2話
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それからしばらく恋歌と焦凍は年末の特番のお笑いを見ている。
だが、どんなに面白いネタや人気の芸人が出ても二人の笑い声はしない。
『あ、あの焦凍君・・・///』
焦「なんだ」
『なんだじゃなくてさっきから何度も言っているようにこの手を離してくれないかな?///』
焦「それに関しては俺もさっきから何回も嫌だって言ってんだろ」
むすっとした顔をしている焦凍は何度も同じことを言う恋歌に対して不機嫌気味だ。
恋歌は焦凍が不機嫌になってきているのはわかってはいるが言わずにはいられない。
『だ、だってテレビ見てるだけなのにこ、腰に手あてなくても・・・///』
そう。二人はただテレビを見ているだけである。
普通と違う所は焦凍が恋歌の腰をがっちりとホールドし自分に無理やり寄りかからせているところだろう。
最初はいつものように恋歌の手を握っていたのだが、急にそれが肩に回り焦凍にぐいっと引き寄せられた。
それに驚いた恋歌が反射的に離れようとしたため、むっとした焦凍が肩においた手を腰に移動させて固定したのだ。
もう逃げないから離してくれと何度頼んでも焦凍は離してくれない。
むしろ頼むごとに徐々に力が強くなっている。
正直本気で嫌がれば焦凍は離してくれるのはわかっている。
わかってはいるのだが、
焦「恋歌は俺とこうするのは嫌か?」
と、不安げに聞いてくる焦凍に”嫌”と返せるわけもない。
”嫌じゃないけど恥ずかしい”と返せば”嫌じゃないならいいだろ”と全く聞く耳を持ってくれない。
焦凍の目線はテレビを見ているがはたしてちゃんと見ているのだろうか。
諦めたようにため息をついた恋歌はもうどうにでもなれと全体重を焦凍に預けた。
その様子にもう離れる気はないとわかったのか腰にある手の力を少しゆるめた。
自分に全体重を預けている恋歌の頭に自分の頭を乗せ、甘えるように擦り寄る。
焦「・・・悪ぃ」
『いいよ
昔から甘えただもんね』
子どものように駄々をこねた自覚のある焦凍は小さく謝るが、気にするなと頭を撫でてくれる手にほっとする。
ふいに焦凍がもぞもぞと動いて胡坐をかいた足の間に恋歌を入れてくる。
ここで離れようとしたらまた拗ねるんだろうなと思う恋歌はおとなしくされるがまま。
少し機嫌の良くなった焦凍の胸に背中を預ける。
後ろから回ってきた手にぎゅっと抱きしめられ心臓がうるさいぐらい早鐘をうち、顔にも熱が集まっているのをわかっているが焦凍に好きにさせる。
焦「(耳まで真っ赤・・・
心臓の音も聞こえる・・・)」
顔を見られていないためばれていないと思っている恋歌だが、耳まで赤いうえに焦凍の胸に背中を預けているため心臓の音が早いのもばれている。
焦「(これ以上ちょっかいかけたら怒んだろうな・・・)」
だが、どんなに面白いネタや人気の芸人が出ても二人の笑い声はしない。
『あ、あの焦凍君・・・///』
焦「なんだ」
『なんだじゃなくてさっきから何度も言っているようにこの手を離してくれないかな?///』
焦「それに関しては俺もさっきから何回も嫌だって言ってんだろ」
むすっとした顔をしている焦凍は何度も同じことを言う恋歌に対して不機嫌気味だ。
恋歌は焦凍が不機嫌になってきているのはわかってはいるが言わずにはいられない。
『だ、だってテレビ見てるだけなのにこ、腰に手あてなくても・・・///』
そう。二人はただテレビを見ているだけである。
普通と違う所は焦凍が恋歌の腰をがっちりとホールドし自分に無理やり寄りかからせているところだろう。
最初はいつものように恋歌の手を握っていたのだが、急にそれが肩に回り焦凍にぐいっと引き寄せられた。
それに驚いた恋歌が反射的に離れようとしたため、むっとした焦凍が肩においた手を腰に移動させて固定したのだ。
もう逃げないから離してくれと何度頼んでも焦凍は離してくれない。
むしろ頼むごとに徐々に力が強くなっている。
正直本気で嫌がれば焦凍は離してくれるのはわかっている。
わかってはいるのだが、
焦「恋歌は俺とこうするのは嫌か?」
と、不安げに聞いてくる焦凍に”嫌”と返せるわけもない。
”嫌じゃないけど恥ずかしい”と返せば”嫌じゃないならいいだろ”と全く聞く耳を持ってくれない。
焦凍の目線はテレビを見ているがはたしてちゃんと見ているのだろうか。
諦めたようにため息をついた恋歌はもうどうにでもなれと全体重を焦凍に預けた。
その様子にもう離れる気はないとわかったのか腰にある手の力を少しゆるめた。
自分に全体重を預けている恋歌の頭に自分の頭を乗せ、甘えるように擦り寄る。
焦「・・・悪ぃ」
『いいよ
昔から甘えただもんね』
子どものように駄々をこねた自覚のある焦凍は小さく謝るが、気にするなと頭を撫でてくれる手にほっとする。
ふいに焦凍がもぞもぞと動いて胡坐をかいた足の間に恋歌を入れてくる。
ここで離れようとしたらまた拗ねるんだろうなと思う恋歌はおとなしくされるがまま。
少し機嫌の良くなった焦凍の胸に背中を預ける。
後ろから回ってきた手にぎゅっと抱きしめられ心臓がうるさいぐらい早鐘をうち、顔にも熱が集まっているのをわかっているが焦凍に好きにさせる。
焦「(耳まで真っ赤・・・
心臓の音も聞こえる・・・)」
顔を見られていないためばれていないと思っている恋歌だが、耳まで赤いうえに焦凍の胸に背中を預けているため心臓の音が早いのもばれている。
焦「(これ以上ちょっかいかけたら怒んだろうな・・・)」