風邪
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「(もう夜か…)」
ゆっくり丁寧に恋歌を抱いた後、寝落ちした恋歌の髪を撫でていれば今の時間が既に夜だという事に気づいた。
いつもの夕飯の時間は過ぎているにも関わらず、誰も呼びに来なかったという事は気を遣われたのだろうと察した。
初めて抱いた時より少し無理をさせた恋歌は、ローが与える快感を貪欲に求めてくるため、恋歌を壊さないように手加減しているローの理性を崩しにきた。
だが、まだ手加減なしに抱けるわけもなく、細すぎる腰や簡単に折れてしまいそうな身体を見てぎりぎり止まっている。
医者として人間の身体がそんなに柔でない事はわかっているつもりではあるが、恋歌の可愛さと普通の人間とは違う美しさ、甘い響きの混じる美しい声に一度理性を崩されてしまえば壊れるまで抱いてしまうのはわかりきっている。
恋歌は声で星の魔法を使う星の魔女。
声を枯れさせてしまうほど抱いてしまえば、何かあった時に恋歌が星の魔法を使えない事になる。
「(ほんと厄介な女だよ…お前は…)」
散々煽って来るくせにそれに乗せられるわけにはいかず、その苦労も恋歌は知らない。
伝えるつもりもないが相変わらず忍耐力だけが上がっていく。
気持ちよさそうに腕の中で眠っている恋歌の髪を撫で、手持無沙汰なローは星の輝きと称される髪をすぅ、と嗅ぎながら弄りはじめる。
同じシャンプーを使うようになったが、恋歌から香る匂いは自分からしたことはない。
ベッドの上でお互い全裸、好きな相手の匂いのせいで、また恋歌を抱きたいと身体が反応したが、これ以上無理をさせる事はできないと無理やり押さえつける。
今でこんなにも忍耐力を使わなければいけない状態で、これから星に認められていき美しさが増していくだろう恋歌に、いつまで理性が持つだろうかと大きくため息をついた後、ぎゅっと恋歌を抱き締めた。
『…ん
(お腹すいた…)』
ぱち、と恋歌が目を覚まし、一番最初に感じたのは空腹だった。
次に感じたのは身体に回っている筋肉質な腕の温もりと、腰の鈍い痛み。
それに眠る前の事を思い出し、ぶわっと顔を赤くした恋歌は筋肉質な腕の持ち主であるローが起きているかを確認する為にそっと顔を上げた。
『(寝てる…のかな…)』
眉間の皺は薄れ固く閉じられている瞳に寝ているのだと判断し、ローが起きる前に服を着ようと腰に回されている腕をそっと外そうと力を入れたが、少し持ち上がった瞬間に腰を引き寄せられた。
「……どこ行くんだ」
『あ…服を、着たくて…』
ゆっくりと目を開けたローはもぞもぞしている恋歌を引き寄せ、出て行かせまいとするように強く胸に抱え込んだ。
触れあう肌に心臓がばくばくと早鐘を打ちはじめたが、ローはそれに気づいていながらも無視し労わるように腰を撫でる。
「身体、痛いとこは?」
『な、い…』
ローから与えられる快感をその時の雰囲気で強請ってしまった記憶のある恋歌は、小さな声で返事をしたが星の魔女特有の声のせいでローの耳にはしっかりと届いた。
「恋歌…」
『んっ…』
顎を掬われ軽く唇を合わせられた恋歌は、もっとと強請るように少し顔をローの方に寄せれば、かぷ、と唇を軽く噛まれ絡み合っている太ももに硬いものが触れた。
『あ…』
「…何か食うか」
『うん…』
だが、ベッドの上で身体を密着させ足を絡め合い、もう一度、という雰囲気が出始めた頃、空腹を告げる音が恋歌のお腹から聞こえ、恥ずかしそうに笑う恋歌にローが小さくため息をついた。
先に起き上ったローがクローゼットから自分の服と恋歌のパジャマを取り出し、パジャマは恋歌に手渡してやると、毛布の中でもぞもぞと着替えはじめた。
『夜ご飯の時間、すぎちゃって、るんだね…』
ペンギンになにも伝えず夕飯を食べに行かなかった事を悪いと思っているらしく、少し落ち込んでいるが気にするなというように恋歌の頭に手を乗せてやる。
「取り敢えず食堂行くぞ」
『うん』
ゆっくり丁寧に恋歌を抱いた後、寝落ちした恋歌の髪を撫でていれば今の時間が既に夜だという事に気づいた。
いつもの夕飯の時間は過ぎているにも関わらず、誰も呼びに来なかったという事は気を遣われたのだろうと察した。
初めて抱いた時より少し無理をさせた恋歌は、ローが与える快感を貪欲に求めてくるため、恋歌を壊さないように手加減しているローの理性を崩しにきた。
だが、まだ手加減なしに抱けるわけもなく、細すぎる腰や簡単に折れてしまいそうな身体を見てぎりぎり止まっている。
医者として人間の身体がそんなに柔でない事はわかっているつもりではあるが、恋歌の可愛さと普通の人間とは違う美しさ、甘い響きの混じる美しい声に一度理性を崩されてしまえば壊れるまで抱いてしまうのはわかりきっている。
恋歌は声で星の魔法を使う星の魔女。
声を枯れさせてしまうほど抱いてしまえば、何かあった時に恋歌が星の魔法を使えない事になる。
「(ほんと厄介な女だよ…お前は…)」
散々煽って来るくせにそれに乗せられるわけにはいかず、その苦労も恋歌は知らない。
伝えるつもりもないが相変わらず忍耐力だけが上がっていく。
気持ちよさそうに腕の中で眠っている恋歌の髪を撫で、手持無沙汰なローは星の輝きと称される髪をすぅ、と嗅ぎながら弄りはじめる。
同じシャンプーを使うようになったが、恋歌から香る匂いは自分からしたことはない。
ベッドの上でお互い全裸、好きな相手の匂いのせいで、また恋歌を抱きたいと身体が反応したが、これ以上無理をさせる事はできないと無理やり押さえつける。
今でこんなにも忍耐力を使わなければいけない状態で、これから星に認められていき美しさが増していくだろう恋歌に、いつまで理性が持つだろうかと大きくため息をついた後、ぎゅっと恋歌を抱き締めた。
『…ん
(お腹すいた…)』
ぱち、と恋歌が目を覚まし、一番最初に感じたのは空腹だった。
次に感じたのは身体に回っている筋肉質な腕の温もりと、腰の鈍い痛み。
それに眠る前の事を思い出し、ぶわっと顔を赤くした恋歌は筋肉質な腕の持ち主であるローが起きているかを確認する為にそっと顔を上げた。
『(寝てる…のかな…)』
眉間の皺は薄れ固く閉じられている瞳に寝ているのだと判断し、ローが起きる前に服を着ようと腰に回されている腕をそっと外そうと力を入れたが、少し持ち上がった瞬間に腰を引き寄せられた。
「……どこ行くんだ」
『あ…服を、着たくて…』
ゆっくりと目を開けたローはもぞもぞしている恋歌を引き寄せ、出て行かせまいとするように強く胸に抱え込んだ。
触れあう肌に心臓がばくばくと早鐘を打ちはじめたが、ローはそれに気づいていながらも無視し労わるように腰を撫でる。
「身体、痛いとこは?」
『な、い…』
ローから与えられる快感をその時の雰囲気で強請ってしまった記憶のある恋歌は、小さな声で返事をしたが星の魔女特有の声のせいでローの耳にはしっかりと届いた。
「恋歌…」
『んっ…』
顎を掬われ軽く唇を合わせられた恋歌は、もっとと強請るように少し顔をローの方に寄せれば、かぷ、と唇を軽く噛まれ絡み合っている太ももに硬いものが触れた。
『あ…』
「…何か食うか」
『うん…』
だが、ベッドの上で身体を密着させ足を絡め合い、もう一度、という雰囲気が出始めた頃、空腹を告げる音が恋歌のお腹から聞こえ、恥ずかしそうに笑う恋歌にローが小さくため息をついた。
先に起き上ったローがクローゼットから自分の服と恋歌のパジャマを取り出し、パジャマは恋歌に手渡してやると、毛布の中でもぞもぞと着替えはじめた。
『夜ご飯の時間、すぎちゃって、るんだね…』
ペンギンになにも伝えず夕飯を食べに行かなかった事を悪いと思っているらしく、少し落ち込んでいるが気にするなというように恋歌の頭に手を乗せてやる。
「取り敢えず食堂行くぞ」
『うん』