17話
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寮に入ると共有スペースに数人の生徒たちが集まっていた。
爆豪はいないので先に部屋に戻ったようだ。
蛙「おかえりなさい」
『ただいま』
恋歌に気づけばみんながおかえりと言ってくれる。
緑「あ、恋歌先生
これ、かっちゃんが渡しとけって・・・」
『あ、ありがと』
爆豪が持ってくれていたかばんとコップを受け取り共有スペースを見渡すが焦凍はいない。
『(部屋かな・・・?)
じゃあ私も部屋に行くね』
上「あ、恋歌先生今日はなんで爆豪とデートだったんですか?」
おそらく今日みんなが気になってたことを上鳴が代表して聞いてきたが、恋歌は”内緒”と口に人差し指をもっていき、満面の笑みで部屋に帰って行ってしまった。
上「え、なにあの意味深な感じ」
瀬「まさかの爆豪の逆転ホームランある?」
部屋に戻った恋歌は焦凍に今どこにいるかの確認メールをすると思った通り部屋にいると返事がきた。
『(よし・・・)』
部屋に来てもいいとの許可も貰ったので、焦凍の部屋に向かう。
扉の前で深呼吸をし、こんこんと扉を叩く。
焦「おかえり」
『ただいま』
どうぞ、と扉を開けてくれる焦凍にお邪魔しますと伝え部屋に入る。
座布団を出してくれたので向かい合うように座る。
焦「これ返しとくな」
『ありがとう』
今朝預けて行った財布を返してもらい、膝の上に置いて握りしめる。
焦「楽しかったか?」
『・・・うん
ちゃんとお礼もお詫びも言ってくれたよ』
焦「そうか」
”よかったな”と少し笑う焦凍にどのように切り出そうかと財布を握る力が強くなっていく。
どきどきと心臓がうるさい。
焦凍も爆豪も気持ちを伝えるときはこんな感じだったのだろうかと考える。
『あ、のね・・・
話が・・・あるんだけど・・・』
焦「?」
改まってなんの話があるのだろかと焦凍は僅かに首を傾げる。
言いにくそうにしている恋歌の言葉を待つ為に、じっと恋歌を見ながら黙っている。
『今日ね・・・爆豪君に・・・告白してもらったの・・・』
焦「ああ・・・」
『で、ね・・・その・・・』
焦「まさか爆豪と付き合うのか・・・?」
『は?』
どこから説明しようかと言葉を選んでいると焦凍から思いがけない言葉が返ってきたため思わず変な声を出して固まってしまった。
焦凍の顔はふざけているようには見えない。
焦「違うのか・・・?」
『ち、違うよ!!
その・・・爆豪君には・・・ごめんって伝えた・・・』
焦「そうか・・・」
ほっとしたように息をはく焦凍が先ほど言った事は実は今日一日ずっと思っていた事だった。
恋歌に詫びと礼をしたいから一日くれと爆豪から連絡がきて、それは必要な事なのかと聞いた時に自分自身のけじめの為に必要なことだと言っていた。
あの自尊心の塊のような爆豪が焦凍に頼み事をしたということはよっぽど重要な事なのだろうと、一日だけならと返事をしたのだ。
”けじめ”の内容も”詫びと礼”の内容も聞いた焦凍は万が一爆豪からの告白を受けて、恋歌がOKを出してしまったらとずっと考えてしまっていた。
『それでね・・・そのあと焦凍君の話になったの』
焦「俺の?」
『なんで焦凍君と付き合わないのかって
言ったんだ
私は逃げてるだけだって
私は先生で焦凍君は生徒
普通の恋人のようにはいられないし、付き合って万が一別れるような事があって、傍にいられなくなったらって考えると怖いって』
焦「(ちょっと待て・・・)」
『そしたらね、爆豪君が私の好きな人は、付き合った相手を大切にしないで・・・万が一別れたとして離れて欲しいって言うのかって言われてね
そんなこと・・・言われるはずないって思ったの』
焦「(これじゃ・・・)」
『爆豪君にそう言われて私が今まで悩んでたのがとても些細な事だって気づいた
ずっと・・・ずっと・・・いろんな理由をつけて逃げてきたけど・・・』
しっかりと焦凍の目を見つめ、恋歌は小さく息を吸って姿勢を正す。
『私は・・・焦凍君が好きです
よかったら私と付き合ってください』
頭を下げて焦凍からの返答を待つ。
爆豪はいないので先に部屋に戻ったようだ。
蛙「おかえりなさい」
『ただいま』
恋歌に気づけばみんながおかえりと言ってくれる。
緑「あ、恋歌先生
これ、かっちゃんが渡しとけって・・・」
『あ、ありがと』
爆豪が持ってくれていたかばんとコップを受け取り共有スペースを見渡すが焦凍はいない。
『(部屋かな・・・?)
じゃあ私も部屋に行くね』
上「あ、恋歌先生今日はなんで爆豪とデートだったんですか?」
おそらく今日みんなが気になってたことを上鳴が代表して聞いてきたが、恋歌は”内緒”と口に人差し指をもっていき、満面の笑みで部屋に帰って行ってしまった。
上「え、なにあの意味深な感じ」
瀬「まさかの爆豪の逆転ホームランある?」
部屋に戻った恋歌は焦凍に今どこにいるかの確認メールをすると思った通り部屋にいると返事がきた。
『(よし・・・)』
部屋に来てもいいとの許可も貰ったので、焦凍の部屋に向かう。
扉の前で深呼吸をし、こんこんと扉を叩く。
焦「おかえり」
『ただいま』
どうぞ、と扉を開けてくれる焦凍にお邪魔しますと伝え部屋に入る。
座布団を出してくれたので向かい合うように座る。
焦「これ返しとくな」
『ありがとう』
今朝預けて行った財布を返してもらい、膝の上に置いて握りしめる。
焦「楽しかったか?」
『・・・うん
ちゃんとお礼もお詫びも言ってくれたよ』
焦「そうか」
”よかったな”と少し笑う焦凍にどのように切り出そうかと財布を握る力が強くなっていく。
どきどきと心臓がうるさい。
焦凍も爆豪も気持ちを伝えるときはこんな感じだったのだろうかと考える。
『あ、のね・・・
話が・・・あるんだけど・・・』
焦「?」
改まってなんの話があるのだろかと焦凍は僅かに首を傾げる。
言いにくそうにしている恋歌の言葉を待つ為に、じっと恋歌を見ながら黙っている。
『今日ね・・・爆豪君に・・・告白してもらったの・・・』
焦「ああ・・・」
『で、ね・・・その・・・』
焦「まさか爆豪と付き合うのか・・・?」
『は?』
どこから説明しようかと言葉を選んでいると焦凍から思いがけない言葉が返ってきたため思わず変な声を出して固まってしまった。
焦凍の顔はふざけているようには見えない。
焦「違うのか・・・?」
『ち、違うよ!!
その・・・爆豪君には・・・ごめんって伝えた・・・』
焦「そうか・・・」
ほっとしたように息をはく焦凍が先ほど言った事は実は今日一日ずっと思っていた事だった。
恋歌に詫びと礼をしたいから一日くれと爆豪から連絡がきて、それは必要な事なのかと聞いた時に自分自身のけじめの為に必要なことだと言っていた。
あの自尊心の塊のような爆豪が焦凍に頼み事をしたということはよっぽど重要な事なのだろうと、一日だけならと返事をしたのだ。
”けじめ”の内容も”詫びと礼”の内容も聞いた焦凍は万が一爆豪からの告白を受けて、恋歌がOKを出してしまったらとずっと考えてしまっていた。
『それでね・・・そのあと焦凍君の話になったの』
焦「俺の?」
『なんで焦凍君と付き合わないのかって
言ったんだ
私は逃げてるだけだって
私は先生で焦凍君は生徒
普通の恋人のようにはいられないし、付き合って万が一別れるような事があって、傍にいられなくなったらって考えると怖いって』
焦「(ちょっと待て・・・)」
『そしたらね、爆豪君が私の好きな人は、付き合った相手を大切にしないで・・・万が一別れたとして離れて欲しいって言うのかって言われてね
そんなこと・・・言われるはずないって思ったの』
焦「(これじゃ・・・)」
『爆豪君にそう言われて私が今まで悩んでたのがとても些細な事だって気づいた
ずっと・・・ずっと・・・いろんな理由をつけて逃げてきたけど・・・』
しっかりと焦凍の目を見つめ、恋歌は小さく息を吸って姿勢を正す。
『私は・・・焦凍君が好きです
よかったら私と付き合ってください』
頭を下げて焦凍からの返答を待つ。