17話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
その後せっかく来たんだから何か買え、という無茶ぶりに取り敢えずコップを買った。
爆「なんでコップなんだよ」
『お酒飲むときに使おうかと・・・』
爆「は?てめぇ酒とか飲むんかよ」
缶のものはそのまま飲むが、何かで割りたい時に使おうと思いコップを選んだと伝えると意外そうな顔をされた。
『あれ、みんな知って・・・
あ、寝てたのか』
お部屋お披露目大会の時に知ったはずではと思ったが、そういえば爆豪は参加してなかったなと思い出す。
もちろんコップのお会計は爆豪。
”ありがとう”とお礼を言えば”おう”という返事は返ってきたが、コップは渡さなかった為持たせる気はないのだろうと持ってもらう事にする。
そろそろいい時間になり、明日から新学期が始まるため帰ろうかという話になった時に不意に爆豪が立ち止まった。
手を繋いでいる恋歌も必然的に止まる事になり、どうしたのだろうと爆豪が言葉を発するのを待つ。
爆「今から・・・てめぇに話がある」
『・・・うん』
恋歌が返事を返すと取り敢えず場所を移すと言うので、ショッピングモールを出ようと外に向かう事にした。
『あ』
爆「ああ?」
そして何とも間の悪い事に先ほど恋歌に絡んできた男二人が出口付近にいる事に気づいてしまった。
向こうもこちらの存在に気づき、嫌そうな顔をされる。
こそこそと何か話し始めた二人は携帯のカメラを爆豪と恋歌に向けシャッターを切る音がした。
爆「何撮ってんだクソが!!」
「はっ!これをSNSに上げて拡散してやるんだよ!
オールマイトの恋人が二股かけて若い男に手を出してるってな!!」
どこまでもやる事がつまらないなと恋歌はまためんどくさそうな顔をする。
『めんどくさ・・・』
爆「は?おい」
ぼそっと呟いた恋歌は爆豪の手を離し、サングラスを外して爆豪に返した後つかつかと男たちに向かって歩いていく。
「ん?何
相手してくれるなら消してもいいけど?」
耳障りな下品な笑いをする男たちに重いため息をついて、写真を撮った携帯を取り上げる。
「このくそビッチが!何しやがる!!」
誰がビッチだ、と思ったが反論する前に掴みかかるために手を伸ばしてきたのでそれを軽く避ける。
「は?
今、避け・・・?」
『消してください』
ずい、っと携帯を突出し写真を消すように要求する。
避けた瞬間がわからなかった為、二人でぽかんとしていたがすぐに意識を恋歌に向ける。
「消すかよ!!バカじゃねぇのか!」
「こうなったら力ずくでも・・・!」
二人がかりで掴みかかってこようとするが、素人同然の二人が恋歌をそんな簡単に捕まえられるわけがない。
爆「(結局俺は何にもできねぇってか・・・)」
『そっちが先に掴みかかってきたんでこれは正当防衛ですよね』
「は?何・・・」
にこっと笑った恋歌の言葉に言い返そうとすると視界が急に一回転した。
今起こったことに頭がついていかない上に背中が痛い。
『消して』
再度携帯を突き出してくる恋歌に男たちは反応できない。
普通の背負い投げだったのだが一瞬の出来事だったので何が起こったのか二人ともわかっていない。
しかも一回の背負い投げで二人を巻き込んでいて二人とも地面に背中をついている。
『早く』
ぽかんとしている男の顔に携帯をぐりぐりと押し付け、震える手で写真を消したのを確認すると恋歌は爆豪の元に帰っていく。
爆「てめぇ・・・俺には手ぇ出すなとか言っといて・・・」
『爆豪君は仮免も受からなかったひよっこですらない卵ですからね』
爆「はぁ!?てめぇふざけんな!殺す!!」
笑って冗談交じりに言えば怒りながら追いかけてきたので、恋歌は笑いながら逃げる。
本気で逃げる気はなかったのですぐに腕を掴まれ捕まるが、爆豪は”行くぞ”と特に怒っていないようだった。
爆「てめぇらもしょーもないことしてんじゃねぇぞ」
地面に寝転がったままの男二人に爆豪が声をかけると、はっとしたように二人は起き上った。
『思ったんだけどあの中継見てて良くちょっかい出そうと思えたね』
「は?」
『だって・・・オールマイトと一緒に戦った人に敵うなんて普通思わないでしょ』
爆「大方新聞記事の見出しだけ見たんだろ」
「オールマイトと・・・一緒に・・・?」
二人の反応を見れば何の話だというような顔をしていたので、爆豪の予想はあっているのだろう。
『ま、別にどうでもいいんだけどね
もう一回中継の録画とかを誰かに見せてもらう事をおすすめするよ』
いまだにぽかんとする男二人にじゃあね、と手を振り爆豪の話を聞くために場所を再度移動する事にした。
爆「なんでコップなんだよ」
『お酒飲むときに使おうかと・・・』
爆「は?てめぇ酒とか飲むんかよ」
缶のものはそのまま飲むが、何かで割りたい時に使おうと思いコップを選んだと伝えると意外そうな顔をされた。
『あれ、みんな知って・・・
あ、寝てたのか』
お部屋お披露目大会の時に知ったはずではと思ったが、そういえば爆豪は参加してなかったなと思い出す。
もちろんコップのお会計は爆豪。
”ありがとう”とお礼を言えば”おう”という返事は返ってきたが、コップは渡さなかった為持たせる気はないのだろうと持ってもらう事にする。
そろそろいい時間になり、明日から新学期が始まるため帰ろうかという話になった時に不意に爆豪が立ち止まった。
手を繋いでいる恋歌も必然的に止まる事になり、どうしたのだろうと爆豪が言葉を発するのを待つ。
爆「今から・・・てめぇに話がある」
『・・・うん』
恋歌が返事を返すと取り敢えず場所を移すと言うので、ショッピングモールを出ようと外に向かう事にした。
『あ』
爆「ああ?」
そして何とも間の悪い事に先ほど恋歌に絡んできた男二人が出口付近にいる事に気づいてしまった。
向こうもこちらの存在に気づき、嫌そうな顔をされる。
こそこそと何か話し始めた二人は携帯のカメラを爆豪と恋歌に向けシャッターを切る音がした。
爆「何撮ってんだクソが!!」
「はっ!これをSNSに上げて拡散してやるんだよ!
オールマイトの恋人が二股かけて若い男に手を出してるってな!!」
どこまでもやる事がつまらないなと恋歌はまためんどくさそうな顔をする。
『めんどくさ・・・』
爆「は?おい」
ぼそっと呟いた恋歌は爆豪の手を離し、サングラスを外して爆豪に返した後つかつかと男たちに向かって歩いていく。
「ん?何
相手してくれるなら消してもいいけど?」
耳障りな下品な笑いをする男たちに重いため息をついて、写真を撮った携帯を取り上げる。
「このくそビッチが!何しやがる!!」
誰がビッチだ、と思ったが反論する前に掴みかかるために手を伸ばしてきたのでそれを軽く避ける。
「は?
今、避け・・・?」
『消してください』
ずい、っと携帯を突出し写真を消すように要求する。
避けた瞬間がわからなかった為、二人でぽかんとしていたがすぐに意識を恋歌に向ける。
「消すかよ!!バカじゃねぇのか!」
「こうなったら力ずくでも・・・!」
二人がかりで掴みかかってこようとするが、素人同然の二人が恋歌をそんな簡単に捕まえられるわけがない。
爆「(結局俺は何にもできねぇってか・・・)」
『そっちが先に掴みかかってきたんでこれは正当防衛ですよね』
「は?何・・・」
にこっと笑った恋歌の言葉に言い返そうとすると視界が急に一回転した。
今起こったことに頭がついていかない上に背中が痛い。
『消して』
再度携帯を突き出してくる恋歌に男たちは反応できない。
普通の背負い投げだったのだが一瞬の出来事だったので何が起こったのか二人ともわかっていない。
しかも一回の背負い投げで二人を巻き込んでいて二人とも地面に背中をついている。
『早く』
ぽかんとしている男の顔に携帯をぐりぐりと押し付け、震える手で写真を消したのを確認すると恋歌は爆豪の元に帰っていく。
爆「てめぇ・・・俺には手ぇ出すなとか言っといて・・・」
『爆豪君は仮免も受からなかったひよっこですらない卵ですからね』
爆「はぁ!?てめぇふざけんな!殺す!!」
笑って冗談交じりに言えば怒りながら追いかけてきたので、恋歌は笑いながら逃げる。
本気で逃げる気はなかったのですぐに腕を掴まれ捕まるが、爆豪は”行くぞ”と特に怒っていないようだった。
爆「てめぇらもしょーもないことしてんじゃねぇぞ」
地面に寝転がったままの男二人に爆豪が声をかけると、はっとしたように二人は起き上った。
『思ったんだけどあの中継見てて良くちょっかい出そうと思えたね』
「は?」
『だって・・・オールマイトと一緒に戦った人に敵うなんて普通思わないでしょ』
爆「大方新聞記事の見出しだけ見たんだろ」
「オールマイトと・・・一緒に・・・?」
二人の反応を見れば何の話だというような顔をしていたので、爆豪の予想はあっているのだろう。
『ま、別にどうでもいいんだけどね
もう一回中継の録画とかを誰かに見せてもらう事をおすすめするよ』
いまだにぽかんとする男二人にじゃあね、と手を振り爆豪の話を聞くために場所を再度移動する事にした。