風邪
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恋歌はローに言われた事をベポにも話し、ローの事は 恋歌 が、
ペンギンとシャチはベポが様子を見る事になり、まずは食事を作ろうと先ほどまでいた倉庫に戻った。
「…これは、ちょっとまずいかも」
『…うん』
先ほどまで倉庫で食糧の備蓄について確認をしていた2人は、これから3人分の食事を数日間、しかも食べやすいように工夫をして3食出すという事を考えると、今ある備蓄だけでは心もとない。
「…あ、そういえばシリウスは?」
『なんだか最近、遠くを見てる事が、多くて…今日も、部屋で窓の外を、見てるはず…』
備蓄が心もとないので、シリウスにもお菓子を我慢してもらわなければいけないと思ったベポが、今日1日姿を見ていない事を思い出した。
今日1日ではなく最近はほぼ見かけなくなった事が気にはなったが理由はわからない。
恋歌もなぜシリウスが部屋から出ようとしないのか理由もわからないが、元々シリウスは食事をしなくても問題のない身体。
ご飯を食べていなくとも心配はいらないのだろうが、あれだけ毎日楽しみにしていたお菓子すら食べていないとなると、何かあったのだろうと気になるが、何を”見て”いるのかは教えてもらっていない。
「そうなんだ…
でもまずは3人にお昼ご飯を作って持っていこう」
『そうだね』
シリウスの事は3人の事を完治してからでも大丈夫だろうと、倉庫から食糧を抱えて食堂へ戻った。
まだ元気なローとペンギンには自分たちと同じおかずとおにぎりを用意し、シャチには粥を準備してローの部屋に恋歌が、シャチとペンギンの部屋にはベポが食事を届けた。
『やっぱり…2人だと、寂しいね…』
「うん…」
いつもは賑やかな食事も2人だけでは寂しく、箸もなかなか進まない。
『次の島まで、どのぐらい、かかるんだっけ』
「えっと…おれの予想では後4日以内には到着するはず…」
『4日…』
いつもは5人で動かしている潜水艦をローとペンギンが今は元気な状態とはいえ、最終的には2人で動かす必要があるかもしれない。
そう考えると不安しかないが、そんなことは言ってられないと、体力だけでも温存しておくために無理やりいつもの量の食事を胃に押し込んだ。
『絶対に、やらなきゃいけない、ことだけやろう
魔法で、何とかできそうだって、思う事は頼って』
「うん、おれも力仕事と操縦なら任せて
最短ルートで島まで到着できるように頑張る」
『頼りにしてる』
お互いに他の3人に負担をかけずにできる事をしようと、食器を片づけてからばらばらに行動を開始した。
『シリウス、いる?』
「ん?ああ」
恋歌はまず一度部屋に戻り、シリウスの前に顔を出した。
ベッドの上でぼーっと窓の外を眺めていたシリウスが顔だけを向けて返事をする。
『実はみんなが、風邪ひいちゃって…
わたしとベポで、いろいろしなくちゃ、いけないんだけど、手伝ってくれる?』
「…軟弱なガキどもだな」
小さなため息をついてベッドから飛び降りたシリウスは、とことこと恋歌の足元に近づき、部屋から出てきた。
「おれにできることならやってやるよ」
『ありがとう』
足元のシリウスを肩に乗せ、部屋に届けた食器を回収してこようとそれぞれに部屋に向かった。
ペンギンとシャチはベポが様子を見る事になり、まずは食事を作ろうと先ほどまでいた倉庫に戻った。
「…これは、ちょっとまずいかも」
『…うん』
先ほどまで倉庫で食糧の備蓄について確認をしていた2人は、これから3人分の食事を数日間、しかも食べやすいように工夫をして3食出すという事を考えると、今ある備蓄だけでは心もとない。
「…あ、そういえばシリウスは?」
『なんだか最近、遠くを見てる事が、多くて…今日も、部屋で窓の外を、見てるはず…』
備蓄が心もとないので、シリウスにもお菓子を我慢してもらわなければいけないと思ったベポが、今日1日姿を見ていない事を思い出した。
今日1日ではなく最近はほぼ見かけなくなった事が気にはなったが理由はわからない。
恋歌もなぜシリウスが部屋から出ようとしないのか理由もわからないが、元々シリウスは食事をしなくても問題のない身体。
ご飯を食べていなくとも心配はいらないのだろうが、あれだけ毎日楽しみにしていたお菓子すら食べていないとなると、何かあったのだろうと気になるが、何を”見て”いるのかは教えてもらっていない。
「そうなんだ…
でもまずは3人にお昼ご飯を作って持っていこう」
『そうだね』
シリウスの事は3人の事を完治してからでも大丈夫だろうと、倉庫から食糧を抱えて食堂へ戻った。
まだ元気なローとペンギンには自分たちと同じおかずとおにぎりを用意し、シャチには粥を準備してローの部屋に恋歌が、シャチとペンギンの部屋にはベポが食事を届けた。
『やっぱり…2人だと、寂しいね…』
「うん…」
いつもは賑やかな食事も2人だけでは寂しく、箸もなかなか進まない。
『次の島まで、どのぐらい、かかるんだっけ』
「えっと…おれの予想では後4日以内には到着するはず…」
『4日…』
いつもは5人で動かしている潜水艦をローとペンギンが今は元気な状態とはいえ、最終的には2人で動かす必要があるかもしれない。
そう考えると不安しかないが、そんなことは言ってられないと、体力だけでも温存しておくために無理やりいつもの量の食事を胃に押し込んだ。
『絶対に、やらなきゃいけない、ことだけやろう
魔法で、何とかできそうだって、思う事は頼って』
「うん、おれも力仕事と操縦なら任せて
最短ルートで島まで到着できるように頑張る」
『頼りにしてる』
お互いに他の3人に負担をかけずにできる事をしようと、食器を片づけてからばらばらに行動を開始した。
『シリウス、いる?』
「ん?ああ」
恋歌はまず一度部屋に戻り、シリウスの前に顔を出した。
ベッドの上でぼーっと窓の外を眺めていたシリウスが顔だけを向けて返事をする。
『実はみんなが、風邪ひいちゃって…
わたしとベポで、いろいろしなくちゃ、いけないんだけど、手伝ってくれる?』
「…軟弱なガキどもだな」
小さなため息をついてベッドから飛び降りたシリウスは、とことこと恋歌の足元に近づき、部屋から出てきた。
「おれにできることならやってやるよ」
『ありがとう』
足元のシリウスを肩に乗せ、部屋に届けた食器を回収してこようとそれぞれに部屋に向かった。