2話
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終わった―、と背伸びをしながら時計を見るとすでに20時を回っていた。
『(はぁ・・・
もう慣れたしいいんだけどさ)』
凝った肩をほぐすように肩をぐるぐると回していると机の上に見慣れたゼリー飲料が置かれた。
相「ん、おつかれさん」
『どーも
まだ終わらないの?』
貰ったゼリー飲料を飲みながら周りを見渡せば残っているのは自分と兄だけだった。
相「・・・終わってる
終わったなら帰るぞ
仕事もないのに学校にいるなんて不合理だ」
この兄は合理的か合理的でないかで判断することがほとんどだが、急ぎのプロヒーローの仕事がない日は必ず待っていてくれる。
独り立ちをするために別々の家に暮らしているのにもかかわらずだ。
それは不合理ではないかと思うが、兄なりの優しさなのでそこは何も言わない。
『あーあー
なかなか焦凍君に会えないからさみしいよ
元気なのかなー』
帰り支度をしながらスマホを見ると焦凍から連絡が来ているのを見て、ここ数カ月すれ違いばかりで会えていないことに気付く。
相「その焦凍君ってのはエンデヴァーさんの息子だったか?」
『そう
いつも話してるでしょ?』
相「俺は直接エンデヴァーさんとは交流はないが、面倒な事には巻き込まれるなよ」
『はいはい
巻き込まれるも何もただ会って話してるだけだよ
何かが起こるはずないじゃない…』
校内の戸締りを確認し駅に向かって二人で歩き出す。
一瞬恋歌の顔が曇ったような感じがしたが、それに相澤は気づくことはできなかった。
相「(まぁ仲良くするのはいいんだがあの人のいい噂ってのをあんまり聞かないからな・・・
恋歌の話聞いてる限りじゃ親子仲も良くなさそうだし)」
ちらっと携帯をいじりながら歩いている恋歌を盗み見ると、メールの相手は例の焦凍君のようだ。
相「(エンデヴァーさんが恋歌に興味があるかじゃなくて、その焦凍君とやらが恋歌に興味あるってことに気付いてないんだろうな)」
そしてそれは恋歌自身も・・・
相「(鈍感同士仲良くするこったな)」
俺には被害が来ませんようにと祈りながら、駅で恋歌と別れる。
焦凍に会いやすいように待ち合わせ場所だという公園の近くで一人暮らしを始めた恋歌に相澤はあいつはあほだなと本気で思っている。
相「(最初の出会いが小学生でまだ中学生
5つも年下だとそうなっちまうのも無理はねぇか)」
電車が発車したのを見届けた相澤は踵を返し、学校近くにある自分の家に向かって歩き出す。
未だ見ぬ焦凍君に同情を覚えながら。
『(はぁ・・・
もう慣れたしいいんだけどさ)』
凝った肩をほぐすように肩をぐるぐると回していると机の上に見慣れたゼリー飲料が置かれた。
相「ん、おつかれさん」
『どーも
まだ終わらないの?』
貰ったゼリー飲料を飲みながら周りを見渡せば残っているのは自分と兄だけだった。
相「・・・終わってる
終わったなら帰るぞ
仕事もないのに学校にいるなんて不合理だ」
この兄は合理的か合理的でないかで判断することがほとんどだが、急ぎのプロヒーローの仕事がない日は必ず待っていてくれる。
独り立ちをするために別々の家に暮らしているのにもかかわらずだ。
それは不合理ではないかと思うが、兄なりの優しさなのでそこは何も言わない。
『あーあー
なかなか焦凍君に会えないからさみしいよ
元気なのかなー』
帰り支度をしながらスマホを見ると焦凍から連絡が来ているのを見て、ここ数カ月すれ違いばかりで会えていないことに気付く。
相「その焦凍君ってのはエンデヴァーさんの息子だったか?」
『そう
いつも話してるでしょ?』
相「俺は直接エンデヴァーさんとは交流はないが、面倒な事には巻き込まれるなよ」
『はいはい
巻き込まれるも何もただ会って話してるだけだよ
何かが起こるはずないじゃない…』
校内の戸締りを確認し駅に向かって二人で歩き出す。
一瞬恋歌の顔が曇ったような感じがしたが、それに相澤は気づくことはできなかった。
相「(まぁ仲良くするのはいいんだがあの人のいい噂ってのをあんまり聞かないからな・・・
恋歌の話聞いてる限りじゃ親子仲も良くなさそうだし)」
ちらっと携帯をいじりながら歩いている恋歌を盗み見ると、メールの相手は例の焦凍君のようだ。
相「(エンデヴァーさんが恋歌に興味があるかじゃなくて、その焦凍君とやらが恋歌に興味あるってことに気付いてないんだろうな)」
そしてそれは恋歌自身も・・・
相「(鈍感同士仲良くするこったな)」
俺には被害が来ませんようにと祈りながら、駅で恋歌と別れる。
焦凍に会いやすいように待ち合わせ場所だという公園の近くで一人暮らしを始めた恋歌に相澤はあいつはあほだなと本気で思っている。
相「(最初の出会いが小学生でまだ中学生
5つも年下だとそうなっちまうのも無理はねぇか)」
電車が発車したのを見届けた相澤は踵を返し、学校近くにある自分の家に向かって歩き出す。
未だ見ぬ焦凍君に同情を覚えながら。