13話
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焦凍と飯田に無事に脱衣所まで連れて行ってもらい、外に出てきた恋歌は風呂の入り口の前にあるベンチに腰掛け全員が出てくるのを待っている。
刀を男湯に置き忘れてきてしまったのだ。
焦凍がすぐに取ってくると言ってくれたのだが、特に急いでないし湯冷めするのも悪いのであとで出てくるときでいいと言ったのだ。
恋歌がベンチでぼーっとしていると、爆豪が一番最初にでてきた。
顔を見るなりものすごく嫌そうな顔をされたが日常茶飯事なので特に気にしていない。
そのまま部屋に行くのかと思いきや、なぜかベンチに腰掛ける。
『部屋、戻らないの?』
爆「俺がここにいたら都合悪いのかよ」
『別にいいけど・・・』
ぽたぽたとしずくが落ちる爆豪の髪を見て、爆豪の背中を押しぐるんと自分に背を向けさせる。
爆「なにしやがんだ!!」
肩にかかっているタオルでがしがしと頭を拭いてやると、怒鳴ってタオルを没収してきた。
『やられるのが嫌ならちゃんと拭きなよ
風邪ひく』
怒られるのはわかっていたため素直にやめたのに、今度はタオルを突き出してくる。
爆「・・・・めんどいからやれ」
『・・・・・・はいはい』
まさかやれと言われるとは思わず驚いたが、ふっと笑い今度は優しく乾かしてやる。
おとなしくされるがままの爆豪に珍しい事もあるもんだと思いながらも手を動かす。
爆「・・・・・てめぇ、あの半分野郎と付き合ってんのか」
『え、半分野郎って轟君?』
いきなり口を開いた爆豪に戸惑いながらも、付き合ってないよと返す。
爆「・・・・・2回告られてんだろ」
『なんで知ってるの・・・』
爆「半分野郎が自分で言ってたんだよ
んで、どうなんだよ
あいつとそのうち付き合うんか」
少し誤魔化そうかと思ったが、いつになく静かな声音で聞いてくるので真面目に答えるべきだと判断した。
『わからない
正直轟君・・・焦凍君は大事な人で私の人生を変えてくれた人
好きか嫌いかと言われれば間違いなく好き
でもそれはみんなもそう
爆豪君のことだって迷いなく好きと答える
焦凍君に最初に好きと言ってもらえた時、私の中では歳の差もあってすぐに返事はできなかった
個性のことも話してなかったしね
2回目は高校生になってからだったけど、歳の差が埋まるわけじゃない
でも最初に断った理由の子どもだからと個性を教えてないからっていうのはその時にはクリアしてた
だから改めて言ってくれたんだけど、その前に私はけじめをつけなきゃいけなかった
それがこの間戦ってたエンデヴァーさんのやつ』
爆「なんでエンデヴァーと戦う必要があった」
『焦凍君に出会ったのは小学生の時
息子に近づいた女がだれか気になったみたいでね
エンデヴァーさんのお気に入りの焦凍君に近づく人は個性が大事だったみたいで私は知っての通り没個性
だから離れるように言われたの
でも、私はこの個性で喜んでくれた焦凍君の傍を離れたくなかった
それで勝負をしましょうって話にしたの
私が負ければ焦凍君の前から消えて、エンデヴァーさんが負ければ私は焦凍君の傍にいられる
それでこの前はエンデヴァーさんの情けもあったけど無事に勝てたから、この学校を辞めずに焦凍君の傍にいれるってわけ
でも付き合うか付き合わないかって言われると今はなんとも言えないね』
さぁ乾いたよ、とタオルを返すが反応しない爆豪はタオルを受け取らない。
爆「・・・・・んでそんな面倒な奴・・・」
『?
戦いを挑んだのは私だし、離れたくなかったのも私の意思だから別に面倒とか思ってないよ
むしろ巻き込んじゃってるし』
ははは、と笑う恋歌にいらっとした爆豪は勢いよく振り向き恋歌の手を掴む。
爆「・・・・俺にしとけ」
『え?』
爆「んなめんどい半分野郎なんか止めて俺にしとけつってんだよ」
真剣に見つめてくる爆豪から言われた意味がわかると一気に顔に熱が集中する。
『え、え?///
わっ・・・』
顔を近づけてくるのでずりずりと後ろに下がっていくが、下がり過ぎてベンチが終わりおしりから落ちそうになる。
それを咄嗟に腰に手をまわして助けてくれた爆豪の手をほどこうとするがびくともしない。
爆「これがお前の全力かよ
武器もってりゃ俺たちよか強いかもしんねぇけどな」
すとん、とベンチに戻され手も離される。
爆「力じゃ適わねぇんなら普段は大人しくしとけ」
タオルを奪い取ってすたすたと歩いて行ってしまう爆豪にぽかんとしてしまい、焦凍が話しかけてくるまで意識は遠くにいったままだった。
刀を男湯に置き忘れてきてしまったのだ。
焦凍がすぐに取ってくると言ってくれたのだが、特に急いでないし湯冷めするのも悪いのであとで出てくるときでいいと言ったのだ。
恋歌がベンチでぼーっとしていると、爆豪が一番最初にでてきた。
顔を見るなりものすごく嫌そうな顔をされたが日常茶飯事なので特に気にしていない。
そのまま部屋に行くのかと思いきや、なぜかベンチに腰掛ける。
『部屋、戻らないの?』
爆「俺がここにいたら都合悪いのかよ」
『別にいいけど・・・』
ぽたぽたとしずくが落ちる爆豪の髪を見て、爆豪の背中を押しぐるんと自分に背を向けさせる。
爆「なにしやがんだ!!」
肩にかかっているタオルでがしがしと頭を拭いてやると、怒鳴ってタオルを没収してきた。
『やられるのが嫌ならちゃんと拭きなよ
風邪ひく』
怒られるのはわかっていたため素直にやめたのに、今度はタオルを突き出してくる。
爆「・・・・めんどいからやれ」
『・・・・・・はいはい』
まさかやれと言われるとは思わず驚いたが、ふっと笑い今度は優しく乾かしてやる。
おとなしくされるがままの爆豪に珍しい事もあるもんだと思いながらも手を動かす。
爆「・・・・・てめぇ、あの半分野郎と付き合ってんのか」
『え、半分野郎って轟君?』
いきなり口を開いた爆豪に戸惑いながらも、付き合ってないよと返す。
爆「・・・・・2回告られてんだろ」
『なんで知ってるの・・・』
爆「半分野郎が自分で言ってたんだよ
んで、どうなんだよ
あいつとそのうち付き合うんか」
少し誤魔化そうかと思ったが、いつになく静かな声音で聞いてくるので真面目に答えるべきだと判断した。
『わからない
正直轟君・・・焦凍君は大事な人で私の人生を変えてくれた人
好きか嫌いかと言われれば間違いなく好き
でもそれはみんなもそう
爆豪君のことだって迷いなく好きと答える
焦凍君に最初に好きと言ってもらえた時、私の中では歳の差もあってすぐに返事はできなかった
個性のことも話してなかったしね
2回目は高校生になってからだったけど、歳の差が埋まるわけじゃない
でも最初に断った理由の子どもだからと個性を教えてないからっていうのはその時にはクリアしてた
だから改めて言ってくれたんだけど、その前に私はけじめをつけなきゃいけなかった
それがこの間戦ってたエンデヴァーさんのやつ』
爆「なんでエンデヴァーと戦う必要があった」
『焦凍君に出会ったのは小学生の時
息子に近づいた女がだれか気になったみたいでね
エンデヴァーさんのお気に入りの焦凍君に近づく人は個性が大事だったみたいで私は知っての通り没個性
だから離れるように言われたの
でも、私はこの個性で喜んでくれた焦凍君の傍を離れたくなかった
それで勝負をしましょうって話にしたの
私が負ければ焦凍君の前から消えて、エンデヴァーさんが負ければ私は焦凍君の傍にいられる
それでこの前はエンデヴァーさんの情けもあったけど無事に勝てたから、この学校を辞めずに焦凍君の傍にいれるってわけ
でも付き合うか付き合わないかって言われると今はなんとも言えないね』
さぁ乾いたよ、とタオルを返すが反応しない爆豪はタオルを受け取らない。
爆「・・・・・んでそんな面倒な奴・・・」
『?
戦いを挑んだのは私だし、離れたくなかったのも私の意思だから別に面倒とか思ってないよ
むしろ巻き込んじゃってるし』
ははは、と笑う恋歌にいらっとした爆豪は勢いよく振り向き恋歌の手を掴む。
爆「・・・・俺にしとけ」
『え?』
爆「んなめんどい半分野郎なんか止めて俺にしとけつってんだよ」
真剣に見つめてくる爆豪から言われた意味がわかると一気に顔に熱が集中する。
『え、え?///
わっ・・・』
顔を近づけてくるのでずりずりと後ろに下がっていくが、下がり過ぎてベンチが終わりおしりから落ちそうになる。
それを咄嗟に腰に手をまわして助けてくれた爆豪の手をほどこうとするがびくともしない。
爆「これがお前の全力かよ
武器もってりゃ俺たちよか強いかもしんねぇけどな」
すとん、とベンチに戻され手も離される。
爆「力じゃ適わねぇんなら普段は大人しくしとけ」
タオルを奪い取ってすたすたと歩いて行ってしまう爆豪にぽかんとしてしまい、焦凍が話しかけてくるまで意識は遠くにいったままだった。