16話
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それから全員が試行錯誤を繰り返し必殺技を考え、それに合わせてコスチュームを変更したり、個性を伸ばしたりと圧縮訓練は続いた。
恋歌も合間を見つけては特訓をしていたので、新しい攻撃方法は定まりつつあった。
今日の体育館での訓練は生徒たちを見て回ることにした。
『わー、コスチュームすごい変わったね』
上「すごくなったんすよ!!
聞きたいっすか!?」
『う、うん』
どこがどう変わったか、攻撃方法も詳しく話してくる上鳴の話を聞いていると途中で相澤に怒られて特訓に戻って行った。
焦凍のところに行こうかとも思ったが左右の同時発動の練習をしているので凍らされるか、燃やされると思い近寄れない。
誰か近くにいないかと見渡すと爆豪がいたので近寄ってみる。
『相変わらず良い技考えるね』
威力の小さい攻撃をしていた爆豪は恋歌に気づくと、ちっと舌打ちをした。
爆「てめえはもう練習しねぇのかよ」
『今日はね』
爆「・・・半分野郎のとこ行かんくていいんかよ」
『今行ったら凍らされるか燃やされちゃいそうでしょ?』
笑って言えば不機嫌そうにそうかよ、と返された。
『(邪魔って事かな)』
邪魔しない様に立ち去ろうとしたとき爆豪の焦った声が聞こえたため振り返ると、爆豪の攻撃で壊れた岩が下にいるオールマイトの上に落ちていた。
爆「って、おい!」
遠くから抜刀で叩き割るつもりで飛び降りて柄に手をかけたが、その前に飛び出してきた緑谷が足で岩を砕いた。
緑「大丈夫でしたか!?
オールマイト!」
オ「ああ!
恋歌君もありがとうね」
『いえ、ご無事ならよかったです』
緑谷が岩を壊してくれたので何もせずに地面に着地した。
オールマイトに危ないから離れるようにと周りが言う中、オールマイトは一瞬寂しそうな表情を浮かべた。
『(前までならオールマイトに岩が落ちたところで飛び出したりしなかっただろうしね・・・)』
もう平和の象徴は守られる側になったのだと、共闘したのはつい最近のことなのに。
切「あ、あのちょっといいっすか?」
『ん?』
次はどこに行こうかと考えていると切島が話しかけてきた。
切「オールマイトからアドバイスもらって新技考えたんですけど見てもらえませんか?」
『私?』
オールマイトにアドバイスをもらったのならオールマイトに見てもらうべきではとは思ったが、真剣な表情をしているのでいいよと返答した。
ぱぁっと顔を輝かせた切島は合宿時とは比べ物にならないほど強い全身硬化を見せてきた。
『すごいね!!
これなら強い攻撃も防げるし攻撃も強くなる』
切「なんか恋歌先生にそう言ってもらえると自信つきますね」
少し照れながら笑う切島にそんな大げさなとは思うが、純粋に喜んでいる姿はかわいいものだと思い何も言わない事にした。
その後にB組が入ってきて交代の時間になり、この日は午前中で訓練は終了となった。
その日の夜。
寮でふと窓の外を見てみると緑谷が一人で特訓をしていたので見に行こうと外に出た。
『(予備動作が大きい、腰使えてない、変な蹴り方してる・・・)』
地べたに腰を下ろし特訓をしている緑谷を見つめる。
恋歌は蹴り技がメインなので一通り蹴り技の研究はしてきたつもりだ。
そこから見るとまだまだかなとは思うが、必死にノートを書いてぶつぶつ言っている緑谷の力にはなってあげたいと思う。
緑「って、ええ!?
恋歌先生いつからそこに!?」
数分してから恋歌の存在に気付いた緑谷は驚いてあたふたしている。
『ちょっと前にね
まぁ言いたいことはたくさんあるんだけど・・・』
よいしょと立ち上がり緑谷の傍まで行く。
『あんまり参考にならないかもしれないけど聞いてみる?』
緑「!!
是非!!」
ばっ、とノートを構えた緑谷に苦笑いしまずは体で覚えようとノートを置かせた。
『じゃあまずは・・・』
恋歌の言う事を聞きながら実践していき形になってくるまでそれを繰り返した。
緑「あのっ・・・前に言って頂いてた個別の特訓のことなんですけど・・・」
『ああ・・・グラントリノの』
緑「ご迷惑じゃなければお願いします!!」
そろそろ遅いし寝ようかという時にあらたまって緑谷が頭を下げてきた。
『グラントリノにも緑谷君にも言ったけど私は力はない
教えられる立場でもないけど体の使い方ぐらいしか教えられないけどそれでもいいの?』
緑「僕は・・・無個性だったときヒーローについての研究はしてたけど自分の体を鍛える努力はしてませんでした
どこかで僕は無個性だから個性を持っている人には敵わないって思ってたのかもしれないです
けど、恋歌先生は個性を持っていてもそれを使わず個性を武器にする人たちに立ち向かっていく
僕も・・・そんな風になりたい
個性をオールマイトからもらった僕は・・・強くならなくちゃいけないんです
だから・・・お願いします」
『わかった・・・
じゃあ特訓するときは連絡してきて
仕事がなければなるべく来るから』
緑「ありがとうございます!!」
嬉しそうに頭を何度も下げてくる緑谷の力になれればいいなと思う。
恋歌も合間を見つけては特訓をしていたので、新しい攻撃方法は定まりつつあった。
今日の体育館での訓練は生徒たちを見て回ることにした。
『わー、コスチュームすごい変わったね』
上「すごくなったんすよ!!
聞きたいっすか!?」
『う、うん』
どこがどう変わったか、攻撃方法も詳しく話してくる上鳴の話を聞いていると途中で相澤に怒られて特訓に戻って行った。
焦凍のところに行こうかとも思ったが左右の同時発動の練習をしているので凍らされるか、燃やされると思い近寄れない。
誰か近くにいないかと見渡すと爆豪がいたので近寄ってみる。
『相変わらず良い技考えるね』
威力の小さい攻撃をしていた爆豪は恋歌に気づくと、ちっと舌打ちをした。
爆「てめえはもう練習しねぇのかよ」
『今日はね』
爆「・・・半分野郎のとこ行かんくていいんかよ」
『今行ったら凍らされるか燃やされちゃいそうでしょ?』
笑って言えば不機嫌そうにそうかよ、と返された。
『(邪魔って事かな)』
邪魔しない様に立ち去ろうとしたとき爆豪の焦った声が聞こえたため振り返ると、爆豪の攻撃で壊れた岩が下にいるオールマイトの上に落ちていた。
爆「って、おい!」
遠くから抜刀で叩き割るつもりで飛び降りて柄に手をかけたが、その前に飛び出してきた緑谷が足で岩を砕いた。
緑「大丈夫でしたか!?
オールマイト!」
オ「ああ!
恋歌君もありがとうね」
『いえ、ご無事ならよかったです』
緑谷が岩を壊してくれたので何もせずに地面に着地した。
オールマイトに危ないから離れるようにと周りが言う中、オールマイトは一瞬寂しそうな表情を浮かべた。
『(前までならオールマイトに岩が落ちたところで飛び出したりしなかっただろうしね・・・)』
もう平和の象徴は守られる側になったのだと、共闘したのはつい最近のことなのに。
切「あ、あのちょっといいっすか?」
『ん?』
次はどこに行こうかと考えていると切島が話しかけてきた。
切「オールマイトからアドバイスもらって新技考えたんですけど見てもらえませんか?」
『私?』
オールマイトにアドバイスをもらったのならオールマイトに見てもらうべきではとは思ったが、真剣な表情をしているのでいいよと返答した。
ぱぁっと顔を輝かせた切島は合宿時とは比べ物にならないほど強い全身硬化を見せてきた。
『すごいね!!
これなら強い攻撃も防げるし攻撃も強くなる』
切「なんか恋歌先生にそう言ってもらえると自信つきますね」
少し照れながら笑う切島にそんな大げさなとは思うが、純粋に喜んでいる姿はかわいいものだと思い何も言わない事にした。
その後にB組が入ってきて交代の時間になり、この日は午前中で訓練は終了となった。
その日の夜。
寮でふと窓の外を見てみると緑谷が一人で特訓をしていたので見に行こうと外に出た。
『(予備動作が大きい、腰使えてない、変な蹴り方してる・・・)』
地べたに腰を下ろし特訓をしている緑谷を見つめる。
恋歌は蹴り技がメインなので一通り蹴り技の研究はしてきたつもりだ。
そこから見るとまだまだかなとは思うが、必死にノートを書いてぶつぶつ言っている緑谷の力にはなってあげたいと思う。
緑「って、ええ!?
恋歌先生いつからそこに!?」
数分してから恋歌の存在に気付いた緑谷は驚いてあたふたしている。
『ちょっと前にね
まぁ言いたいことはたくさんあるんだけど・・・』
よいしょと立ち上がり緑谷の傍まで行く。
『あんまり参考にならないかもしれないけど聞いてみる?』
緑「!!
是非!!」
ばっ、とノートを構えた緑谷に苦笑いしまずは体で覚えようとノートを置かせた。
『じゃあまずは・・・』
恋歌の言う事を聞きながら実践していき形になってくるまでそれを繰り返した。
緑「あのっ・・・前に言って頂いてた個別の特訓のことなんですけど・・・」
『ああ・・・グラントリノの』
緑「ご迷惑じゃなければお願いします!!」
そろそろ遅いし寝ようかという時にあらたまって緑谷が頭を下げてきた。
『グラントリノにも緑谷君にも言ったけど私は力はない
教えられる立場でもないけど体の使い方ぐらいしか教えられないけどそれでもいいの?』
緑「僕は・・・無個性だったときヒーローについての研究はしてたけど自分の体を鍛える努力はしてませんでした
どこかで僕は無個性だから個性を持っている人には敵わないって思ってたのかもしれないです
けど、恋歌先生は個性を持っていてもそれを使わず個性を武器にする人たちに立ち向かっていく
僕も・・・そんな風になりたい
個性をオールマイトからもらった僕は・・・強くならなくちゃいけないんです
だから・・・お願いします」
『わかった・・・
じゃあ特訓するときは連絡してきて
仕事がなければなるべく来るから』
緑「ありがとうございます!!」
嬉しそうに頭を何度も下げてくる緑谷の力になれればいいなと思う。