13話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
自室に向かってぺたぺたと歩いていると、急にがらっと女子部屋の襖が開いた。
芦「あ、恋歌先生」
『今から補習?』
勉強道具一式を持っている芦戸は先ほど慌てて出て行った物間たちと同じく補習組だ。
芦「そうなんですよー
補習やだー」
うえーんと泣き真似をしながら抱きついてくる芦戸の頭をよしよしと撫でてやる。
芦「あ、そうだ
恋歌先生ちょっとちょっと」
『?』
芦戸に手招きされ女子部屋の中に入ると、そこにはなぜかA組とB組の女子全員が集まっていた。
芦「今女子会中で恋バナしてたんですけど全然きゅんきゅんしなかったんですよね」
『へぇ・・・』
この時点で恋歌はものすごく嫌な予感がした。
芦「だから恋歌先生のきゅんきゅんする恋バナしゃべっていってください!!
みんなにあとからそれ聞くんで!!」
じゃ、と元気よく走り去っていく芦戸に拒否もできなかった恋歌はため息をつく。
『えと・・・みんなで楽しくお話してて
私はお風呂に・・・』
ぐるっと踵を返して出て行こうとすると、目をきらきらさせた麗日と八百万にスカートの裾を握られて止められた。
麗「聞かせてくださいよぉー」
八「芦戸さんにお伝えする義務がありますのでぜひ!!」
『うっ・・・』
かわいいA組女子のお願いに恋歌はしぶしぶながらも腰をおろすことになった。
『で、何を聞きたいの?』
ジュースを入れてもらい、ちびちび飲みながら何を話せばいいのかと問う。
麗「うーん、最初から気になってたんやけどそのジャージは誰のなんですか?」
『え、ああ
これはしょうと・・・轟君のだね』
きゃー、やっぱりと黄色い声をあげる女子たちにびっくりし恋歌は目を丸くする。
蛙「恋歌先生最近轟ちゃんのこと”焦凍君”とたまに呼んでしまっているわ」
『あー、気を付けてるつもりなんだけどなぁ』
拳「え、と話が見えないんだけど恋歌先生は轟とどういう関係なんです?」
『轟君が小学生のころからの知り合いでね
最初から焦凍君だったから轟君っていうのに慣れてなくて
変えなきゃいけないなとは思ってるんだけど癖で出てるみたい』
麗「いいよねいいよねそういうの
二人だけの時に呼び合う名前!!」
葉「うんうん
恋人って感じ!!」
『あの・・・恋人じゃないんだけど・・・』
盛り上がる二人には悪いが焦凍とは恋人ではない。
その事実を全員知っているはずなのに、なぜかA組女子は不満顔だ。
耳「付き合ったりとかしないんですか?」
『いやいや、私先生だし轟君は生徒でしょ?』
麗「じゃあ、轟君のことは好きじゃないんですか?」
『そ、れは・・・』
焦凍もけじめをつけた、自分もけじめをつけた、もし生徒と先生という立場でなければどうなのだろう。
貸してくれたぶかぶかのジャージをぎゅっと握りしめる。
『好き・・・だとは思う
けど、こんな年上の私なんかより同世代のみんなの方がいいんじゃないのかなって思ってるんだと思う・・・』
八「恋歌先生・・・」
『逃げてると言えば逃げてる
まぁでもあんないい子が私なんかをって思っちゃうんだよね』
自信なさそうに笑う恋歌にA組女子はそんなことないと強く言い切る。
麗「あんな風に轟君の為に戦った恋歌先生はかっこよかった!!」
蛙「恋歌先生はもっと自分に自信を持ってもいいと思うわ」
八「先生と生徒ではいろんな困難があるでしょうが、それをお二人であれば乗り越えられるはずですわ!」
葉「そうだよ!!
諦めちゃう前にもう少し頑張ってみないと!」
心強い女子たちに恋歌も笑顔でありがとうと返す。
この流れについていけないのはB組女子だ。
拳「えーと、恋歌先生は結局轟が好き、てこと?」
塩「おそらく・・・」
芦「あ、恋歌先生」
『今から補習?』
勉強道具一式を持っている芦戸は先ほど慌てて出て行った物間たちと同じく補習組だ。
芦「そうなんですよー
補習やだー」
うえーんと泣き真似をしながら抱きついてくる芦戸の頭をよしよしと撫でてやる。
芦「あ、そうだ
恋歌先生ちょっとちょっと」
『?』
芦戸に手招きされ女子部屋の中に入ると、そこにはなぜかA組とB組の女子全員が集まっていた。
芦「今女子会中で恋バナしてたんですけど全然きゅんきゅんしなかったんですよね」
『へぇ・・・』
この時点で恋歌はものすごく嫌な予感がした。
芦「だから恋歌先生のきゅんきゅんする恋バナしゃべっていってください!!
みんなにあとからそれ聞くんで!!」
じゃ、と元気よく走り去っていく芦戸に拒否もできなかった恋歌はため息をつく。
『えと・・・みんなで楽しくお話してて
私はお風呂に・・・』
ぐるっと踵を返して出て行こうとすると、目をきらきらさせた麗日と八百万にスカートの裾を握られて止められた。
麗「聞かせてくださいよぉー」
八「芦戸さんにお伝えする義務がありますのでぜひ!!」
『うっ・・・』
かわいいA組女子のお願いに恋歌はしぶしぶながらも腰をおろすことになった。
『で、何を聞きたいの?』
ジュースを入れてもらい、ちびちび飲みながら何を話せばいいのかと問う。
麗「うーん、最初から気になってたんやけどそのジャージは誰のなんですか?」
『え、ああ
これはしょうと・・・轟君のだね』
きゃー、やっぱりと黄色い声をあげる女子たちにびっくりし恋歌は目を丸くする。
蛙「恋歌先生最近轟ちゃんのこと”焦凍君”とたまに呼んでしまっているわ」
『あー、気を付けてるつもりなんだけどなぁ』
拳「え、と話が見えないんだけど恋歌先生は轟とどういう関係なんです?」
『轟君が小学生のころからの知り合いでね
最初から焦凍君だったから轟君っていうのに慣れてなくて
変えなきゃいけないなとは思ってるんだけど癖で出てるみたい』
麗「いいよねいいよねそういうの
二人だけの時に呼び合う名前!!」
葉「うんうん
恋人って感じ!!」
『あの・・・恋人じゃないんだけど・・・』
盛り上がる二人には悪いが焦凍とは恋人ではない。
その事実を全員知っているはずなのに、なぜかA組女子は不満顔だ。
耳「付き合ったりとかしないんですか?」
『いやいや、私先生だし轟君は生徒でしょ?』
麗「じゃあ、轟君のことは好きじゃないんですか?」
『そ、れは・・・』
焦凍もけじめをつけた、自分もけじめをつけた、もし生徒と先生という立場でなければどうなのだろう。
貸してくれたぶかぶかのジャージをぎゅっと握りしめる。
『好き・・・だとは思う
けど、こんな年上の私なんかより同世代のみんなの方がいいんじゃないのかなって思ってるんだと思う・・・』
八「恋歌先生・・・」
『逃げてると言えば逃げてる
まぁでもあんないい子が私なんかをって思っちゃうんだよね』
自信なさそうに笑う恋歌にA組女子はそんなことないと強く言い切る。
麗「あんな風に轟君の為に戦った恋歌先生はかっこよかった!!」
蛙「恋歌先生はもっと自分に自信を持ってもいいと思うわ」
八「先生と生徒ではいろんな困難があるでしょうが、それをお二人であれば乗り越えられるはずですわ!」
葉「そうだよ!!
諦めちゃう前にもう少し頑張ってみないと!」
心強い女子たちに恋歌も笑顔でありがとうと返す。
この流れについていけないのはB組女子だ。
拳「えーと、恋歌先生は結局轟が好き、てこと?」
塩「おそらく・・・」