風邪
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それはある日突然、ひとつのくしゃみから始まった。
「…お前、顔赤いぞ」
「んー、そう言われてみればちょっと寒いような気も…」
シャチが食堂でくしゃみをし、潜水中で艦内には熱がこもっているのに寒そうに腕を擦っている。
ローが横に来いとシャチを呼び、素直に横に座れば口を開けろと指示され大きく口を開けた。
熱を測るために手を額に添えれば、ローの眉間に少しだけ皺が寄った。
「…薬を出してやる
後で部屋に来い」
「アイアイ、キャプテン」
シャチの額からは人間の平均体温より少し高い温度が感じ取られ、ただの風邪だろうと判断し、食後に飲む薬を出してやろうと部屋に呼んだ。
「今日は休んどけよ
お前の分はおれがやるからさ」
「悪い、すぐ治す」
ペンギンがシャチの分の仕事も引き受けてくれるようで、熱があるとわかってしまったからか、急に体調が悪くなってきたようなきがしたシャチは悪いとは思いながらもお願いする事にした。
『ペンギン、わたしも、できることあれば、言って』
「おれも!」
「ああ、ありがとな」
2人分の仕事を押し付けるわけにはいかないと、恋歌とベポも手助けすると言い、食事が終わってからシャチはローから薬をもらい、部屋で1日休む事になった。
「じゃあこれと、これを手分けして頼む
2人はうつるといけないからシャチには近づくなよ」
『…うん』
「なんだか…さみしいね…」
数年間ほぼ毎日顔を見合わせていたシャチと会えないとなると寂しいとしょんぼりしている2人の頭がぽん、とペンギンが撫でてやる。
「あいつのことだ
明日には元気になってるよ
キャプテンの薬もあるしな」
「そう、だよね」
『うん』
シャチが早く元気になれるようにと、恋歌とベポはペンギンに任された仕事に取り掛かる為にばたばたと食堂から出て行った。
「さて、おれは…」
元気な2人を見て口元が緩みそうになったが、シャチの穴を埋めるためにまずは倉庫に向かおうとつなぎの袖を捲った。
『…?
どうしたの?』
シャチの代わりにペンギンからの書類を届けに来た恋歌がローの部屋に入ると、難しい顔をしながらシャチのカルテを見つめていた。
それを後ろから覗き込んで話しかけるが、頬杖をついたまま返事はない。
『??』
「……恋歌」
集中しているのかとそっと部屋を出ようとしたが、扉を開ける前に名前を呼ばれて呼び止められた。
『なに?』
「ペンギンに部屋に来いと伝えろ」
『あ、うん
わかった』
「それから…恋歌とベポはあいつらとおれに近寄るな」
『え…な、なんで…?』
なぜ近寄るなと言われたのかわからず困惑するが、早くペンギンを呼んで来いと背中を押され部屋から追い出された。
「…お前、顔赤いぞ」
「んー、そう言われてみればちょっと寒いような気も…」
シャチが食堂でくしゃみをし、潜水中で艦内には熱がこもっているのに寒そうに腕を擦っている。
ローが横に来いとシャチを呼び、素直に横に座れば口を開けろと指示され大きく口を開けた。
熱を測るために手を額に添えれば、ローの眉間に少しだけ皺が寄った。
「…薬を出してやる
後で部屋に来い」
「アイアイ、キャプテン」
シャチの額からは人間の平均体温より少し高い温度が感じ取られ、ただの風邪だろうと判断し、食後に飲む薬を出してやろうと部屋に呼んだ。
「今日は休んどけよ
お前の分はおれがやるからさ」
「悪い、すぐ治す」
ペンギンがシャチの分の仕事も引き受けてくれるようで、熱があるとわかってしまったからか、急に体調が悪くなってきたようなきがしたシャチは悪いとは思いながらもお願いする事にした。
『ペンギン、わたしも、できることあれば、言って』
「おれも!」
「ああ、ありがとな」
2人分の仕事を押し付けるわけにはいかないと、恋歌とベポも手助けすると言い、食事が終わってからシャチはローから薬をもらい、部屋で1日休む事になった。
「じゃあこれと、これを手分けして頼む
2人はうつるといけないからシャチには近づくなよ」
『…うん』
「なんだか…さみしいね…」
数年間ほぼ毎日顔を見合わせていたシャチと会えないとなると寂しいとしょんぼりしている2人の頭がぽん、とペンギンが撫でてやる。
「あいつのことだ
明日には元気になってるよ
キャプテンの薬もあるしな」
「そう、だよね」
『うん』
シャチが早く元気になれるようにと、恋歌とベポはペンギンに任された仕事に取り掛かる為にばたばたと食堂から出て行った。
「さて、おれは…」
元気な2人を見て口元が緩みそうになったが、シャチの穴を埋めるためにまずは倉庫に向かおうとつなぎの袖を捲った。
『…?
どうしたの?』
シャチの代わりにペンギンからの書類を届けに来た恋歌がローの部屋に入ると、難しい顔をしながらシャチのカルテを見つめていた。
それを後ろから覗き込んで話しかけるが、頬杖をついたまま返事はない。
『??』
「……恋歌」
集中しているのかとそっと部屋を出ようとしたが、扉を開ける前に名前を呼ばれて呼び止められた。
『なに?』
「ペンギンに部屋に来いと伝えろ」
『あ、うん
わかった』
「それから…恋歌とベポはあいつらとおれに近寄るな」
『え…な、なんで…?』
なぜ近寄るなと言われたのかわからず困惑するが、早くペンギンを呼んで来いと背中を押され部屋から追い出された。