小さな友情
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シリウスの言葉を聞いた後、ベポの瞳が揺れ、自分の腕の中で泣いている恋歌を見て、ローの眉間に皺が寄り大きな舌打ちをしてから恋歌とベポに着いて来いと言い、艦の外に連れ出した。
「おい、そいつ無理やりにでも起こせ」
「え…ふ、2人とも、どうしたんだ?」
ローが連れてきたのは気を失って砂浜に転がされている男の前。
見張りをしていたペンギンとシャチは、ぐすぐすと涙を拭っている恋歌とベポにぎょっとしたように目を見開いた。
「いいから早くしろ」
「「あ、アイアイ」」
何があったのかと聞いてもローは答えてくれず、早く男を起こせと催促され、思いつく限りの方法で男を叩き起こした。
「うげっ…ごほっ…
ぐえっ!!」
咽るように咳き込みながら目を覚ました男は、鞘におさまったままの鬼哭で心臓のあたりを突かれ、砂浜に仰向けに押し付けられた。
「この島で何をしてた」
「…これだから野蛮な人間は嫌いなんだ
崇高な僕の実験が君たちみたいな…「【メス】」
…え?」
嘲笑うような表情で返事をしてきたが、その途中でローの能力で男の心臓がくり抜かれた。
それをぽんぽんと掌で弾ませながら、ぎろりと男を見下ろす。
「余計な事を話すな
質問に答える以外口を開くことは許さねぇ」
「変な能力だと思ってたけどそんな事も出来るなんて…!
その力僕と一緒に…!!」
「言ったはずだ
余計な事を話すなと」
生きたまま心臓を取り出したローの能力に男が目をきらきらとさせながらまた話しはじめたが、不快だとローが男の心臓を握りつぶした瞬間、男の悲鳴が島中に響き渡った。
「え…なになに、何があった?」
「いや…おれにわかるはずねぇだろ…」
かなり不機嫌なローや、泣いている恋歌やベポにも、艦の中で何があったのかなど聞けるはずもなく、置いてけぼりにされているペンギンとシャチは困惑した表情を浮かべている。
「シリウス!
ちょっと来てくれ!!」
「は?」
迷った末、ベポの頭の上でぼーっとしていたシリウスを呼び、艦の中で何があったのかをこっそりと聞いた。
「…あいつ、キャプテンの逆鱗に触れまくってんな」
「ああ…」
命を弄んだ行為も、恋歌とベポを泣かせた事も、情が移りはじめていたおにぎりを悲しませた事も、何もかもがローの逆鱗に触れる事。
普段不機嫌なローを何度も相手にしているが、それとは比にならない怒りにペンギンとシャチは声をかける事を止め、まだ涙ぐんでいる2人のために飲み物でも用意してやろうとペンギンが一度艦内に戻った。
「おい、そいつ無理やりにでも起こせ」
「え…ふ、2人とも、どうしたんだ?」
ローが連れてきたのは気を失って砂浜に転がされている男の前。
見張りをしていたペンギンとシャチは、ぐすぐすと涙を拭っている恋歌とベポにぎょっとしたように目を見開いた。
「いいから早くしろ」
「「あ、アイアイ」」
何があったのかと聞いてもローは答えてくれず、早く男を起こせと催促され、思いつく限りの方法で男を叩き起こした。
「うげっ…ごほっ…
ぐえっ!!」
咽るように咳き込みながら目を覚ました男は、鞘におさまったままの鬼哭で心臓のあたりを突かれ、砂浜に仰向けに押し付けられた。
「この島で何をしてた」
「…これだから野蛮な人間は嫌いなんだ
崇高な僕の実験が君たちみたいな…「【メス】」
…え?」
嘲笑うような表情で返事をしてきたが、その途中でローの能力で男の心臓がくり抜かれた。
それをぽんぽんと掌で弾ませながら、ぎろりと男を見下ろす。
「余計な事を話すな
質問に答える以外口を開くことは許さねぇ」
「変な能力だと思ってたけどそんな事も出来るなんて…!
その力僕と一緒に…!!」
「言ったはずだ
余計な事を話すなと」
生きたまま心臓を取り出したローの能力に男が目をきらきらとさせながらまた話しはじめたが、不快だとローが男の心臓を握りつぶした瞬間、男の悲鳴が島中に響き渡った。
「え…なになに、何があった?」
「いや…おれにわかるはずねぇだろ…」
かなり不機嫌なローや、泣いている恋歌やベポにも、艦の中で何があったのかなど聞けるはずもなく、置いてけぼりにされているペンギンとシャチは困惑した表情を浮かべている。
「シリウス!
ちょっと来てくれ!!」
「は?」
迷った末、ベポの頭の上でぼーっとしていたシリウスを呼び、艦の中で何があったのかをこっそりと聞いた。
「…あいつ、キャプテンの逆鱗に触れまくってんな」
「ああ…」
命を弄んだ行為も、恋歌とベポを泣かせた事も、情が移りはじめていたおにぎりを悲しませた事も、何もかもがローの逆鱗に触れる事。
普段不機嫌なローを何度も相手にしているが、それとは比にならない怒りにペンギンとシャチは声をかける事を止め、まだ涙ぐんでいる2人のために飲み物でも用意してやろうとペンギンが一度艦内に戻った。