13話
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一人森に入った恋歌は異臭のする先へと向かっていた。
『(このガス有毒か・・・
あんまり吸い過ぎるとよくないけど・・・)』
生徒を早く避難させる必要があるため構ってられないと、煙の濃い方に進んでいく。
抜刀の風圧で飛ばしてもいいのだが、生徒がどこにいるかわからない以上むやみやたらと攻撃はできない。
鉄「恋歌先生!?」
『鉄哲君・・・
拳藤さんも・・・』
鉄哲と拳藤がガスマスクをつけて煙の中から現れる。
『二人とも怪我は?』
鉄「今んとこ大丈夫です
そんなことより八百万に作ってもらったガスマスクあるんで使ってください」
『ありがと』
鉄哲にガスマスクをもらい、装着すると呼吸が幾分かましになった気がする。
『他の人がどこにいるかわかる?』
鉄「いえ・・・」
『そう
じゃあ施設に向かって最短距離で走って』
鉄「俺たちもこの煙のやつを倒しに行こうとしてて・・・!」
『それは私がやる
二人は施設に戻って』
鉄哲に背中を向けた恋歌は煙の中心に行くために走りだそうとした。
『なに?』
走り出そうとした恋歌の手を鉄哲が震えながら握っている。
鉄「いや、えと俺もついて行って力に・・・」
『あなたたちは戦闘を許可されていない
それに私たちはあなたたちを守らないといけない
だから一刻も早く安全な施設に帰ってほしいの』
悔しそうに恋歌の手を離す鉄哲に、恋歌はぽんと頭を撫でてやる。
『その気持ちだけで十分だよ』
鉄「嫌なんすよ・・・
クラスのみんながこのガスで苦しい目に遭ってんのに・・・
何もできないなんて・・・」
拳「鉄哲・・・」
『でも・・・』
≪A組B組総員プロヒーローイレイザーヘッドの名に於いて戦闘を許可する!!≫
再度帰る様に言おうとすればマンダレイのテレパスで相澤の伝言が伝えられる。
『兄さん・・・』
鉄「許可・・・出ましたよ・・・
これで足手まといじゃないっすよね?」
『・・・・わかった
一緒に行こう』
拳「待ってください
ここは私たちを信じて他の奴らを助けに行ってやってくれませんか?」
『・・・・・』
拳「私と鉄哲でこの煙の奴を何とかします
恋歌先生は他にも敵がいるはずだからそっちを・・・」
『それ、普通逆じゃない?』
拳「え」
『確実に敵がいるところにあなたたちが行って、いないかもしれない方に私が行くの?』
拳「そ、それは・・・」
矛盾している内容にじっと拳藤を見つめれば、きょろきょろと視線を泳がせている。
『・・・・まぁ、さっき鉄哲君が言ったみたいに仲間を傷つけた相手を倒したい気持ちはわかる
でもね、さっきイレイザーヘッドが戦闘を許可したのはみんなが逃げられるようにするため
それはわかるよね?』
「「はい・・・」」
しゅん、となっている二人にため息をつくと仕方ないかと呟いた。
『信じていいんだよね』
拳「え」
『自惚れでも過信でもなく私はあなたたちより強い
その私に別のところに行けって言うのなら必ずこのガスの相手を倒してくれるって、信じてもいいってことだよね?』
真剣な顔で問われ、鉄哲と拳藤はお互いに顔を見合わせて頷いた。
「「もちろん!!」」
『わかった
じゃあ任せたよ
無理だと思ったら逃げる事
それだけは約束して』
鉄「はいっす!!」
『じゃあ私は行くね
二人とも頼んだ』
戦闘音がする方に向かって恋歌は足を向けて走って行ってしまった。
拳「・・・行くよ」
鉄「ああ!必ず期待に応えて見せる!!」
『(このガス有毒か・・・
あんまり吸い過ぎるとよくないけど・・・)』
生徒を早く避難させる必要があるため構ってられないと、煙の濃い方に進んでいく。
抜刀の風圧で飛ばしてもいいのだが、生徒がどこにいるかわからない以上むやみやたらと攻撃はできない。
鉄「恋歌先生!?」
『鉄哲君・・・
拳藤さんも・・・』
鉄哲と拳藤がガスマスクをつけて煙の中から現れる。
『二人とも怪我は?』
鉄「今んとこ大丈夫です
そんなことより八百万に作ってもらったガスマスクあるんで使ってください」
『ありがと』
鉄哲にガスマスクをもらい、装着すると呼吸が幾分かましになった気がする。
『他の人がどこにいるかわかる?』
鉄「いえ・・・」
『そう
じゃあ施設に向かって最短距離で走って』
鉄「俺たちもこの煙のやつを倒しに行こうとしてて・・・!」
『それは私がやる
二人は施設に戻って』
鉄哲に背中を向けた恋歌は煙の中心に行くために走りだそうとした。
『なに?』
走り出そうとした恋歌の手を鉄哲が震えながら握っている。
鉄「いや、えと俺もついて行って力に・・・」
『あなたたちは戦闘を許可されていない
それに私たちはあなたたちを守らないといけない
だから一刻も早く安全な施設に帰ってほしいの』
悔しそうに恋歌の手を離す鉄哲に、恋歌はぽんと頭を撫でてやる。
『その気持ちだけで十分だよ』
鉄「嫌なんすよ・・・
クラスのみんながこのガスで苦しい目に遭ってんのに・・・
何もできないなんて・・・」
拳「鉄哲・・・」
『でも・・・』
≪A組B組総員プロヒーローイレイザーヘッドの名に於いて戦闘を許可する!!≫
再度帰る様に言おうとすればマンダレイのテレパスで相澤の伝言が伝えられる。
『兄さん・・・』
鉄「許可・・・出ましたよ・・・
これで足手まといじゃないっすよね?」
『・・・・わかった
一緒に行こう』
拳「待ってください
ここは私たちを信じて他の奴らを助けに行ってやってくれませんか?」
『・・・・・』
拳「私と鉄哲でこの煙の奴を何とかします
恋歌先生は他にも敵がいるはずだからそっちを・・・」
『それ、普通逆じゃない?』
拳「え」
『確実に敵がいるところにあなたたちが行って、いないかもしれない方に私が行くの?』
拳「そ、それは・・・」
矛盾している内容にじっと拳藤を見つめれば、きょろきょろと視線を泳がせている。
『・・・・まぁ、さっき鉄哲君が言ったみたいに仲間を傷つけた相手を倒したい気持ちはわかる
でもね、さっきイレイザーヘッドが戦闘を許可したのはみんなが逃げられるようにするため
それはわかるよね?』
「「はい・・・」」
しゅん、となっている二人にため息をつくと仕方ないかと呟いた。
『信じていいんだよね』
拳「え」
『自惚れでも過信でもなく私はあなたたちより強い
その私に別のところに行けって言うのなら必ずこのガスの相手を倒してくれるって、信じてもいいってことだよね?』
真剣な顔で問われ、鉄哲と拳藤はお互いに顔を見合わせて頷いた。
「「もちろん!!」」
『わかった
じゃあ任せたよ
無理だと思ったら逃げる事
それだけは約束して』
鉄「はいっす!!」
『じゃあ私は行くね
二人とも頼んだ』
戦闘音がする方に向かって恋歌は足を向けて走って行ってしまった。
拳「・・・行くよ」
鉄「ああ!必ず期待に応えて見せる!!」