2話
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蕎麦を食べ終わった後、片づけも焦凍がしてくれると言うので任せた。
(轟家の漆塗りの蕎麦ざるを洗う勇気が出なかった)
洗い物が終わった焦凍は、”忘れるところだった”と荷物の中から小さな紙袋を取り出して恋歌に渡す。
『なにこれ』
焦「クリスマスプレゼント」
『え!?』
スペースは沢山あるのにわざわざ恋歌の右隣に座り、しれっと開けてみてと言う。
何にも用意してないどうしよう、と内心焦りながらもいつもよりわくわくした顔の焦凍に急かされプレゼントを開ける。
『ネックレス?
かわいい・・・』
紙袋の中に入っていた長細い箱を開けると、先端に小さなハートのついたピンクゴールドの可愛らしいネックレスが入っていた。
”なんか高そう・・・”というのが顔に出ていたのか、焦凍に”気にすんな”と言われた。
焦「つけるから後ろ向いて」
肩を無理やり押されて、焦凍に後ろを向けられると首にひんやりとした感触がする。
『ご、ごめん
私何も用意してなくて・・・
お蕎麦も持ってきてもらったのに・・・』
焦「いや、これは俺が勝手にやってることだし別にいい
似合ってる」
最初にクリスマスに少しでも会えないかと電話してきた理由がわかり、何週間も前から考えてくれていたものだとわかる。
申し訳なさそうにうつむく恋歌の頭を撫でて正面に回り、満足そうに優しく笑う焦凍は特に気にした様子はない。
『あ、ありがとう』
焦「どういたしまして」
『あ、あのさ・・・』
もらったペンダントを手でいじりながら、焦凍の顔色を窺うようにちらちらと何度も目線を泳がせる。
『もうすぐ誕生日だよね?
こ、これのお返しに何か欲しいものがあれば・・・』
今まで誕生日は知っていたがいつもは既製品のお菓子などの手元に残らないものを渡していた。
焦凍から恋歌に渡す誕生日プレゼントもそうだった。
クリスマスプレゼントに関しては今回初めてもらったのだ。
ネックレスなど恋人に渡すようなプレゼントを貰って気恥ずかしいが、なにかお返しが出来たらと思う。
焦「いつも通りでいい
さっきも言ったがこれは俺が勝手にしたことなんだから恋歌が気にする必要はねぇよ」
『でも・・・』
焦「いい、気にすんな」
もうこの話は終わりという合図のように焦凍の視線がテレビに移る。
『(中学生に社会人の私が気を使われている・・・
情けない・・・)』
1/11は必ず仕事を切り上げようと決意した。
(轟家の漆塗りの蕎麦ざるを洗う勇気が出なかった)
洗い物が終わった焦凍は、”忘れるところだった”と荷物の中から小さな紙袋を取り出して恋歌に渡す。
『なにこれ』
焦「クリスマスプレゼント」
『え!?』
スペースは沢山あるのにわざわざ恋歌の右隣に座り、しれっと開けてみてと言う。
何にも用意してないどうしよう、と内心焦りながらもいつもよりわくわくした顔の焦凍に急かされプレゼントを開ける。
『ネックレス?
かわいい・・・』
紙袋の中に入っていた長細い箱を開けると、先端に小さなハートのついたピンクゴールドの可愛らしいネックレスが入っていた。
”なんか高そう・・・”というのが顔に出ていたのか、焦凍に”気にすんな”と言われた。
焦「つけるから後ろ向いて」
肩を無理やり押されて、焦凍に後ろを向けられると首にひんやりとした感触がする。
『ご、ごめん
私何も用意してなくて・・・
お蕎麦も持ってきてもらったのに・・・』
焦「いや、これは俺が勝手にやってることだし別にいい
似合ってる」
最初にクリスマスに少しでも会えないかと電話してきた理由がわかり、何週間も前から考えてくれていたものだとわかる。
申し訳なさそうにうつむく恋歌の頭を撫でて正面に回り、満足そうに優しく笑う焦凍は特に気にした様子はない。
『あ、ありがとう』
焦「どういたしまして」
『あ、あのさ・・・』
もらったペンダントを手でいじりながら、焦凍の顔色を窺うようにちらちらと何度も目線を泳がせる。
『もうすぐ誕生日だよね?
こ、これのお返しに何か欲しいものがあれば・・・』
今まで誕生日は知っていたがいつもは既製品のお菓子などの手元に残らないものを渡していた。
焦凍から恋歌に渡す誕生日プレゼントもそうだった。
クリスマスプレゼントに関しては今回初めてもらったのだ。
ネックレスなど恋人に渡すようなプレゼントを貰って気恥ずかしいが、なにかお返しが出来たらと思う。
焦「いつも通りでいい
さっきも言ったがこれは俺が勝手にしたことなんだから恋歌が気にする必要はねぇよ」
『でも・・・』
焦「いい、気にすんな」
もうこの話は終わりという合図のように焦凍の視線がテレビに移る。
『(中学生に社会人の私が気を使われている・・・
情けない・・・)』
1/11は必ず仕事を切り上げようと決意した。