風邪
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ローの部屋とシャチとペンギンの部屋の食器を回収し、薬を飲んだことを確認した後食堂で食器を洗い、操縦と進路はベポに任せているため掃除やペンギンが途中までしてくれていた書類仕事を片付けようと、もう一度倉庫へ足を運んだ。
『これと、これの残り、見てきてくれる?』
「わかった」
紙を肩にいるシリウスに見せながら確認してきてほしい事を伝え、恋歌自身は別のモノの確認をする。
『(ペンギンは次の島では換金をしてから食糧を買い込む前に、ちゃんと買う物を整理しときたいって言ってた
途中までやってくれてるから後は4日間食糧をもたせるようにすれば…)』
今朝少し進めてくれていた作業を続け、換金する予定の宝を別の箱に入れて最終チェックはペンギンが元気になった時にお願いするつもり。
『(さっき3人の様子を見に行ったとき…少し咳をしてた
シャチも熱が上がったって言ってたし、たぶん…みんな、これから辛くなっていくはず…)』
3人全員に徐々に風邪と同じ症状が現れ始めており、食器を回収しに部屋に入っただけで早々に部屋から追い出された。
『(わたしの魔法…こういう時何の役にも立たないな…)』
薬草の効能を高める事が出来るとしても、その肝心の薬草がなければ役に立たない。
それは仕方のない事だとしても、自分自身が無力なような気がしてならない。
「おい、見てきたぞ」
『あ、ありがとう』
足の甲をぺしぺしと叩かれた事で飛ばしていた意識を戻し、シリウスが確認してきた事を書類に書きこんでいく。
「…ガキどもは大丈夫なのか?」
普段憎まれ口をたたいてはいるがさすがに3人ともが風邪となれば心配らしく、ふい、と顔を逸らしながら聞いてきた。
その姿に少し恋歌は笑ったが、ローから聞いた内容をそのままシリウスに伝えると、ほっとしたように息をはいたが慌ててぷるぷると首を振って誤魔化していた。
『でも、食糧がぎりぎり、みたいだから、お菓子は、しばらく我慢、してほしい…』
「ああ…まぁその程度問題ない」
シリウスの本体は刀なため、病気には罹らずお菓子を食べなくとも問題はない。
とはいえ、シリウスがお菓子を我慢してくれたとしても、食糧が心もとない事にはかわりない。
症状が悪化しているという事は、食事も工夫する必要があるだろう。
それを今ある食糧でどうにかする必要がある。
「あ、ねぇ恋歌」
『ベポ』
食糧の在庫を確認して4日分の5人の食事について考えていると、倉庫にひょこ、とベポが顔を出した。
「…さっき、キャプテンの様子どうだった?」
『…少し、咳をしてた
椅子に、座ってはいたけど、しんどそう…だった…』
「そっか…」
『どうしたの?』
ローの様子を伝えるとベポはしょんぼりしたように床に視線を落とした。
「…えっと、一度浮上をしたいんだ
スクリューに何かが絡みついてるみたいで…多分海藻だと思うんだけど、スピードが落ちちゃうから…」
「こんな時に限って、ってやつだな」
「うん…」
基本的に浮上する時はローの許可がないとしない。
だが、今ローに指示を貰いに行ける状況なのかわからず、先に恋歌に聞きにきたらしい。
「よし、良い機会だ
魔法の練習するぞ」
『え…?』
『これと、これの残り、見てきてくれる?』
「わかった」
紙を肩にいるシリウスに見せながら確認してきてほしい事を伝え、恋歌自身は別のモノの確認をする。
『(ペンギンは次の島では換金をしてから食糧を買い込む前に、ちゃんと買う物を整理しときたいって言ってた
途中までやってくれてるから後は4日間食糧をもたせるようにすれば…)』
今朝少し進めてくれていた作業を続け、換金する予定の宝を別の箱に入れて最終チェックはペンギンが元気になった時にお願いするつもり。
『(さっき3人の様子を見に行ったとき…少し咳をしてた
シャチも熱が上がったって言ってたし、たぶん…みんな、これから辛くなっていくはず…)』
3人全員に徐々に風邪と同じ症状が現れ始めており、食器を回収しに部屋に入っただけで早々に部屋から追い出された。
『(わたしの魔法…こういう時何の役にも立たないな…)』
薬草の効能を高める事が出来るとしても、その肝心の薬草がなければ役に立たない。
それは仕方のない事だとしても、自分自身が無力なような気がしてならない。
「おい、見てきたぞ」
『あ、ありがとう』
足の甲をぺしぺしと叩かれた事で飛ばしていた意識を戻し、シリウスが確認してきた事を書類に書きこんでいく。
「…ガキどもは大丈夫なのか?」
普段憎まれ口をたたいてはいるがさすがに3人ともが風邪となれば心配らしく、ふい、と顔を逸らしながら聞いてきた。
その姿に少し恋歌は笑ったが、ローから聞いた内容をそのままシリウスに伝えると、ほっとしたように息をはいたが慌ててぷるぷると首を振って誤魔化していた。
『でも、食糧がぎりぎり、みたいだから、お菓子は、しばらく我慢、してほしい…』
「ああ…まぁその程度問題ない」
シリウスの本体は刀なため、病気には罹らずお菓子を食べなくとも問題はない。
とはいえ、シリウスがお菓子を我慢してくれたとしても、食糧が心もとない事にはかわりない。
症状が悪化しているという事は、食事も工夫する必要があるだろう。
それを今ある食糧でどうにかする必要がある。
「あ、ねぇ恋歌」
『ベポ』
食糧の在庫を確認して4日分の5人の食事について考えていると、倉庫にひょこ、とベポが顔を出した。
「…さっき、キャプテンの様子どうだった?」
『…少し、咳をしてた
椅子に、座ってはいたけど、しんどそう…だった…』
「そっか…」
『どうしたの?』
ローの様子を伝えるとベポはしょんぼりしたように床に視線を落とした。
「…えっと、一度浮上をしたいんだ
スクリューに何かが絡みついてるみたいで…多分海藻だと思うんだけど、スピードが落ちちゃうから…」
「こんな時に限って、ってやつだな」
「うん…」
基本的に浮上する時はローの許可がないとしない。
だが、今ローに指示を貰いに行ける状況なのかわからず、先に恋歌に聞きにきたらしい。
「よし、良い機会だ
魔法の練習するぞ」
『え…?』