宝の島
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隠し扉の中に足を踏み入れれば部屋の中からの光が入口を照らしているだけで、奥の方は何も見えない。
壁には照明がついているが壊れて機能していないらしく、シリウスに魔法を発動させてベポの頭の上に乗せて道を進んでいく。
「こういう隠し通路ってさ、やっぱり罠とか仕掛けられてんのかな」
「たしかに…
壁とか床とかな」
この通路が逃げる為だけに作られた通路であったとしても、宝の保管庫に繋がる通路であったとしても、罠が仕掛けられている可能性は十分ある。
「お前ら、不用意に壁に触るな…『え…?』
は?」
罠と言えば壁や床に仕掛けられているかもしれないと、ローが全員に忠告しようとした瞬間、恋歌が壁についていた手が壁に吸い込まれて行った。
そしてそのまま壁が開き、勢いのままに恋歌の身体は壁の中に倒れ込み、扉はもう一度閉じた。
「え?恋歌!?」
「ちっ…!!
【ROOM】」
『わ…』
壁のすぐそばで倒れ込んでいた恋歌は、一瞬でローの能力で仲間の元に戻る事ができたが、くるくると変わる景色に一瞬意識を飛ばしていると、こつんと頭を小突かれた。
「不用意に触るな!!」
『ご、ごめん…』
注意をし終る前に仕掛けに引っかかってしまった恋歌にため息をついて手を差し出してやると、それを掴んで立ち上がる。
「こっちの部屋は正解じゃないのかな」
「んー…罠じゃなくて隠し通路なら可能性はあると思うけど…」
即死トラップであれば不正解の道だろうが、ただの隠し通路であれば正解である可能性がある。
「…取り敢えず進むぞ」
まだ入り口からそんなに距離を歩いたわけではない。
入口に近すぎる隠し通路も正解かもしれないが、いくつか隠し通路がある可能性も考え、もう少し進もうと判断して薄暗い道を先導して歩きはじめる。
『(足元も浮かせておこう…)』
壁にはもう触らないようにしようと手は胸の前で組み、足元は艦内でしているように浮かせて歩くことで床の罠には引っかからないようにした。
一度恋歌が変なスイッチを押してからは、一歩一歩を警戒して進みしばらくは何かが作動することはなかった。
『(あれ…?)』
「ん?どうした」
壁を見て何かに気づいた恋歌が目の前を歩くローの服の裾を軽く引けば、不思議そうな顔をしながらもすぐに立ち止まってくれる。
視線が自分ではなく壁に向かっていることに気づき、その視線の先を追うが特に変わったところはないように見える。
『…文字が、書いてる』
「文字…?」
恋歌の言葉に全員がじーっと壁を見つめるが、文字が書いてある場所はどこにもない。
『ここに、スイッチが…』
見た目では何もわからなかった壁を押せば、くるんと壁が回転し通路が現れた。
「…なんでわかった」
『壁に、魔女の文字が、書いてあるの
さっきまでは、なかったんだけど、急に…』
恋歌以外の全員が見えないということは、星の魔女特有の目でしか見えない文字が壁に書かれているのだろう。
この隠し通路の入り口も魔女の文字で書かれていた事もあり、魔女と全く関係がないというわけではなさそうという判断をし、正解の通路がわからないため恋歌の指示に従って現れた通路に進んでいく。
壁には照明がついているが壊れて機能していないらしく、シリウスに魔法を発動させてベポの頭の上に乗せて道を進んでいく。
「こういう隠し通路ってさ、やっぱり罠とか仕掛けられてんのかな」
「たしかに…
壁とか床とかな」
この通路が逃げる為だけに作られた通路であったとしても、宝の保管庫に繋がる通路であったとしても、罠が仕掛けられている可能性は十分ある。
「お前ら、不用意に壁に触るな…『え…?』
は?」
罠と言えば壁や床に仕掛けられているかもしれないと、ローが全員に忠告しようとした瞬間、恋歌が壁についていた手が壁に吸い込まれて行った。
そしてそのまま壁が開き、勢いのままに恋歌の身体は壁の中に倒れ込み、扉はもう一度閉じた。
「え?恋歌!?」
「ちっ…!!
【ROOM】」
『わ…』
壁のすぐそばで倒れ込んでいた恋歌は、一瞬でローの能力で仲間の元に戻る事ができたが、くるくると変わる景色に一瞬意識を飛ばしていると、こつんと頭を小突かれた。
「不用意に触るな!!」
『ご、ごめん…』
注意をし終る前に仕掛けに引っかかってしまった恋歌にため息をついて手を差し出してやると、それを掴んで立ち上がる。
「こっちの部屋は正解じゃないのかな」
「んー…罠じゃなくて隠し通路なら可能性はあると思うけど…」
即死トラップであれば不正解の道だろうが、ただの隠し通路であれば正解である可能性がある。
「…取り敢えず進むぞ」
まだ入り口からそんなに距離を歩いたわけではない。
入口に近すぎる隠し通路も正解かもしれないが、いくつか隠し通路がある可能性も考え、もう少し進もうと判断して薄暗い道を先導して歩きはじめる。
『(足元も浮かせておこう…)』
壁にはもう触らないようにしようと手は胸の前で組み、足元は艦内でしているように浮かせて歩くことで床の罠には引っかからないようにした。
一度恋歌が変なスイッチを押してからは、一歩一歩を警戒して進みしばらくは何かが作動することはなかった。
『(あれ…?)』
「ん?どうした」
壁を見て何かに気づいた恋歌が目の前を歩くローの服の裾を軽く引けば、不思議そうな顔をしながらもすぐに立ち止まってくれる。
視線が自分ではなく壁に向かっていることに気づき、その視線の先を追うが特に変わったところはないように見える。
『…文字が、書いてる』
「文字…?」
恋歌の言葉に全員がじーっと壁を見つめるが、文字が書いてある場所はどこにもない。
『ここに、スイッチが…』
見た目では何もわからなかった壁を押せば、くるんと壁が回転し通路が現れた。
「…なんでわかった」
『壁に、魔女の文字が、書いてあるの
さっきまでは、なかったんだけど、急に…』
恋歌以外の全員が見えないということは、星の魔女特有の目でしか見えない文字が壁に書かれているのだろう。
この隠し通路の入り口も魔女の文字で書かれていた事もあり、魔女と全く関係がないというわけではなさそうという判断をし、正解の通路がわからないため恋歌の指示に従って現れた通路に進んでいく。