素直になんのかねぇ」
相「さぁな」
興味なさげに新しい缶を開けている相澤に”お前も素直じゃねぇな”とプレゼントマイクが呟く。
プ「(消太はお前が幸せにならねぇと結婚はしないぜ、恋歌)」
いつもより幾分か優しい顔をしている相澤に、ふっと笑みを零してプレゼントマイクも新しい缶を開ける。
焦「顔赤いけど大丈夫か?」
『うん、大丈夫』
お酒のせいで顔の赤い恋歌だが、意識ははっきりしているし今のところ足取りもふらついていない。
砂藤からもらったかき氷で少し熱を冷まそうと花火をする様子を見ながら、頭がキーンとならない程度のスピードで食べる。
『初めての花火はどう?』
焦「・・・思ったより楽しい」
『そう、よかったね』
周りから火をつける役で呼ばれたり、皆で花火で字を作って写真を撮ったり、不具合で飛んでくるロケット花火を避けたり、連続で打ち上げ花火をしたりとただ手持ち花火をしているだけではない。
初めての体験を友達とできたことで焦凍も自然と優しい表情になっている。
芦「恋歌先生もこっち来てー!!」
花火も終わりかけで、各々線香花火を楽しんでいた時に、芦戸に呼ばれて振り向くと女子たちが集まって浴衣での写真を撮っていた。
自撮りのうまい芦戸が女子+恋歌がきれいに入る様に撮ってくれる。
芦「あとで送っときますね!!」
『ありがとう』
たくさんの写真を女子たちと撮れたのでいい思い出になったなと、ほとんど溶けてしまったかき氷を飲むように食べる。
焦「芦戸ちょっといいか」
芦「ん?」
女子たちと写真を撮っている間はみんなと花火をしていた焦凍が終わった瞬間に芦戸に話しかける。
携帯を見ながら二人で何やら話しているが声までは聞こえない。
麗「恋歌先生もやりましょ!!
最後ですよ」
『うん、ありがと』
花火を渡してくれる麗日にお礼を言い花火に火をつける。
『(そういえば・・・私も花火なんか何年振りだろ・・・)』
自分が雄英生だったころはこんな風に遊ぶ時間など作れなかった。
時間があれば訓練をしていたし、勉強もしなければ個性が個性故に置いて行かれるのは目に見えていた。
自分の高校生活がそういった日常だったことに関しては後悔もないし、それでよかったと思っている。
焦「どうした?」
そんな高校生活のおかげで今焦凍の傍にいられる。
『ううん、なんでもないよ』
今を考えると自分の高校生活も充実してたと思える。
焦「そうか
吐きそうになったら言えよ」
『ありがとう』
ぼーっと考え事をしていたのを酔っているからだと思っている焦凍は心配そうに背中を擦ってくれる。
大丈夫だと返すと、ほっとしたように背中から手を離して携帯を取り出す。
焦「写真撮ろう」
『あ、うん』
少しきらきらとした視線を向けてくる焦凍に返事をして、”誰かに撮ってもらう?”と聞くと、先ほど芦戸にカメラの使い方を教わってきたらしい。
慣れない操作をしてインカメにして携帯の画面に自分の顔が映ると”お”と驚いていたのは可愛かったが、口に出すと怒られそうだったので黙っておく。
芦戸に教えてもらったという持ち方がぷるぷる震えながら携帯を構えて、恋歌の肩を掴んで自分の方に引き寄せた。
『(たぶん・・・持ち方間違ってる・・・)』
芦戸が出来る持ち方が、芦戸より手の大きい焦凍ができないわけがないのだが、不思議そうな顔をしながら必死にシャッターボタンを押そうとしている焦凍はこれ以上ないぐらい可愛い。
周りも持ち方が間違っていると言おうか悩んでいるが、恋歌が笑いをこらえているのを見て”あれはあれで楽しそうだからいいか”と誰も声をかけることはしない。
焦「よし、いくぞ」
『はい』
初めて二人で撮った写真はぶれぶれで焦凍が納得いくまで何度も撮りなおすことになったが、最終的には連射機能で二人とも笑顔の写真が撮れた。
焦「これ保存できてんのか?」
『できてるよ』
焦「待ち受けにしたい」
『え・・・』
焦「してくれ」
携帯を渡してくる焦凍に待ち受けはちょっと恥ずかしいんじゃないかと思うが、後ろから覗いている焦凍の顔はまじめそのもの。
渋々待ち受けに設定して渡すと”おお・・・”と喜んでいるのがわかる。
焦「恋歌はしないのか?」
『え、わ、私はいいかなー』
焦「そうか・・・・」
『しますよ!!』
(((轟/君、それはずるい)))
恋歌は恥ずかしいからやりたくはなかったが、やらないと言った瞬間にしゅん、と落ち込んだ焦凍を見てすぐに考えを改める。
やると言えば表情を明るくしてすぐに恋歌に写真を送ってくる。
ちゃんと待ち受けに設定するまで後ろから覗かれていたので、設定せざるをえなかった。
焦「お揃いだな」
『・・・そうだね』
爆「揃いの待ち受けとかバカかよ」
嘲笑うかのような笑みを向けてくる爆豪に恋歌はダメージを受けたが、焦凍は何かを閃いたようでぽん、と手を叩いた。
焦「お前もするか?
送ってやる」
爆「アホかてめぇは!!
っんで俺が写ってねぇ写真待ち受けにしなきゃなんねぇんだ!!」
焦「じゃあ誰かと撮ってお揃いにすればいい
撮ってやる」
爆「いらねーつってんだろ!!」
(((もうわけわからんな・・・)))
爆豪は焦凍からしたら誰かとお揃いの待ち受けが羨ましいから突っかかってきたように見えたらしい。
”遠慮するな”と傍にいる切島たちと写真を撮ってやろうとして怒鳴られているが、切島が爆豪の肩を掴んで結局写真を撮ってもらっている。
焦「待ち受けの設定の仕方知ってるか?」
爆「知っとるわ!!」
切「お、じゃあ俺も待ち受けしよー」
焦「爆豪よかったな」
爆「良かねぇわ!!
くそ髪もなにやってんだ!!」
緑「(かっちゃん・・・遊ばれてるな・・・)」
葉「いいなー!!
私全員で映ったのが欲しいからみんなで撮ろうよ!!」
蛙「いいわね」
八百万にスマホ用の三脚を出してもらい、酔っている相澤もプレゼントマイクも呼んで全員で並ぶ。
飯「よし、全員入っている
押すぞ!!」
飯田がシャッターボタンを押してこちらに走ってくる。
焦「今日ありがとな
楽しかった」
『うん、こちらこそ
一緒に花火できて、写真撮れて楽しかったよ』
写真に写らない様にこっそりと二人で手を繋いでいたのは誰にもばれなかった。
この日撮ったこの写真は後日プリントして部屋に飾った。