小さな友情
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『悔しい、じゃない…
星の魔女が、少ないからって…そんな理由で、願いを、叶えてもらうなんて…』
今回願いを叶えてくれたのは、恋歌の願いが届いたからという事が理由ではなく、今では希少になった”星の魔女”の願いだから、気まぐれに叶えただけ。
恋歌の声も、魔力も、容姿もすべて未熟であるが故の星からの慈悲。
願いを叶えて欲しいと願ったが、このような叶え方は望んでいなかった。
『だから…もう2度と、星からこんなこと、言われないように、強くなる
2度と…慈悲とも、気まぐれとも、言わせない』
「……ああ」
悔しそうな顔をしながら膨れている恋歌に、ふっと笑ったローは恋歌頭を撫でてやり、後ろの扉に顔だけを向ける。
『??』
「お前らも、これぐらい向上心があればいいんだがな」
「おれたちだって向上心あるって!!」
「そうだそうだ!!」
にやりと笑いながら後ろに話しかけると、扉を開けてシャチ、ペンギン、ベポがぞろぞろと手術室に入ってきた。
『みんな…いつから…』
「悪い…盗み聞きとかするつもりじゃなかったけど…結果的にそうなっちまった…」
『…ううん、気にしないで』
聞かれて困る話でもなく、この3人が部屋に入れなかったのは、気遣いからだとわかっているので、攻めるつもりなどない。
気にしていないと笑えば、ほっとしたように息を吐いた。
「ん…?んん…?
恋歌…なんか…いつもと違う…?」
「あ、やっぱり?
おれも何か違うと思ってたんだよな…」
「近い」
じーっと恋歌の顔を見つめながら近づいてきたシャチとペンギンだったが、途中でローに顔を鷲掴みにされ引き離された。
「目の色が…ちょっと違う…?」
ベポも顔を近づけてきており、恋歌と視線を合わせた瞬間、いつもと色が少しだけ違う事に気づいた。
『あ…うん
わたしも、ちゃんとは、見てないんだけど…
何でかは、わからなくて…』
「ああ、それは星に認められた証のひとつだ」
『え…?』
ベポの言葉で恋歌の目の色が違う事が違和感の正体だとわかったが、恋歌本人もわからないようで首を傾げていると、ベポの頭の上からシリウスがなんてことはないようにさらっと言葉を発した。
『どういうこと?』
「星の魔女は星に認められた数が多くなるとその分美しくなる
その”美しさ”は容姿なのか、声なのかはわからないがな
まぁそれは星の気まぐれだからな、魔女側が決められることじゃない」
『…そ、そうなんだ
わたしも、見たい』
恋歌自身も知らなかったらしく、自分の瞳がどんな色になっているのかを確認したいと、手術室の中を見渡す。
星の魔女が、少ないからって…そんな理由で、願いを、叶えてもらうなんて…』
今回願いを叶えてくれたのは、恋歌の願いが届いたからという事が理由ではなく、今では希少になった”星の魔女”の願いだから、気まぐれに叶えただけ。
恋歌の声も、魔力も、容姿もすべて未熟であるが故の星からの慈悲。
願いを叶えて欲しいと願ったが、このような叶え方は望んでいなかった。
『だから…もう2度と、星からこんなこと、言われないように、強くなる
2度と…慈悲とも、気まぐれとも、言わせない』
「……ああ」
悔しそうな顔をしながら膨れている恋歌に、ふっと笑ったローは恋歌頭を撫でてやり、後ろの扉に顔だけを向ける。
『??』
「お前らも、これぐらい向上心があればいいんだがな」
「おれたちだって向上心あるって!!」
「そうだそうだ!!」
にやりと笑いながら後ろに話しかけると、扉を開けてシャチ、ペンギン、ベポがぞろぞろと手術室に入ってきた。
『みんな…いつから…』
「悪い…盗み聞きとかするつもりじゃなかったけど…結果的にそうなっちまった…」
『…ううん、気にしないで』
聞かれて困る話でもなく、この3人が部屋に入れなかったのは、気遣いからだとわかっているので、攻めるつもりなどない。
気にしていないと笑えば、ほっとしたように息を吐いた。
「ん…?んん…?
恋歌…なんか…いつもと違う…?」
「あ、やっぱり?
おれも何か違うと思ってたんだよな…」
「近い」
じーっと恋歌の顔を見つめながら近づいてきたシャチとペンギンだったが、途中でローに顔を鷲掴みにされ引き離された。
「目の色が…ちょっと違う…?」
ベポも顔を近づけてきており、恋歌と視線を合わせた瞬間、いつもと色が少しだけ違う事に気づいた。
『あ…うん
わたしも、ちゃんとは、見てないんだけど…
何でかは、わからなくて…』
「ああ、それは星に認められた証のひとつだ」
『え…?』
ベポの言葉で恋歌の目の色が違う事が違和感の正体だとわかったが、恋歌本人もわからないようで首を傾げていると、ベポの頭の上からシリウスがなんてことはないようにさらっと言葉を発した。
『どういうこと?』
「星の魔女は星に認められた数が多くなるとその分美しくなる
その”美しさ”は容姿なのか、声なのかはわからないがな
まぁそれは星の気まぐれだからな、魔女側が決められることじゃない」
『…そ、そうなんだ
わたしも、見たい』
恋歌自身も知らなかったらしく、自分の瞳がどんな色になっているのかを確認したいと、手術室の中を見渡す。