小さな友情
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恋歌が2度目の眠りについてから数時間後、いつもであれば朝食の時間だが恋歌が起きる気配はない。
「(ちょっと熱が出てるな…)」
さらに緊張と疲れからか少し熱が出てきており、眠っている恋歌の頬が赤く色づき、息が少し荒い。
熱を測るために掌を額に当てれば、高熱というわけではないが普段よりは高い体温に、何か持ってきてやろうとベッドから立ち上がった。
「くぁ…」
ベッドから立ち上がった直後、シリウスがぐぐっ、と伸びをしながら欠伸をしながら起き上がった。
出て行こうとしているローに気づいたシリウスは、とてとてと足元に近づいて扉が開くのを待っている。
「…お前は、もう平気なのか」
「…おれは恋歌の傍にいれば回復する上に、本来の姿は刀だ
クソガキに心配されるようなことは何もねぇよ」
「てめぇ…」
「お前は恋歌の心配をしてりゃいいんだよ
ほら、さっさと扉開けろ」
一瞬自分の心配をされた事に驚いたシリウスだったが、すぐにいつもの軽口を返し、早く扉を開けろと足を突いて催促する。
「…恋歌にとってお前は必要な存在だ
あいつらもお前に何かあればうるせぇしな」
「あっ!こら!離せクソガキ!!」
足元にいるシリウスの首根っこを掴んで持ち上げ、部屋から出てからもじたばたと暴れていたが、子犬の姿でローに敵うはずもなく、途中でおとなしくなった。
「あ、キャプテン」
「恋歌の様子はどうだ?」
食堂に入ればシャチとペンギンが朝食と、それとは別に目を覚ましたばかりの犬の為に食べやすいものを作っているところだった。
ベポはおにぎりと一緒に手術室に残っているらしい。
「少し熱が出てる
食べやすいものを用意してやれ」
「アイアイ
シリウスは?もう大丈夫なのか?」
ぷらーん、と大人しく首根っこを掴まれているシリウスに、シャチとペンギンが心配した視線を向けると、それに小さくため息をついた。
「おれはもう何ともない
それよりおれは甘味が食べたい」
「そっか、よかった
ちょっと待っててくれ」
ローがシャチにシリウスを渡し、棚から適当な入れ物を取り出してその中にがらがらと氷を入れていく。
「おれは恋歌を見てる
何かあれば部屋に来い」
「アイアイ、飯は後で部屋に持っていく」
必要な物だけを持って部屋に戻るローを見送り、恋歌とシリウスのものを先に準備にかかった。
「(ちょっと熱が出てるな…)」
さらに緊張と疲れからか少し熱が出てきており、眠っている恋歌の頬が赤く色づき、息が少し荒い。
熱を測るために掌を額に当てれば、高熱というわけではないが普段よりは高い体温に、何か持ってきてやろうとベッドから立ち上がった。
「くぁ…」
ベッドから立ち上がった直後、シリウスがぐぐっ、と伸びをしながら欠伸をしながら起き上がった。
出て行こうとしているローに気づいたシリウスは、とてとてと足元に近づいて扉が開くのを待っている。
「…お前は、もう平気なのか」
「…おれは恋歌の傍にいれば回復する上に、本来の姿は刀だ
クソガキに心配されるようなことは何もねぇよ」
「てめぇ…」
「お前は恋歌の心配をしてりゃいいんだよ
ほら、さっさと扉開けろ」
一瞬自分の心配をされた事に驚いたシリウスだったが、すぐにいつもの軽口を返し、早く扉を開けろと足を突いて催促する。
「…恋歌にとってお前は必要な存在だ
あいつらもお前に何かあればうるせぇしな」
「あっ!こら!離せクソガキ!!」
足元にいるシリウスの首根っこを掴んで持ち上げ、部屋から出てからもじたばたと暴れていたが、子犬の姿でローに敵うはずもなく、途中でおとなしくなった。
「あ、キャプテン」
「恋歌の様子はどうだ?」
食堂に入ればシャチとペンギンが朝食と、それとは別に目を覚ましたばかりの犬の為に食べやすいものを作っているところだった。
ベポはおにぎりと一緒に手術室に残っているらしい。
「少し熱が出てる
食べやすいものを用意してやれ」
「アイアイ
シリウスは?もう大丈夫なのか?」
ぷらーん、と大人しく首根っこを掴まれているシリウスに、シャチとペンギンが心配した視線を向けると、それに小さくため息をついた。
「おれはもう何ともない
それよりおれは甘味が食べたい」
「そっか、よかった
ちょっと待っててくれ」
ローがシャチにシリウスを渡し、棚から適当な入れ物を取り出してその中にがらがらと氷を入れていく。
「おれは恋歌を見てる
何かあれば部屋に来い」
「アイアイ、飯は後で部屋に持っていく」
必要な物だけを持って部屋に戻るローを見送り、恋歌とシリウスのものを先に準備にかかった。