風邪
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船から降りた後、ローに差し出された手を握った恋歌は、まずは女のところに案内しようと先導して村を歩いていく。
『(あ!!あの人だ!)』
「ん?あいつか?」
畑仕事をしているらしい女の背中を見つけ、恋歌がローの手をぐいぐいと引くと、ローがシャチとペンギンに目配せをした後に息を吸い込んだ。
「おーい!そこのあんた!!」
「ちょっと話がしたいんだけど!!」
大声で女に向かって声をだし、ぶんぶんと大きく手を振ると、気づいた女が振り返り畑の外に立っている5人に気づいた。
まったく見覚えのない男たちと白クマの中に、つい先日薬屋まで送ってやった少女がいる事に気づいてぱっと笑顔になった。
「あらあんた!!
急に姿が見えなくなったから心配してたんだよ!!」
小走りで近寄ってきた女は無事に見える恋歌によかったと笑い、周りに立っている男たちを見てあの日恋歌が薬を探していた理由を理解した。
「みんな元気になったみたいでよかったね」
≪はい、あの時はありがとうございました≫
繋いでいる手を離してお礼の言葉を伝えれば、女は嬉しそうに頷いてくれ、お茶でもどうだと誘ってくれた。
その好意に甘えようと全員で家に入れば、椅子に座るように促されたが、座る前にペンギンとシャチが持っていた荷物を女に渡した。
「これ、恋歌が世話になったっていうから、簡単なもんで悪いけどおれが作った菓子とこいつが作ったヘアオイルだ
よかったら受け取ってくれ」
「世話だなんて大げさだね…
まぁでもありがたくもらうよ、ちょうどお茶うけにもなるしね」
何のためらいもなく受け取ってくれた女に、確かに優しい人物なんだとほっとした。
≪ペンギン、これも渡して≫
机の下で隠れて魔方陣から出したものをペンギンに渡せば、人目で理解したらしくにこっと笑ってくれた。
「お、そうだな
これは恋歌が…ブレンドしてる紅茶なんだ
めちゃくちゃ美味いから飲んでみてくれ!」
「あら、こいつも嬉しいね」
魔法をかけた紅茶、とは言えず、適当にブレンドした紅茶と言ったが、女はそれも嬉しそうに受け取り、その受け取ったばかりの紅茶を淹れてくれる。
全員分の紅茶と、皿にペンギンのお菓子を乗せ女も最後に席についた。
「急に現れて急にいなくなったからどこの子かと思ってたけど、まさか海賊だったとはね
人は見かけによらないもんだ」
ローが着ている服と、3人が着ているつなぎにはジョリーロジャーが描かれており一目で海賊だとわかる。
海賊だとわかっていながら簡単に家に上げてしまってもいいのだろうかと思ったが、恋歌の仲間ということと無害そうな雰囲気に流されてしまったのだろう。
「あら!!この紅茶美味しいじゃないか!!
この菓子もなかなかのもんだ!
お店も開けるよ!」
「だろ!」
美味しい紅茶にも、美味しい菓子にもかなり喜んでくれ、話が分かるとシャチとペンギンは興奮気味に話しをし始める。
暫く話をし話がひと段落した頃合いを見計らって、かちゃん、と小さくカップを置く音が響き椅子を引く音が響いた。
「恋歌が世話になった
改めて礼を言う」
「気にする必要はないよ
美味しい紅茶と美味しい菓子、しかもヘアオイルまでもらっちまってこっちの方が得した気分さ」
その女の返事に口元を緩ませたローは、全員に行くぞと声をかける。
「その子にも感謝しなよ、海賊の若造たち」
「…ああ」
にこにことしながら見送ってくれる女にに見送られ、次は薬屋へと向かう為に足を進めた。
『(あ!!あの人だ!)』
「ん?あいつか?」
畑仕事をしているらしい女の背中を見つけ、恋歌がローの手をぐいぐいと引くと、ローがシャチとペンギンに目配せをした後に息を吸い込んだ。
「おーい!そこのあんた!!」
「ちょっと話がしたいんだけど!!」
大声で女に向かって声をだし、ぶんぶんと大きく手を振ると、気づいた女が振り返り畑の外に立っている5人に気づいた。
まったく見覚えのない男たちと白クマの中に、つい先日薬屋まで送ってやった少女がいる事に気づいてぱっと笑顔になった。
「あらあんた!!
急に姿が見えなくなったから心配してたんだよ!!」
小走りで近寄ってきた女は無事に見える恋歌によかったと笑い、周りに立っている男たちを見てあの日恋歌が薬を探していた理由を理解した。
「みんな元気になったみたいでよかったね」
≪はい、あの時はありがとうございました≫
繋いでいる手を離してお礼の言葉を伝えれば、女は嬉しそうに頷いてくれ、お茶でもどうだと誘ってくれた。
その好意に甘えようと全員で家に入れば、椅子に座るように促されたが、座る前にペンギンとシャチが持っていた荷物を女に渡した。
「これ、恋歌が世話になったっていうから、簡単なもんで悪いけどおれが作った菓子とこいつが作ったヘアオイルだ
よかったら受け取ってくれ」
「世話だなんて大げさだね…
まぁでもありがたくもらうよ、ちょうどお茶うけにもなるしね」
何のためらいもなく受け取ってくれた女に、確かに優しい人物なんだとほっとした。
≪ペンギン、これも渡して≫
机の下で隠れて魔方陣から出したものをペンギンに渡せば、人目で理解したらしくにこっと笑ってくれた。
「お、そうだな
これは恋歌が…ブレンドしてる紅茶なんだ
めちゃくちゃ美味いから飲んでみてくれ!」
「あら、こいつも嬉しいね」
魔法をかけた紅茶、とは言えず、適当にブレンドした紅茶と言ったが、女はそれも嬉しそうに受け取り、その受け取ったばかりの紅茶を淹れてくれる。
全員分の紅茶と、皿にペンギンのお菓子を乗せ女も最後に席についた。
「急に現れて急にいなくなったからどこの子かと思ってたけど、まさか海賊だったとはね
人は見かけによらないもんだ」
ローが着ている服と、3人が着ているつなぎにはジョリーロジャーが描かれており一目で海賊だとわかる。
海賊だとわかっていながら簡単に家に上げてしまってもいいのだろうかと思ったが、恋歌の仲間ということと無害そうな雰囲気に流されてしまったのだろう。
「あら!!この紅茶美味しいじゃないか!!
この菓子もなかなかのもんだ!
お店も開けるよ!」
「だろ!」
美味しい紅茶にも、美味しい菓子にもかなり喜んでくれ、話が分かるとシャチとペンギンは興奮気味に話しをし始める。
暫く話をし話がひと段落した頃合いを見計らって、かちゃん、と小さくカップを置く音が響き椅子を引く音が響いた。
「恋歌が世話になった
改めて礼を言う」
「気にする必要はないよ
美味しい紅茶と美味しい菓子、しかもヘアオイルまでもらっちまってこっちの方が得した気分さ」
その女の返事に口元を緩ませたローは、全員に行くぞと声をかける。
「その子にも感謝しなよ、海賊の若造たち」
「…ああ」
にこにことしながら見送ってくれる女にに見送られ、次は薬屋へと向かう為に足を進めた。