風邪
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その姿に初めて抱かれた記憶が蘇り、ぶわっと顔に熱が集まった。
「なんだ…こんな格好で待ってたのか」
まるで抱かれるのを待つかのようにバスタオル1枚で待っていた恋歌に、機嫌の良くなったローは既に乾いた恋歌の髪を掬いそれにきざったらしく口づけた。
そのままぽすん、と恋歌をベッドに押し倒し、上に体重をかけないように跨ればまだ乾いていないローの髪からぽたりと滴が落ちる。
『ロー…もう少し、こっちに来て』
両手に魔方陣を出した恋歌に頭を近づければ、心地の良い温かい風が髪を撫でていく。
『ん…』
魔法を使っている恋歌に唇を合わせてやれば、魔力を持っていかれる快感が身体を巡り、魔法を使いながらもぴくりと恋歌の身体が反応した。
魔法の発動が終わるまで唇を合わせ続けていたが、魔法が止まると同時に唇を離し、今度は首筋、鎖骨と唇を滑らせていく。
『あ…』
鎖骨や胸あたりで何度か強く吸い、残った痕に一度ずつ唇を落す。
纏っているだけの恋歌のバスタオルに手をかけ、恥ずかしそうに胸を腕で隠した恋歌を抱え、枕のある場所で下ろしてやる。
元の色に戻った真っ黒な紋章を指でなぞってやれば、くすぐったそうに身体を捻った。
「もっと…魔法使え」
『え…?』
「一旦空になるまで使え
全部おれの魔力と入れ替えろ」
紋章からくびれに手を動かし、むっとした顔で恋歌にそう言うが、戦闘中でもない今はすぐに魔力を空にすることはできない。
『今は…難しいよ…』
「…おれが風邪を引いていようと、気を失っていようと、おれが近くにいるならおれから魔力を取れ
いいな?」
たとえベポであろうと他の男から魔力を受け取ったのが気にくわないという事は態度には出していたが、恋歌の話ではかなり魔力を使ったであろうに、キスをしたときにあまりも魔力を吸われた感覚が短く、快感が弱かったこともあり言うまいと思っていた事を言ってしまった。
だが、恋歌の中に他の男の魔力が入っている事がどうしても気に入らない。
自分の言葉に嬉しそうに笑って頷いた恋歌に、嫉妬をぶつけてしまったと小さく舌打ちし、微笑みを浮かべている恋歌の口元に唇を寄せた。
『わたしは…ローの魔力が、あったかくて…一番好き』
「…そうか」
膨大な量の魔力を持つローから最初に出会った時から威圧感も圧迫感も感じたことはなく、ロー自身の優しさを表すようにあたたかく一番近くにいて安心する。
魔力不足ではなくとも身体を触れ合わせているだけで気持ちのいい魔力が流れ込んでくる。
その感覚はローにはないものだが、恋歌にとっては大切な物でずっと傍にいたいと思った理由の一つ。
『だから…寂しかったから、ぎゅって、して』
「……ああ」
手を伸ばせばぎゅっ、と強く抱きしめられローの硬い胸板で恋歌の柔らかい胸が潰れる。
抱き締められたまま閉じていた膝を割ってローの身体が入り込んできた。
ローの腰にかかっているバスタオル越しに押し付けられる硬い熱にびくりと恋歌が身体を揺らせば、頬に優しく唇が落とされた。
『元気に、なったばかり…でしょ…?』
「お前の寂しさを埋めるぐらいわけねぇよ」
欲の滲んだ瞳で見つめられ期待で胸が高鳴り、背中に回した手を離し恋歌がローの腰に引っかかっているだけのバスタオルを自分でそっと取り払った。
それに一瞬驚いたようにローが目を見開いたが、どくどくと自分の身体のいたるところに熱が集まっていくのがわかる。
自分のしたことに恥ずかしそうに目を逸らした恋歌の細い腰をするりと撫でれば甘い声が漏れ、ちらりとローを見上げた。
『ローの魔力も、それ以外も、ちょうだい…』
「ああ、なんでもくれてやる」
ぐっと手触りのいい太ももを持ち上げ、強請ってくる恋歌の要望にできるだけ応えながら優しく触れてやった。
「なんだ…こんな格好で待ってたのか」
まるで抱かれるのを待つかのようにバスタオル1枚で待っていた恋歌に、機嫌の良くなったローは既に乾いた恋歌の髪を掬いそれにきざったらしく口づけた。
そのままぽすん、と恋歌をベッドに押し倒し、上に体重をかけないように跨ればまだ乾いていないローの髪からぽたりと滴が落ちる。
『ロー…もう少し、こっちに来て』
両手に魔方陣を出した恋歌に頭を近づければ、心地の良い温かい風が髪を撫でていく。
『ん…』
魔法を使っている恋歌に唇を合わせてやれば、魔力を持っていかれる快感が身体を巡り、魔法を使いながらもぴくりと恋歌の身体が反応した。
魔法の発動が終わるまで唇を合わせ続けていたが、魔法が止まると同時に唇を離し、今度は首筋、鎖骨と唇を滑らせていく。
『あ…』
鎖骨や胸あたりで何度か強く吸い、残った痕に一度ずつ唇を落す。
纏っているだけの恋歌のバスタオルに手をかけ、恥ずかしそうに胸を腕で隠した恋歌を抱え、枕のある場所で下ろしてやる。
元の色に戻った真っ黒な紋章を指でなぞってやれば、くすぐったそうに身体を捻った。
「もっと…魔法使え」
『え…?』
「一旦空になるまで使え
全部おれの魔力と入れ替えろ」
紋章からくびれに手を動かし、むっとした顔で恋歌にそう言うが、戦闘中でもない今はすぐに魔力を空にすることはできない。
『今は…難しいよ…』
「…おれが風邪を引いていようと、気を失っていようと、おれが近くにいるならおれから魔力を取れ
いいな?」
たとえベポであろうと他の男から魔力を受け取ったのが気にくわないという事は態度には出していたが、恋歌の話ではかなり魔力を使ったであろうに、キスをしたときにあまりも魔力を吸われた感覚が短く、快感が弱かったこともあり言うまいと思っていた事を言ってしまった。
だが、恋歌の中に他の男の魔力が入っている事がどうしても気に入らない。
自分の言葉に嬉しそうに笑って頷いた恋歌に、嫉妬をぶつけてしまったと小さく舌打ちし、微笑みを浮かべている恋歌の口元に唇を寄せた。
『わたしは…ローの魔力が、あったかくて…一番好き』
「…そうか」
膨大な量の魔力を持つローから最初に出会った時から威圧感も圧迫感も感じたことはなく、ロー自身の優しさを表すようにあたたかく一番近くにいて安心する。
魔力不足ではなくとも身体を触れ合わせているだけで気持ちのいい魔力が流れ込んでくる。
その感覚はローにはないものだが、恋歌にとっては大切な物でずっと傍にいたいと思った理由の一つ。
『だから…寂しかったから、ぎゅって、して』
「……ああ」
手を伸ばせばぎゅっ、と強く抱きしめられローの硬い胸板で恋歌の柔らかい胸が潰れる。
抱き締められたまま閉じていた膝を割ってローの身体が入り込んできた。
ローの腰にかかっているバスタオル越しに押し付けられる硬い熱にびくりと恋歌が身体を揺らせば、頬に優しく唇が落とされた。
『元気に、なったばかり…でしょ…?』
「お前の寂しさを埋めるぐらいわけねぇよ」
欲の滲んだ瞳で見つめられ期待で胸が高鳴り、背中に回した手を離し恋歌がローの腰に引っかかっているだけのバスタオルを自分でそっと取り払った。
それに一瞬驚いたようにローが目を見開いたが、どくどくと自分の身体のいたるところに熱が集まっていくのがわかる。
自分のしたことに恥ずかしそうに目を逸らした恋歌の細い腰をするりと撫でれば甘い声が漏れ、ちらりとローを見上げた。
『ローの魔力も、それ以外も、ちょうだい…』
「ああ、なんでもくれてやる」
ぐっと手触りのいい太ももを持ち上げ、強請ってくる恋歌の要望にできるだけ応えながら優しく触れてやった。