12話
夢小説設定
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グランドに行けば、エンデヴァーが腕組みをして仁王立ちしていた。
エ「久しいな」
『ヒーロー殺し以来ですね』
エ「・・・・今日で決着がつく」
『はい』
エ「後悔はないな」
『はい』
エ「制限時間は5時間
5時間後どちらも立っていればお前の勝ち
俺は個性の使用有でいいんだな」
最後の確認をするように恋歌に問えば頷きが返ってくる。
エ「では早速はじめようか」
『よろしくお願いします』
構えた二人の間に静寂が流れる。
モニター室も始まりを唾を飲んで見守る。
先に動いたのは恋歌だった。
刀を抜いた風圧を使いエンデヴァーに攻撃するが、予測していたようで軽く避けられる。
エ「ふんっ」
恋歌がいた場所に拳を繰り出してきたので、それを避け後退する。
先ほど恋歌が立っていた場所には小さなクレーターが出来ていた。
次々に繰り出されるエンデヴァーからの攻撃を、刀で防ぎ力を受け流す。
エ「さすがだな」
いったん距離をとったエンデヴァーは個性を使い、炎で攻撃してきた。
それも風圧で切り裂き、今度は攻撃を仕掛ける為にエンデヴァーの背後から頭めがけて蹴りを出す。
腕で防がれてしまったがびりびりと震えているところをみると少しは効いているように見えた。
エ「以前より威力があがったな」
『ありがとうございます』
にやっと笑うエンデヴァーに恋歌も笑顔で返し攻撃を続ける。
プ「今んとこお互いに全力じゃないって感じだな」
相「ああ・・・」
モニター室では応援に来たはずなのに全員静まり返っている。
緑「僕らの時とは動きが違う・・・」
切「すげえな・・・」
個性を使っているエンデヴァーに対し、個性を使わず立ち向かう恋歌に生徒たちは刺激を受ける。
相「(まぁこれはこれで連れてきてよかったか)
あいつの肉弾戦での攻撃が蹴り技メインな理由、わかるやついるか?」
このまま授業のようにして見せた方が合理的だと判断し、いつもの様に生徒たちに質問する。
八「・・・武器が刀だからですか?
手を傷つけてしまっては武器を握れないから・・・」
相「まぁそれもある
ただ、理由はもっとシンプルだ
腕よりリーチが長くて、腕より攻撃力が高い
それだけだ」
飯「た、確かに先生のおっしゃる通りですが、時には拳を使った方がいい場面もあるのでは?」
相「その通りだ
だがまぁ見ての通りあいつに筋力はない
どっちかつーと個性使わない平均女子より少し上程度の筋力しかないんだ」
相澤の言葉に信じられないと生徒がざわつく。
相「個性を戦闘で使えないと知ったときあいつは自分なりに考えて筋力をつけようとした
けれど恋歌は体質上筋肉がつきにくいみたいでな
それを知ったとき蹴り技メインに変更したんだ」
切「で、でもあの蹴り結構重かったっすよ?」
相「それはあのブーツがサポートしてるからな
恋歌が蹴りを当てればその約5倍の威力が出る
これも筋力のない恋歌がぎりぎり耐えられるように作られてる」
ただ強いと思っていた恋歌が苦労してあそこまで強くなったと知り、自分たちの戦い方を見直してみる。
個性にばかり頼っていたところはなかっただろうか。
純粋な身体能力を上げる努力はしてきただろうか。
相「ちなみにあの刀も特注な
普通の刀じゃ恋歌が抜いた瞬間に砕ける
筋力のつきにくい恋歌があそこまでなれたのは唯一、剣を扱うことに長けていたからだ
今じゃ居合のスピードを初見で捕らえられる奴はほとんどいない
あいつはたったそれだけを武器にこの雄英で3年間を過ごしきった」
エ「久しいな」
『ヒーロー殺し以来ですね』
エ「・・・・今日で決着がつく」
『はい』
エ「後悔はないな」
『はい』
エ「制限時間は5時間
5時間後どちらも立っていればお前の勝ち
俺は個性の使用有でいいんだな」
最後の確認をするように恋歌に問えば頷きが返ってくる。
エ「では早速はじめようか」
『よろしくお願いします』
構えた二人の間に静寂が流れる。
モニター室も始まりを唾を飲んで見守る。
先に動いたのは恋歌だった。
刀を抜いた風圧を使いエンデヴァーに攻撃するが、予測していたようで軽く避けられる。
エ「ふんっ」
恋歌がいた場所に拳を繰り出してきたので、それを避け後退する。
先ほど恋歌が立っていた場所には小さなクレーターが出来ていた。
次々に繰り出されるエンデヴァーからの攻撃を、刀で防ぎ力を受け流す。
エ「さすがだな」
いったん距離をとったエンデヴァーは個性を使い、炎で攻撃してきた。
それも風圧で切り裂き、今度は攻撃を仕掛ける為にエンデヴァーの背後から頭めがけて蹴りを出す。
腕で防がれてしまったがびりびりと震えているところをみると少しは効いているように見えた。
エ「以前より威力があがったな」
『ありがとうございます』
にやっと笑うエンデヴァーに恋歌も笑顔で返し攻撃を続ける。
プ「今んとこお互いに全力じゃないって感じだな」
相「ああ・・・」
モニター室では応援に来たはずなのに全員静まり返っている。
緑「僕らの時とは動きが違う・・・」
切「すげえな・・・」
個性を使っているエンデヴァーに対し、個性を使わず立ち向かう恋歌に生徒たちは刺激を受ける。
相「(まぁこれはこれで連れてきてよかったか)
あいつの肉弾戦での攻撃が蹴り技メインな理由、わかるやついるか?」
このまま授業のようにして見せた方が合理的だと判断し、いつもの様に生徒たちに質問する。
八「・・・武器が刀だからですか?
手を傷つけてしまっては武器を握れないから・・・」
相「まぁそれもある
ただ、理由はもっとシンプルだ
腕よりリーチが長くて、腕より攻撃力が高い
それだけだ」
飯「た、確かに先生のおっしゃる通りですが、時には拳を使った方がいい場面もあるのでは?」
相「その通りだ
だがまぁ見ての通りあいつに筋力はない
どっちかつーと個性使わない平均女子より少し上程度の筋力しかないんだ」
相澤の言葉に信じられないと生徒がざわつく。
相「個性を戦闘で使えないと知ったときあいつは自分なりに考えて筋力をつけようとした
けれど恋歌は体質上筋肉がつきにくいみたいでな
それを知ったとき蹴り技メインに変更したんだ」
切「で、でもあの蹴り結構重かったっすよ?」
相「それはあのブーツがサポートしてるからな
恋歌が蹴りを当てればその約5倍の威力が出る
これも筋力のない恋歌がぎりぎり耐えられるように作られてる」
ただ強いと思っていた恋歌が苦労してあそこまで強くなったと知り、自分たちの戦い方を見直してみる。
個性にばかり頼っていたところはなかっただろうか。
純粋な身体能力を上げる努力はしてきただろうか。
相「ちなみにあの刀も特注な
普通の刀じゃ恋歌が抜いた瞬間に砕ける
筋力のつきにくい恋歌があそこまでなれたのは唯一、剣を扱うことに長けていたからだ
今じゃ居合のスピードを初見で捕らえられる奴はほとんどいない
あいつはたったそれだけを武器にこの雄英で3年間を過ごしきった」