11話
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これは職場体験が終わり、期末テストまでの間に起こった出来事。
いつも通りの日常。
いつも通りの授業。
その日もいつも通り終わるはずだった。
『(今日はこのぐらいにして帰るか)』
気がつけば定時から3時間ほど経った時刻。
まだちらほら残っている教師もいる。
『まだ帰らないの?』
相「ああ
期末テストのことでちょっとな」
『そう
じゃあ今日は先に帰るね』
相「気ぃつけて帰れよ
最近変な敵がうろついてるって話だ」
『はーい』
この時の兄の忠告をちゃんと聞いておけばと、後の恋歌は思うのだが、今はまだ知る由もない。
一人で帰る帰り道。
暗いが街灯もあるし人通りが少ないということではない。
しかも学校で警備強化のため武器を持つように言われている為なにかあっても大丈夫だと過信していた。
焦凍とのメールをやり取りしながら歩いていると、前から人の気配がしたのでぶつからないように避けた。
はずだった。
「いって…す、すいません」
『あ、こちらこそすいません
大丈夫ですか?』
ぶつかったのはお世辞にもがたいがいいとは言えない男性。
変な風によろけてしまったのか尻餅をついてしまっている。
スマホを見ながら歩いていたのは恋歌なので、男に手を差し出す。
「あ、すいません
男の癖に情けないところを…」
恋歌の手を握って立ち上がった男は照れ臭そうに頭をかく。
『いえ、こちらの前方不注意ですので
ごめんなさい
お怪我はありませんか?』
「だ、大丈夫です!」
『そうですか
でも何かあれば私雄英高校で働いてますので、そこに相澤でご連絡ください』
「あなた…あの雄英の…」
雄英と男が呟いた瞬間背筋がぞくっとしたような感じがしたが、一瞬だった為気のせいだと思うことにした。
見たところ怪我はなさそうなので、現時点では謝罪のみをし何かあれば後日連絡ということで別れることになった。
「では…また…」
『(また?)
あ、はい』
男の言葉に違和感を感じたが、またとはどういうことかを聞く前に男が背中を向けて去ってしまったので聞くことはできなかった。
『(まぁいいか、帰ろ
でもおかしいなぁ…
たしかに避けたと思ったんだけど…
私もまだまだってことか)』
頑張らないとなー、と今度は誰にもぶつからないようにスマホをしまい再び帰路についた。
「見つけた…」
いつも通りの日常。
いつも通りの授業。
その日もいつも通り終わるはずだった。
『(今日はこのぐらいにして帰るか)』
気がつけば定時から3時間ほど経った時刻。
まだちらほら残っている教師もいる。
『まだ帰らないの?』
相「ああ
期末テストのことでちょっとな」
『そう
じゃあ今日は先に帰るね』
相「気ぃつけて帰れよ
最近変な敵がうろついてるって話だ」
『はーい』
この時の兄の忠告をちゃんと聞いておけばと、後の恋歌は思うのだが、今はまだ知る由もない。
一人で帰る帰り道。
暗いが街灯もあるし人通りが少ないということではない。
しかも学校で警備強化のため武器を持つように言われている為なにかあっても大丈夫だと過信していた。
焦凍とのメールをやり取りしながら歩いていると、前から人の気配がしたのでぶつからないように避けた。
はずだった。
「いって…す、すいません」
『あ、こちらこそすいません
大丈夫ですか?』
ぶつかったのはお世辞にもがたいがいいとは言えない男性。
変な風によろけてしまったのか尻餅をついてしまっている。
スマホを見ながら歩いていたのは恋歌なので、男に手を差し出す。
「あ、すいません
男の癖に情けないところを…」
恋歌の手を握って立ち上がった男は照れ臭そうに頭をかく。
『いえ、こちらの前方不注意ですので
ごめんなさい
お怪我はありませんか?』
「だ、大丈夫です!」
『そうですか
でも何かあれば私雄英高校で働いてますので、そこに相澤でご連絡ください』
「あなた…あの雄英の…」
雄英と男が呟いた瞬間背筋がぞくっとしたような感じがしたが、一瞬だった為気のせいだと思うことにした。
見たところ怪我はなさそうなので、現時点では謝罪のみをし何かあれば後日連絡ということで別れることになった。
「では…また…」
『(また?)
あ、はい』
男の言葉に違和感を感じたが、またとはどういうことかを聞く前に男が背中を向けて去ってしまったので聞くことはできなかった。
『(まぁいいか、帰ろ
でもおかしいなぁ…
たしかに避けたと思ったんだけど…
私もまだまだってことか)』
頑張らないとなー、と今度は誰にもぶつからないようにスマホをしまい再び帰路についた。
「見つけた…」