14話
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『エンデヴァーさん・・・』
現れたのはエンデヴァーを始め数人のプロヒーローたち。
エ「その姿はなんだオールマイトォ!!」
先生「全て中位とはいえ・・・あの脳無たちをもう制圧したか
さすが№2にのぼりつめた男」
エ「貴様・・・
なんだそのっ情けない背中は!!」
エンデヴァーにとってオールマイトは超えたくても越えられない壁。
目標。ライバル。
その背中がエンデヴァーにとってはヒーローとしての道だった。
『(まぁ・・・いろいろ考える事もあるでしょう・・・)』
他の駆けつけたプロヒーロー達により次々と民間人が救出されていく。
エ「貴様も来い」
エンデヴァーに腕を引っ張られ避難場所に連れて行かれそうになるが、恋歌は行かないと首を振る。
『最後までいたいんです・・・』
おそらく今日で最後になる№1ヒーローの戦いをこの目で最後まで。
エ「・・・・・」
エンデヴァーは何も言わず恋歌の手を離し他のヒーローの手助けに行った。
そして何度目かの爆風が起こるほどの殴り合いの末、勝ったのはオールマイト。
最後の勝利のスタンディング。
エ「気が済んだか」
『はい・・・
プロヒーローって大変なんですね』
エ「・・・・・貴様も没個性なりに頑張っているだろう」
迎えに来たエンデヴァーの腕に座る様に持ち上げられ、№1ヒーローとして最後の仕事をしているオールマイトを見ながらつぶやくと思いがけない返事が返ってきたので思わずエンデヴァーを二度見した。
エ「・・・・なんだ気持ちの悪い」
『いいえ
ありがとうございます』
エンデヴァーの言葉に思わず笑えば不機嫌そうな顔をされた。
その後は救急車で病院に運ばれ検査。
検査結果は両腕から肩にかけてと肋骨にヒビ、右脚の脛は骨折、左脚は全体にヒビ、あとは全身の裂傷と言われた。
『見事にヒビだらけだね』
相「感心してる場合か、お前は」
笑って言えばお見舞いに来てくれていた相澤に軽く頭を叩かれた。
校長も来てくれている。
相「・・・・よく一人で爆豪を守ってくれた」
『・・・ううん、結局連れ去られちゃったし・・・
謝罪会見も見たよ
あそこで私が爆豪君だけでも逃がせてたらこんなことにはならなかった・・・』
校「それは違うよ」
『校長先生・・・』
ベッドの上に乗り恋歌の頭を撫でながら校長はありがとうと笑う。
校「君が身を挺してくれたから爆豪君は無傷だった
林間合宿でも一人で現場を駆け回ってくれたそうだね
私は君がこの雄英高校に教師としていてくれる事に感謝しているよ
本当にありがとう」
『でもっ・・・私・・・結局何もできなかった・・・
林間合宿でもみんなに怪我させてっ・・・連れ去られてっ・・・怪我までしてっ・・・』
ぽろぽろと涙を流す恋歌に校長はそんなことはないと首を振る。
校「君の強い心が爆豪君を敵陣の中でも勇気づけ、敵に襲われた時も生徒たちの心の支えになり、最後にはオールマイトをも奮い立たせた
そこまでした君が何もできなかっただなんで言う人はいないよ
大丈夫
恋歌先生は立派なヒーローだったよ」
校長の言葉に声を押し殺して泣く姿は、オールマイトと共にオール・フォー・ワンに立ち向かった人物と同じには見えなかった。
個性がヒーローに向いてないから諦めた夢。
それでも失いたくないものがあるからと鍛えた身体。
どんなに鍛えても勝ちたい人に勝てないからと自信を持てなかった恋歌にヒーローだったと校長に言ってもらえた。
これほど嬉しい事はない。
本当は怖かった。
鍛えた身体でも歯が立たないと思わせる圧倒的な個性。
けれど自分に出来る事は何かを考えたときに、出来る事は冷静さを欠いたオールマイトを落ち着かせることだった。
相「お前は自慢の妹だ
ちゃんと自分でも自信をもて
うおっ」
校長と交代するかのように傍に来て頭を撫でてくれた相澤に抱きつき、怖かったと今度は声を出して泣く。
相澤と校長は目を合わせて頷き合い、校長はそっと病室を出て行った。
相「もう大丈夫だからな」
『うんっ・・・うんっ・・・』
ぽんぽんと背中をゆっくり叩いてくれる優しさにさらに涙が止まらなくなるが、相澤の匂いに帰ってきたと実感がわく。
『兄さん・・・兄さん・・・』
相「ここにいてやるから
思いっきり泣いとけ」
オ「酷な事をしましたね・・・」
校「いくら強いとはいえ恋歌先生はまだ若い上に女性
圧倒的な恐怖にも、敵にも、オールマイトにすら立ち向かう素晴らしい精神力の持ち主ではあるが、か弱い部分もある
けれどそれを乗り越えてあの子はこれからもっと強くなるさ」
グ「どっかのバカ後継者にも見習ってほしいもんだ」
塚「それより怖いのはこれからですね」
校「そうだね・・・
あまり望ましくないことになるだろう・・・」
現れたのはエンデヴァーを始め数人のプロヒーローたち。
エ「その姿はなんだオールマイトォ!!」
先生「全て中位とはいえ・・・あの脳無たちをもう制圧したか
さすが№2にのぼりつめた男」
エ「貴様・・・
なんだそのっ情けない背中は!!」
エンデヴァーにとってオールマイトは超えたくても越えられない壁。
目標。ライバル。
その背中がエンデヴァーにとってはヒーローとしての道だった。
『(まぁ・・・いろいろ考える事もあるでしょう・・・)』
他の駆けつけたプロヒーロー達により次々と民間人が救出されていく。
エ「貴様も来い」
エンデヴァーに腕を引っ張られ避難場所に連れて行かれそうになるが、恋歌は行かないと首を振る。
『最後までいたいんです・・・』
おそらく今日で最後になる№1ヒーローの戦いをこの目で最後まで。
エ「・・・・・」
エンデヴァーは何も言わず恋歌の手を離し他のヒーローの手助けに行った。
そして何度目かの爆風が起こるほどの殴り合いの末、勝ったのはオールマイト。
最後の勝利のスタンディング。
エ「気が済んだか」
『はい・・・
プロヒーローって大変なんですね』
エ「・・・・・貴様も没個性なりに頑張っているだろう」
迎えに来たエンデヴァーの腕に座る様に持ち上げられ、№1ヒーローとして最後の仕事をしているオールマイトを見ながらつぶやくと思いがけない返事が返ってきたので思わずエンデヴァーを二度見した。
エ「・・・・なんだ気持ちの悪い」
『いいえ
ありがとうございます』
エンデヴァーの言葉に思わず笑えば不機嫌そうな顔をされた。
その後は救急車で病院に運ばれ検査。
検査結果は両腕から肩にかけてと肋骨にヒビ、右脚の脛は骨折、左脚は全体にヒビ、あとは全身の裂傷と言われた。
『見事にヒビだらけだね』
相「感心してる場合か、お前は」
笑って言えばお見舞いに来てくれていた相澤に軽く頭を叩かれた。
校長も来てくれている。
相「・・・・よく一人で爆豪を守ってくれた」
『・・・ううん、結局連れ去られちゃったし・・・
謝罪会見も見たよ
あそこで私が爆豪君だけでも逃がせてたらこんなことにはならなかった・・・』
校「それは違うよ」
『校長先生・・・』
ベッドの上に乗り恋歌の頭を撫でながら校長はありがとうと笑う。
校「君が身を挺してくれたから爆豪君は無傷だった
林間合宿でも一人で現場を駆け回ってくれたそうだね
私は君がこの雄英高校に教師としていてくれる事に感謝しているよ
本当にありがとう」
『でもっ・・・私・・・結局何もできなかった・・・
林間合宿でもみんなに怪我させてっ・・・連れ去られてっ・・・怪我までしてっ・・・』
ぽろぽろと涙を流す恋歌に校長はそんなことはないと首を振る。
校「君の強い心が爆豪君を敵陣の中でも勇気づけ、敵に襲われた時も生徒たちの心の支えになり、最後にはオールマイトをも奮い立たせた
そこまでした君が何もできなかっただなんで言う人はいないよ
大丈夫
恋歌先生は立派なヒーローだったよ」
校長の言葉に声を押し殺して泣く姿は、オールマイトと共にオール・フォー・ワンに立ち向かった人物と同じには見えなかった。
個性がヒーローに向いてないから諦めた夢。
それでも失いたくないものがあるからと鍛えた身体。
どんなに鍛えても勝ちたい人に勝てないからと自信を持てなかった恋歌にヒーローだったと校長に言ってもらえた。
これほど嬉しい事はない。
本当は怖かった。
鍛えた身体でも歯が立たないと思わせる圧倒的な個性。
けれど自分に出来る事は何かを考えたときに、出来る事は冷静さを欠いたオールマイトを落ち着かせることだった。
相「お前は自慢の妹だ
ちゃんと自分でも自信をもて
うおっ」
校長と交代するかのように傍に来て頭を撫でてくれた相澤に抱きつき、怖かったと今度は声を出して泣く。
相澤と校長は目を合わせて頷き合い、校長はそっと病室を出て行った。
相「もう大丈夫だからな」
『うんっ・・・うんっ・・・』
ぽんぽんと背中をゆっくり叩いてくれる優しさにさらに涙が止まらなくなるが、相澤の匂いに帰ってきたと実感がわく。
『兄さん・・・兄さん・・・』
相「ここにいてやるから
思いっきり泣いとけ」
オ「酷な事をしましたね・・・」
校「いくら強いとはいえ恋歌先生はまだ若い上に女性
圧倒的な恐怖にも、敵にも、オールマイトにすら立ち向かう素晴らしい精神力の持ち主ではあるが、か弱い部分もある
けれどそれを乗り越えてあの子はこれからもっと強くなるさ」
グ「どっかのバカ後継者にも見習ってほしいもんだ」
塚「それより怖いのはこれからですね」
校「そうだね・・・
あまり望ましくないことになるだろう・・・」