16話
夢小説設定
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みんなと別れた恋歌は関係者専用の入り口から会場に入ってきていた。
そこに控室があったので、ノックをして失礼しますと扉を開ける。
『えと、今日一緒にやらせてもらいます相澤恋歌です
宜しくお願いします』
ギ「こちらこそ」
部屋に入ればやたらと威圧感のあるプロヒーローのギャングオルカが座っていた。
室内はモニターがたくさんあり試験を見れるようになっている。
「コスチュームと武器はあちらにありますので、着替えてきていただけますか」
『あ、はい』
スーツを着た職員に鍵を渡され着替えに更衣室に入る。
着替えから戻ると既に試験は始まっているようだった。
ギ「出番はまだ先だ
座っていろ」
椅子を差し出され、礼を言って座らせてもらう。
見かけによらず優しそうな印象を持った。
ギ「恋歌、と言ったな」
『はい』
ギ「世間の眼は現金なものだろう」
『?』
いきなりなんの話題なのかわからず首を傾げるとギャングオルカはこの間の神野の件だと告げる。
ギ「今まで何の注目も浴びていなかった恋歌がこの間の中継一つで恋歌に対する見方が変わった
それは私も同じ
あの戦況の中オールマイトと共闘したお前は称賛に値する
私もあの場にいたからこそわかることもある
様々なところからサイドキックの誘いなど来ているのではないか?」
『そうですね
今は学校に対処してもらってます
でも私はどこにも行きませんよ
プロヒーローになるつもりもありません』
ギ「それはなぜだ」
『わかったんです
私はプロヒーローにはなれない
どうしても自分が大切に思う人を優先して助けてしまう
どちらかを天秤にかけられたとき私は迷いなく大切な人を助けるでしょう
そんなヒーローはヒーローにはなれません
あの神野の時も攫われたのが大切な子で、戦ったのも大切な同僚でした
たったそれだけのことです』
だからこれでいいんです、と笑う恋歌の頭にギャングオルカは手を乗せた。
ギ「人間の心理としてそれは仕方のない事
それでも私はお前を気に入った
今回は恋歌の大切にしている者たちが相手だがいけるか?」
『もちろんです
私が全力を出すことでみんなの道をつくるのであればそれだけで敵役として来た甲斐がありますよ』
そうかと優しく頭を撫でてくれるギャングオルカ。
ギ「一応流れとしては救助者が救出されているときに敵襲という名目で入る
そこで敵側はこれをつけなければいけないのだが・・・」
これ、といって出されたのは敵用の拘束用プロテクター。
『・・・たぶんこれつけると私動けなくなります』
かなり重いうえに動きが制限されるので、恋歌が着ければ動くこともできないだろう。
ギャングオルカはそれはわかっていたようで、だろうなと別のものを取り出した。
ギ「少しスピードが落ちるだろうがこれで我慢してくれ」
『おお・・・
結構重たいですね』
ギャングオルカに足に付けられたのは片足5キロほどの重り。
試しに足を何度か上げてみるが動きにくい。
ギ「出てからはどうする
単独で動くか?」
『その方がいいですね
私ギャングオルカさんの個性あまり知らないので邪魔しちゃうかもしれませんし』
ギ「わかった」
1次試験は1-A全員が通過し、それをモニターを見て喜ぶとギャングオルカはよかったなと頭を撫でてくれた。
『けどやっぱり通過した子の個性は強そうですね・・・』
ギ「無理であれば逃げれば良い」
『わかりました』
さぁ行こうとギャングオルカが立ち上がったのでそれに続く。
外に出ると全員が同じ格好をした男たちが何人も待っていた。
「わ、本物」
「シャチョーと並ぶと小さいな」
ギ「こそこそと喋るな」
ギャングオルカに一喝されしん、と静まり返る。
ギ「こいつらの持っているものから出る液体には当たるなよ
すぐに固まって動けなくなる」
『わかりました』
その直後目の前の壁が破壊され試験会場につながる。
ギ「対敵
全てを並行処理できるかな」
緑「ギャングオルカ!
と、・・・・
恋歌先生!?」
『敵です
頑張って処理してね』
そこに控室があったので、ノックをして失礼しますと扉を開ける。
『えと、今日一緒にやらせてもらいます相澤恋歌です
宜しくお願いします』
ギ「こちらこそ」
部屋に入ればやたらと威圧感のあるプロヒーローのギャングオルカが座っていた。
室内はモニターがたくさんあり試験を見れるようになっている。
「コスチュームと武器はあちらにありますので、着替えてきていただけますか」
『あ、はい』
スーツを着た職員に鍵を渡され着替えに更衣室に入る。
着替えから戻ると既に試験は始まっているようだった。
ギ「出番はまだ先だ
座っていろ」
椅子を差し出され、礼を言って座らせてもらう。
見かけによらず優しそうな印象を持った。
ギ「恋歌、と言ったな」
『はい』
ギ「世間の眼は現金なものだろう」
『?』
いきなりなんの話題なのかわからず首を傾げるとギャングオルカはこの間の神野の件だと告げる。
ギ「今まで何の注目も浴びていなかった恋歌がこの間の中継一つで恋歌に対する見方が変わった
それは私も同じ
あの戦況の中オールマイトと共闘したお前は称賛に値する
私もあの場にいたからこそわかることもある
様々なところからサイドキックの誘いなど来ているのではないか?」
『そうですね
今は学校に対処してもらってます
でも私はどこにも行きませんよ
プロヒーローになるつもりもありません』
ギ「それはなぜだ」
『わかったんです
私はプロヒーローにはなれない
どうしても自分が大切に思う人を優先して助けてしまう
どちらかを天秤にかけられたとき私は迷いなく大切な人を助けるでしょう
そんなヒーローはヒーローにはなれません
あの神野の時も攫われたのが大切な子で、戦ったのも大切な同僚でした
たったそれだけのことです』
だからこれでいいんです、と笑う恋歌の頭にギャングオルカは手を乗せた。
ギ「人間の心理としてそれは仕方のない事
それでも私はお前を気に入った
今回は恋歌の大切にしている者たちが相手だがいけるか?」
『もちろんです
私が全力を出すことでみんなの道をつくるのであればそれだけで敵役として来た甲斐がありますよ』
そうかと優しく頭を撫でてくれるギャングオルカ。
ギ「一応流れとしては救助者が救出されているときに敵襲という名目で入る
そこで敵側はこれをつけなければいけないのだが・・・」
これ、といって出されたのは敵用の拘束用プロテクター。
『・・・たぶんこれつけると私動けなくなります』
かなり重いうえに動きが制限されるので、恋歌が着ければ動くこともできないだろう。
ギャングオルカはそれはわかっていたようで、だろうなと別のものを取り出した。
ギ「少しスピードが落ちるだろうがこれで我慢してくれ」
『おお・・・
結構重たいですね』
ギャングオルカに足に付けられたのは片足5キロほどの重り。
試しに足を何度か上げてみるが動きにくい。
ギ「出てからはどうする
単独で動くか?」
『その方がいいですね
私ギャングオルカさんの個性あまり知らないので邪魔しちゃうかもしれませんし』
ギ「わかった」
1次試験は1-A全員が通過し、それをモニターを見て喜ぶとギャングオルカはよかったなと頭を撫でてくれた。
『けどやっぱり通過した子の個性は強そうですね・・・』
ギ「無理であれば逃げれば良い」
『わかりました』
さぁ行こうとギャングオルカが立ち上がったのでそれに続く。
外に出ると全員が同じ格好をした男たちが何人も待っていた。
「わ、本物」
「シャチョーと並ぶと小さいな」
ギ「こそこそと喋るな」
ギャングオルカに一喝されしん、と静まり返る。
ギ「こいつらの持っているものから出る液体には当たるなよ
すぐに固まって動けなくなる」
『わかりました』
その直後目の前の壁が破壊され試験会場につながる。
ギ「対敵
全てを並行処理できるかな」
緑「ギャングオルカ!
と、・・・・
恋歌先生!?」
『敵です
頑張って処理してね』