17話
夢小説設定
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ショッピングモールに着くと、夏休み最後の日とあってかセールも開催されており人であふれかえっていた。
『すごい人だねー』
爆「・・・そうだな
なんか見たいもんとかあるんか」
いろんな店があるこのショッピングモールでは、探し物があれば必ず見つかるだろうとは思うが今日に関しては財布もないし欲しいものを見て気に入っても買う事も出来ない。
『んー・・・あ、そうだ
ここって武器屋さんみたいなとことかないのかな』
爆「は?武器?」
少し考えたのちに思い出したのは、先日ギャングオルカに言われた言葉。
なにか参考になる武器があればそれをもとにサポート科に依頼するか、刀を作ってくれているところに頼もうかと考えた。
それなら買わなくても参考にはなるしいいのではと思ったのだ。
爆「・・・なら、あっちにそういうのが売ってる店がある
行くぞ」
『はーい』
案内図を見て場所を把握したらしい爆豪が先導して店までの道のりをすたすたと歩いていく。
『(にしても人多いなぁー
迷子になったら見つけられないよね)』
そういえば携帯もかばんの中だしはぐれたらどうやって連絡とろうか、とぼーっとしながら前のつんつん頭の背を追っていると、不意に爆豪が立ち止まった。
爆「・・・ん」
『・・・えと、財布ないからお金ないけど』
ぶっきらぼうに手を差し出してくる爆豪に、先ほどのように財布を出せと言われてるのかと思い持ってないと言うと”あほか”と軽く叩かれた。
『あ、じゃあこうか』
ぎゅっと手を握ればあっていたようで、手を繋いだまま歩き出す。
爆「はぐれたら探さねぇからな」
『そんな理不尽な
財布も持ってないし、携帯もかばんの中にある私にここからどうやって帰れと?』
爆「はっ、せいぜい手離さねぇように気ぃつけてろや」
これは爆豪なりの気遣いなのかと、”はーい”と返事をしながら手を握る力を強める。
それに返事をするように爆豪も少しだけ手を握る力を強めてきた。
『(爆豪君と手を繋ぐのは2回目か・・・
1回目は安心させるために攫われた先で握ったんだったな・・・)』
その時はこんな風に二人で出かけて手を繋ぐとは思っていなかった。
人ごみをかき分けるように先に歩き道を作ってくれている爆豪の背中を見ながら今日誘われた理由を考える。
『(なんとなくわかってはきたけど・・・
焦凍君が何も言わなかったのはなんで・・・?)』
恋歌は今日爆豪が誘ったのは今までと今朝の事も含めてのお礼のようなものだと思っている。
泣いた時に今まで自分の代わりに怪我をしたこと、攫われた先で守られた事、神野でも爆豪を先に逃がすために戦った事を悔やんでいることを聞いた。
だからこれまで怪我をさせてきたことの謝罪、守ってくれたことへのお礼を兼ねているのではと予想した。
財布を持ってこさせずに焦凍に預けたのも、教師と生徒という立場上おとなしくおごられることはないと思ったため。
焦凍であれば財布を預けても問題ないと思って預けた事。
恋歌の休日の過ごし方を聞いてそれに合った場所に連れてきた事。
全てが良く考えれば恋歌の為にしている事だと気づく。
ここまでは恋歌でも今の情報で予想できること。
けれど、考えてもわからないのが焦凍がおとなしく見送った事だ。
『(自意識過剰で考えるのも恥ずかしいけど、他の男の人と二人で出かけるのをそんなにあっさりいいって言うもんかな)』
仮免試験の時は手を握られただけで嫉妬したと言ってくれた焦凍だ。
クラスメイトとはいえ二人きりで出かける事は嫉妬しないのかと考えるが、そこについては考えてもわからない。
爆「ほら、こういうのだろ」
『あ、うん』
考え事をしている間に店についたようで、店内に入ればいろいろな武器が並んでいる。
一瞬視線がこちらを向いたような気がしたが、気にしない様にして品物を見る。
爆「まだ武器増やすのかよ」
『えっと、この間プロヒーローの人に小回りの利く武器持てばいいんじゃないかってアドバイス貰ったからどういうのがあるかなって思って』
爆「ふーん」
ぐるっと店内を視線だけで見渡す爆豪は”ああいうのか”と指を指す。
爆豪の指が指す先には脇差があった。
『あー、ああいうのいいかもね』
爆「てめぇは基本刀を使うからな
不自然じゃねぇように同じ刀か脇差、それかこういうのんが合うと思う」
爆豪が手にしているものを見ればくないや手裏剣。
ぽかんとして爆豪を見ると”んだよ”と不機嫌そうな顔をされた。
『いや、案外真剣に見てくれるんだなって思って』
爆「・・・バカにしてんのか」
『ううん、ありがと
あれ見せてもらってくる』
眉間に皺をよせた爆豪にお礼を言いながら最初にいいんじゃないかと言ってもらった脇差を見せてもらいに爆豪の手を離して店員さんに声をかけに行く。
『すごい人だねー』
爆「・・・そうだな
なんか見たいもんとかあるんか」
いろんな店があるこのショッピングモールでは、探し物があれば必ず見つかるだろうとは思うが今日に関しては財布もないし欲しいものを見て気に入っても買う事も出来ない。
『んー・・・あ、そうだ
ここって武器屋さんみたいなとことかないのかな』
爆「は?武器?」
少し考えたのちに思い出したのは、先日ギャングオルカに言われた言葉。
なにか参考になる武器があればそれをもとにサポート科に依頼するか、刀を作ってくれているところに頼もうかと考えた。
それなら買わなくても参考にはなるしいいのではと思ったのだ。
爆「・・・なら、あっちにそういうのが売ってる店がある
行くぞ」
『はーい』
案内図を見て場所を把握したらしい爆豪が先導して店までの道のりをすたすたと歩いていく。
『(にしても人多いなぁー
迷子になったら見つけられないよね)』
そういえば携帯もかばんの中だしはぐれたらどうやって連絡とろうか、とぼーっとしながら前のつんつん頭の背を追っていると、不意に爆豪が立ち止まった。
爆「・・・ん」
『・・・えと、財布ないからお金ないけど』
ぶっきらぼうに手を差し出してくる爆豪に、先ほどのように財布を出せと言われてるのかと思い持ってないと言うと”あほか”と軽く叩かれた。
『あ、じゃあこうか』
ぎゅっと手を握ればあっていたようで、手を繋いだまま歩き出す。
爆「はぐれたら探さねぇからな」
『そんな理不尽な
財布も持ってないし、携帯もかばんの中にある私にここからどうやって帰れと?』
爆「はっ、せいぜい手離さねぇように気ぃつけてろや」
これは爆豪なりの気遣いなのかと、”はーい”と返事をしながら手を握る力を強める。
それに返事をするように爆豪も少しだけ手を握る力を強めてきた。
『(爆豪君と手を繋ぐのは2回目か・・・
1回目は安心させるために攫われた先で握ったんだったな・・・)』
その時はこんな風に二人で出かけて手を繋ぐとは思っていなかった。
人ごみをかき分けるように先に歩き道を作ってくれている爆豪の背中を見ながら今日誘われた理由を考える。
『(なんとなくわかってはきたけど・・・
焦凍君が何も言わなかったのはなんで・・・?)』
恋歌は今日爆豪が誘ったのは今までと今朝の事も含めてのお礼のようなものだと思っている。
泣いた時に今まで自分の代わりに怪我をしたこと、攫われた先で守られた事、神野でも爆豪を先に逃がすために戦った事を悔やんでいることを聞いた。
だからこれまで怪我をさせてきたことの謝罪、守ってくれたことへのお礼を兼ねているのではと予想した。
財布を持ってこさせずに焦凍に預けたのも、教師と生徒という立場上おとなしくおごられることはないと思ったため。
焦凍であれば財布を預けても問題ないと思って預けた事。
恋歌の休日の過ごし方を聞いてそれに合った場所に連れてきた事。
全てが良く考えれば恋歌の為にしている事だと気づく。
ここまでは恋歌でも今の情報で予想できること。
けれど、考えてもわからないのが焦凍がおとなしく見送った事だ。
『(自意識過剰で考えるのも恥ずかしいけど、他の男の人と二人で出かけるのをそんなにあっさりいいって言うもんかな)』
仮免試験の時は手を握られただけで嫉妬したと言ってくれた焦凍だ。
クラスメイトとはいえ二人きりで出かける事は嫉妬しないのかと考えるが、そこについては考えてもわからない。
爆「ほら、こういうのだろ」
『あ、うん』
考え事をしている間に店についたようで、店内に入ればいろいろな武器が並んでいる。
一瞬視線がこちらを向いたような気がしたが、気にしない様にして品物を見る。
爆「まだ武器増やすのかよ」
『えっと、この間プロヒーローの人に小回りの利く武器持てばいいんじゃないかってアドバイス貰ったからどういうのがあるかなって思って』
爆「ふーん」
ぐるっと店内を視線だけで見渡す爆豪は”ああいうのか”と指を指す。
爆豪の指が指す先には脇差があった。
『あー、ああいうのいいかもね』
爆「てめぇは基本刀を使うからな
不自然じゃねぇように同じ刀か脇差、それかこういうのんが合うと思う」
爆豪が手にしているものを見ればくないや手裏剣。
ぽかんとして爆豪を見ると”んだよ”と不機嫌そうな顔をされた。
『いや、案外真剣に見てくれるんだなって思って』
爆「・・・バカにしてんのか」
『ううん、ありがと
あれ見せてもらってくる』
眉間に皺をよせた爆豪にお礼を言いながら最初にいいんじゃないかと言ってもらった脇差を見せてもらいに爆豪の手を離して店員さんに声をかけに行く。