17話
夢小説設定
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店員に断りを入れ、脇差を一度抜いてみる。
爆「どーなんだよ」
『長さ的にはこんな感じでいいかも』
刃の部分はいつもの刀の約半分程。
抜くときのイメージも今使っているものと変わらないはずなのですぐに使えるようになりそうだとは思う。
『ただやっぱりこういう所のは重いね』
爆「は?この程度で重いんかよ」
爆豪も一度脇差を持ってみたが特に重いとは微塵も思わなかった。
『私が使ってるのはこれの1/3ぐらい
それに普通のだと抜いたら折れちゃうし』
普通の刀だと恋歌の抜刀の速さに耐えられずすぐに折れてしまう。
爆「めんどくせぇのな」
『なにせ筋力がつかないからね
そういうところでカバーしないと』
へへへ、と笑いながら見せてもらった脇差を店員に返すと、脇差は受け取ってもらえたが恋歌の顔を見て何か言いたそうにもごもごしている。
爆「こいつになんか用かよ」
それが気にくわなかった爆豪がぐっと恋歌の手を引き自分の背中に隠す。
「あ、いえ・・・人違いであれば申し訳ないのですが・・・
もしやお客様はオールマイトの恋人では・・・?」
爆「は?」
『(ああ、そういうこと)』
意を決したように言いたいことを言った店員の言葉に回りもちらちらと恋歌を見ている事に気づく。
店内に入った時に感じた視線もこれだったのかと。
先日の神野での一件の新聞記事のことを言っているのだろう。
確かに恋歌もオールマイトも世間に対して誤解であるという事は伝えていない。
爆「あの時の新聞か・・・」
爆豪もわかったようで後ろにいる恋歌をちらっと見るが、めんどくさそうな顔をしているだけ。
『行こうか』
爆「あ、ああ」
店員の問いに答えることなく恋歌は爆豪の手を引いて店を出た。
爆「誤解・・・解かなくていいんか」
しばらく歩いたところにベンチがあったのでそこに座ると、珍しく爆豪が気を遣うような言い方で話しかけてきた。
『あの人の誤解を解いたところでそれが全世界に発信されるわけじゃないしね
正直どうでもいい』
爆「・・・そうか」
申し訳なさそうに下を向く爆豪の頭を乱暴に撫でてやり、”気にしなくていいよ”と声をかける。
『そんなに何もかも自分のせいだって思っちゃったらしんどいだけ
この件に関しては勝手に言ってるんだから爆豪君が責任を感じる必要はないよ
私もオールマイトもなんとも思ってないんだから』
”ね?”と優しく言えば小さな声で”ああ”と返ってきた。
爆「これかけとけ」
Tシャツにかけていたサングラスを恋歌の顔にかけてやる。
顔を隠せという事なのだろう。
『似合う?』
笑って言えば、爆豪も少し笑って”俺よりは似合ってねぇ”と返してきた。
爆「んで、次はどうする」
『んー・・・あ、お昼食べる?』
時間を見ればお昼には早い時間だが朝食を食べてきていないし、この人の多さだとお昼時に合わせて行けばさらに込んでしまうだろう。
爆「嫌いなもんとかあるんか」
『いや、基本的に奇抜なのじゃなければなんでも大丈夫』
爆「奇抜なのってなんだよ」
『・・・・何か変なのの丸焼きとか、目玉、とか?』
爆「そんなもんここにあるわけねぇだろ
辛いもんは平気か?」
『ああ、そう言えば爆豪君辛いの好きだったね
平気だから辛い物食べに行こうか』
少し嬉しそうに”おう”と返事した爆豪と案内図を見ながら店を決め、先ほどと同じように爆豪と手を繋ぎ引かれるように歩く。
爆「どーなんだよ」
『長さ的にはこんな感じでいいかも』
刃の部分はいつもの刀の約半分程。
抜くときのイメージも今使っているものと変わらないはずなのですぐに使えるようになりそうだとは思う。
『ただやっぱりこういう所のは重いね』
爆「は?この程度で重いんかよ」
爆豪も一度脇差を持ってみたが特に重いとは微塵も思わなかった。
『私が使ってるのはこれの1/3ぐらい
それに普通のだと抜いたら折れちゃうし』
普通の刀だと恋歌の抜刀の速さに耐えられずすぐに折れてしまう。
爆「めんどくせぇのな」
『なにせ筋力がつかないからね
そういうところでカバーしないと』
へへへ、と笑いながら見せてもらった脇差を店員に返すと、脇差は受け取ってもらえたが恋歌の顔を見て何か言いたそうにもごもごしている。
爆「こいつになんか用かよ」
それが気にくわなかった爆豪がぐっと恋歌の手を引き自分の背中に隠す。
「あ、いえ・・・人違いであれば申し訳ないのですが・・・
もしやお客様はオールマイトの恋人では・・・?」
爆「は?」
『(ああ、そういうこと)』
意を決したように言いたいことを言った店員の言葉に回りもちらちらと恋歌を見ている事に気づく。
店内に入った時に感じた視線もこれだったのかと。
先日の神野での一件の新聞記事のことを言っているのだろう。
確かに恋歌もオールマイトも世間に対して誤解であるという事は伝えていない。
爆「あの時の新聞か・・・」
爆豪もわかったようで後ろにいる恋歌をちらっと見るが、めんどくさそうな顔をしているだけ。
『行こうか』
爆「あ、ああ」
店員の問いに答えることなく恋歌は爆豪の手を引いて店を出た。
爆「誤解・・・解かなくていいんか」
しばらく歩いたところにベンチがあったのでそこに座ると、珍しく爆豪が気を遣うような言い方で話しかけてきた。
『あの人の誤解を解いたところでそれが全世界に発信されるわけじゃないしね
正直どうでもいい』
爆「・・・そうか」
申し訳なさそうに下を向く爆豪の頭を乱暴に撫でてやり、”気にしなくていいよ”と声をかける。
『そんなに何もかも自分のせいだって思っちゃったらしんどいだけ
この件に関しては勝手に言ってるんだから爆豪君が責任を感じる必要はないよ
私もオールマイトもなんとも思ってないんだから』
”ね?”と優しく言えば小さな声で”ああ”と返ってきた。
爆「これかけとけ」
Tシャツにかけていたサングラスを恋歌の顔にかけてやる。
顔を隠せという事なのだろう。
『似合う?』
笑って言えば、爆豪も少し笑って”俺よりは似合ってねぇ”と返してきた。
爆「んで、次はどうする」
『んー・・・あ、お昼食べる?』
時間を見ればお昼には早い時間だが朝食を食べてきていないし、この人の多さだとお昼時に合わせて行けばさらに込んでしまうだろう。
爆「嫌いなもんとかあるんか」
『いや、基本的に奇抜なのじゃなければなんでも大丈夫』
爆「奇抜なのってなんだよ」
『・・・・何か変なのの丸焼きとか、目玉、とか?』
爆「そんなもんここにあるわけねぇだろ
辛いもんは平気か?」
『ああ、そう言えば爆豪君辛いの好きだったね
平気だから辛い物食べに行こうか』
少し嬉しそうに”おう”と返事した爆豪と案内図を見ながら店を決め、先ほどと同じように爆豪と手を繋ぎ引かれるように歩く。