11話
夢小説設定
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教師として情けない。
クラスの子にこれだけ心配されているのに、その原因すら話せない。
蛙「私たちじゃ恋歌先生の力になれないかしら?」
『・・・ううん
そんなことはないよ』
麗「だったら・・・!」
『でもね・・・私は・・・
みんなが大切だから・・・大好きだから・・・
どうしても・・・失いたくない・・・』
「「「・・・・・・」」」
ごめんなさいと涙を流す恋歌に誰も何も言えなかった。
相「(不器用にもほどあんだろこいつ・・・)」
泣いてしまった恋歌にどうすんだよと生徒たちがざわめきだす。
そんな中扉の前で張っていた焦凍が恋歌の前で足を止める。
焦「恋歌・・・」
「「「いっ・・・!」」」
『・・・・』
相「(おいおい・・・)」
ぱぁん、と教室中に乾いた音が鳴り響く。
平手打ちをされたとわかったのは頬にじんわりと熱が集まってきたからだ。
驚いて涙が止まった恋歌の肩を焦凍が掴む。
その顔は悔しそうに歪んでいた。
焦「どうして誰も頼ろうとしない・・・!
俺たちがダメなら他にプロヒーローだっているだろ
一人で抱え込んで周りに心配かけて・・・
いい加減にしろ・・・!」
『しょ・・・うとく・・・』
焦「恋歌が強いのはここにいる全員が知ってる
けどそれは身体的なものだ
精神的に何か辛いことがあったのなら俺たちだって話ぐらい聞いてやれる
それすらも頼りたくないか?」
焦凍が言っていることはクラスのみんなが遠慮して言えなかったこと。
ぎゅっと抱きしめてくる焦凍に恋歌はまた涙があふれてくる。
頼りないわけがない。
将来ヒーローを目指す子ども達で誰よりも優しい事は知っている。
だからこそ失いたくない。
相談したくてもできなかった。
『言いたいよ・・・
みんなに助けてって言いたい・・・』
焦「なら・・・!」
顔を明るくした焦凍は恋歌は離し、やっと話してくれるのかと次の言葉を待つ。
『でもやっぱりごめんなさい
言えない』
焦「恋歌・・・」
泣き腫らした顔で無理やり作った笑顔で・・・先ほどと同じ拒絶。
『みんなありがとう
私はやっぱりみんなが大好きだ』
相「(やれやれ・・・
ここまでされて言わないか・・・)」
クラスの子にこれだけ心配されているのに、その原因すら話せない。
蛙「私たちじゃ恋歌先生の力になれないかしら?」
『・・・ううん
そんなことはないよ』
麗「だったら・・・!」
『でもね・・・私は・・・
みんなが大切だから・・・大好きだから・・・
どうしても・・・失いたくない・・・』
「「「・・・・・・」」」
ごめんなさいと涙を流す恋歌に誰も何も言えなかった。
相「(不器用にもほどあんだろこいつ・・・)」
泣いてしまった恋歌にどうすんだよと生徒たちがざわめきだす。
そんな中扉の前で張っていた焦凍が恋歌の前で足を止める。
焦「恋歌・・・」
「「「いっ・・・!」」」
『・・・・』
相「(おいおい・・・)」
ぱぁん、と教室中に乾いた音が鳴り響く。
平手打ちをされたとわかったのは頬にじんわりと熱が集まってきたからだ。
驚いて涙が止まった恋歌の肩を焦凍が掴む。
その顔は悔しそうに歪んでいた。
焦「どうして誰も頼ろうとしない・・・!
俺たちがダメなら他にプロヒーローだっているだろ
一人で抱え込んで周りに心配かけて・・・
いい加減にしろ・・・!」
『しょ・・・うとく・・・』
焦「恋歌が強いのはここにいる全員が知ってる
けどそれは身体的なものだ
精神的に何か辛いことがあったのなら俺たちだって話ぐらい聞いてやれる
それすらも頼りたくないか?」
焦凍が言っていることはクラスのみんなが遠慮して言えなかったこと。
ぎゅっと抱きしめてくる焦凍に恋歌はまた涙があふれてくる。
頼りないわけがない。
将来ヒーローを目指す子ども達で誰よりも優しい事は知っている。
だからこそ失いたくない。
相談したくてもできなかった。
『言いたいよ・・・
みんなに助けてって言いたい・・・』
焦「なら・・・!」
顔を明るくした焦凍は恋歌は離し、やっと話してくれるのかと次の言葉を待つ。
『でもやっぱりごめんなさい
言えない』
焦「恋歌・・・」
泣き腫らした顔で無理やり作った笑顔で・・・先ほどと同じ拒絶。
『みんなありがとう
私はやっぱりみんなが大好きだ』
相「(やれやれ・・・
ここまでされて言わないか・・・)」