14話
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攻撃してくる様子はないが顔にあった手を爆破して飛ばされてから死柄木の様子がおかしい。
しん、と静まり返る中テレビでは引き続き雄英の謝罪会見が流れている。
「生徒の安全・・・と仰りましたがイレイザーヘッドさん
事件の最中生徒に戦うよう促したそうですね
意図をお聞かせ下さい」
相「私共が状況を把握できなかったため最悪の事態を避けるべくそう判断しました
実妹が現場から連絡をくれていましたが、すべてを把握することは不可能でした」
「最悪の事態とは?
26名もの被害者と2名の拉致は最悪とは言えませんか?
しかも拉致された1人はその連絡をくれていたイレイザーヘッドさんの実妹とのことですが?」
相「私があの場で想定した最悪とは生徒が成す術なく殺害されることでした
実妹につきましては本校を卒業しており資格も有しておりますので、戦闘可能な状態でした
ですので一番現場に近い実妹を現場に向かわせ一人でも多くの生徒を保護する指示をしました」
校「被害の大半を占めたガス攻撃
敵の個性から催眠ガスの類だと判明しております
拳藤さん鉄哲君の迅速な対応のおかげで全員命に別状はなく
また生徒らのメンタルケアも行っておりますが深刻な心的外傷などは今のところ見受けられません」
「不幸中の幸いだとでも?」
校「未来を侵されることが最悪だと考えております」
「攫われた爆豪くんとイレイザーヘッドさんの実妹、恋歌さんにも同じことが言えますか?
爆豪くんは体育祭優勝
ヘドロ事件では強力な敵に単身抵抗を続け経歴こそタフなヒーロー性を感じさせますが、反面決勝で見せた粗暴さや表彰式に至るまでの態度など精神面の不安定さも散見されています
また、恋歌さんにつきましても優秀な成績で御校を卒業されているにも関わらずプロヒーローにはならず、事務員として働いておられたそうですね
ヒーローになりたくなかった彼女を現場に出したことで雄英高校、ひいてはヒーローへの疑心へと繋がっているとしたら?
もしそこに目を付けた上での拉致だとしたら?
言葉巧みに彼らをかどわかし悪の道に染まってしまったら?
未来があると言い切れる根拠をお聞かせください」
ブ「(わかっちゃいたが攻撃的・・・!
ストレス掛けて粗野な発言を引き出そうとしてる
イレイザーだって妹を拉致られてんのに・・・
イレイザーのメディア嫌いを知っての挑発!)」
相「行動については私の不徳の致すところです
ただ・・・爆豪くんの体育祭でのそれらは彼の理想の強さに起因しています
誰よりもトップヒーローを追い求めもがいている・・・
そして私の実妹につきましてもヒーローになりたくなかったわけではありませんし、プロヒーローにも劣らぬ戦闘力も精神力もあります
事件当時も自分にできる最善を己で考え行動したと信じております
こんな彼らを見て隙があると捉えたなら敵は浅はかであると私は考えております」
「根拠になっておりませんが?
感情の問題ではなく具体策があるのかと伺っております」
校「我々も手をこまねいているわけではありません
現在警察とともに調査を進めております
我が校の生徒と教員は必ず取り戻します」
テレビから流れてくるのは兄と校長が攻められる声。
悔しくないわけがない。
『なんにも知らないくせに・・・』
爆「おい」
ぐい、と後ろから繋いでる手を引っ張られ振り向くとでこぴんを一発入れられた。
『いた・・・・』
爆「キレんなよ」
『うん・・・ありがとう』
立った一言だがイラついていた心が収まった。
『(今はこの状況をどうするかが先決
冷静になれ)』
顔についていた手が落ちてからおとなしかった死柄木が不意にぎろっと爆豪を睨みつける。
繋いだ手からびくっとなったのがわかったので、死柄木の視線からなるべく見えない様にするために爆豪の真ん前に立った。
死「手を出すなよ
・・・おまえら
こいつらは・・・大切なコマだ
できれば少し耳を傾けて欲しかったな・・・
君とは分かり合えると思ってた・・・」
爆「ねぇわ」
死「仕方がない
ヒーローたちも調査を進めていると言っていた
悠長に説得してられない
この女もさっさと脳無の材料にする
先生、力を貸せ」
落ちた手を顔につけた死柄木は近くにあるなにも映っていないモニターに話しかける。
?「・・・・良い判断だよ、死柄木弔」
しん、と静まり返る中テレビでは引き続き雄英の謝罪会見が流れている。
「生徒の安全・・・と仰りましたがイレイザーヘッドさん
事件の最中生徒に戦うよう促したそうですね
意図をお聞かせ下さい」
相「私共が状況を把握できなかったため最悪の事態を避けるべくそう判断しました
実妹が現場から連絡をくれていましたが、すべてを把握することは不可能でした」
「最悪の事態とは?
26名もの被害者と2名の拉致は最悪とは言えませんか?
しかも拉致された1人はその連絡をくれていたイレイザーヘッドさんの実妹とのことですが?」
相「私があの場で想定した最悪とは生徒が成す術なく殺害されることでした
実妹につきましては本校を卒業しており資格も有しておりますので、戦闘可能な状態でした
ですので一番現場に近い実妹を現場に向かわせ一人でも多くの生徒を保護する指示をしました」
校「被害の大半を占めたガス攻撃
敵の個性から催眠ガスの類だと判明しております
拳藤さん鉄哲君の迅速な対応のおかげで全員命に別状はなく
また生徒らのメンタルケアも行っておりますが深刻な心的外傷などは今のところ見受けられません」
「不幸中の幸いだとでも?」
校「未来を侵されることが最悪だと考えております」
「攫われた爆豪くんとイレイザーヘッドさんの実妹、恋歌さんにも同じことが言えますか?
爆豪くんは体育祭優勝
ヘドロ事件では強力な敵に単身抵抗を続け経歴こそタフなヒーロー性を感じさせますが、反面決勝で見せた粗暴さや表彰式に至るまでの態度など精神面の不安定さも散見されています
また、恋歌さんにつきましても優秀な成績で御校を卒業されているにも関わらずプロヒーローにはならず、事務員として働いておられたそうですね
ヒーローになりたくなかった彼女を現場に出したことで雄英高校、ひいてはヒーローへの疑心へと繋がっているとしたら?
もしそこに目を付けた上での拉致だとしたら?
言葉巧みに彼らをかどわかし悪の道に染まってしまったら?
未来があると言い切れる根拠をお聞かせください」
ブ「(わかっちゃいたが攻撃的・・・!
ストレス掛けて粗野な発言を引き出そうとしてる
イレイザーだって妹を拉致られてんのに・・・
イレイザーのメディア嫌いを知っての挑発!)」
相「行動については私の不徳の致すところです
ただ・・・爆豪くんの体育祭でのそれらは彼の理想の強さに起因しています
誰よりもトップヒーローを追い求めもがいている・・・
そして私の実妹につきましてもヒーローになりたくなかったわけではありませんし、プロヒーローにも劣らぬ戦闘力も精神力もあります
事件当時も自分にできる最善を己で考え行動したと信じております
こんな彼らを見て隙があると捉えたなら敵は浅はかであると私は考えております」
「根拠になっておりませんが?
感情の問題ではなく具体策があるのかと伺っております」
校「我々も手をこまねいているわけではありません
現在警察とともに調査を進めております
我が校の生徒と教員は必ず取り戻します」
テレビから流れてくるのは兄と校長が攻められる声。
悔しくないわけがない。
『なんにも知らないくせに・・・』
爆「おい」
ぐい、と後ろから繋いでる手を引っ張られ振り向くとでこぴんを一発入れられた。
『いた・・・・』
爆「キレんなよ」
『うん・・・ありがとう』
立った一言だがイラついていた心が収まった。
『(今はこの状況をどうするかが先決
冷静になれ)』
顔についていた手が落ちてからおとなしかった死柄木が不意にぎろっと爆豪を睨みつける。
繋いだ手からびくっとなったのがわかったので、死柄木の視線からなるべく見えない様にするために爆豪の真ん前に立った。
死「手を出すなよ
・・・おまえら
こいつらは・・・大切なコマだ
できれば少し耳を傾けて欲しかったな・・・
君とは分かり合えると思ってた・・・」
爆「ねぇわ」
死「仕方がない
ヒーローたちも調査を進めていると言っていた
悠長に説得してられない
この女もさっさと脳無の材料にする
先生、力を貸せ」
落ちた手を顔につけた死柄木は近くにあるなにも映っていないモニターに話しかける。
?「・・・・良い判断だよ、死柄木弔」