小さな友情
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ペンギンとシャチの髪を乾かした後、恋歌はローの部屋に向かい扉をノックしたが中から返事はない。
『?』
自分が来ることはわかっているはずなのに、ローが起きていなかった事がなかった恋歌は、返事が返ってこない事を不思議に思い扉を少し開けて顔だけで中を覗いた。
『(お風呂か)』
部屋の中には人影はなく僅かに聞こえるシャワーの音で、風呂に入っているのだとわかり、ソファに座って待たせてもらう事にした。
待っている間の時間つぶしにと、読みかけの本を取り出し古い表紙を開く。
今使える魔法で応用の効く魔法があり、それを取得しようと練習として掌に魔方陣を発動させた。
「…なにしてんだ?」
『…声、かけてくれたら、いいのに』
掌に魔方陣を発動させたまま何もする様子のない恋歌に、少し前から後ろに立っていたローが声をかけると、驚いたようで勢いよく振り向いた。
今日驚かされたのは2度目なので拗ねたように頬を膨らませると、また肩を震わせて短く笑いぽん、と頭を撫でられた。
「髪、乾かしてくれよ」
そのままソファの後ろにあるベッドに腰掛けたローが自分の膝を叩いたので、立ち上がってローの正面に回る。
正面に立てばやんわりと手を引かれ、膝の上に座らされた。
上半身裸で肩からタオルをかけたローは、いつものように腰に手を回して恋歌の胸に顔を埋める。
少しくすぐったいが両手に魔方陣を発動させ、ローの深い藍色の髪に指を通すと徐々に湿っていた髪がふわふわに戻っていく。
『ん…ね、ねぇ…』
「ん?」
もう少しで乾かし終わるという時、するっとローの大きな手が恋歌の素肌を撫でた。
片方の手は腰を撫で、もう片方はショートパンツの中に手を入れお尻を撫でている。
『!!
だ、だめ…!』
つつっ、とお尻の割れ目に指を這わされ、驚いた恋歌が腰をローの方に密着させるとそれを待っていたかのようにローがベッドに仰向けに倒れた。
恋歌がローの腰の上に跨るような形になり、その体勢に恋歌の頬が少し赤く染まった。
「ほら、目閉じろ」
するりと頬を撫でられた恋歌はゆっくりと目を閉じ、後頭部に回された手の力に従って顔をローに近づけると、温かい唇が触れあい魔力が流れ込んでくる。
その直後ににゅるりと入り込んできたローの舌が恋歌の舌を絡め取り、口内を隅々まで舐めるように舌を動かす。
体重をかけないようにローの顔の横に手をついていた恋歌だったが、腕の力がだんだんと抜けていきもう耐えられないとローの胸を叩こうとした瞬間唇が離れ、頭を胸に引き寄せられた。
「……」
『どうしたの?』
いつもより少し早い鼓動と沈黙に、何か話があるのかと促せばローの手が恋歌の髪に指を通した。
「…そろそろ、お前を抱きてぇんだが、心の準備とやらはできたか?」
『え…』
言われている事を理解した瞬間、ぶわっと顔に熱が集まってくるのを感じたが、ローの胸に顔を埋め小さく一度だけ頷いた。
一度は抱いてほしいと思った。
何度も触れあい、その先をローとならしてみたいと思った。
それだけは事実。
恋歌の頷きが嘘ではないとわかったローは、ぎゅっと恋歌を抱き締め恋歌の頭に頬を寄せる。
「…そうか」
なにかを噛み締めたような声音だったが、ばくばくとうるさく鳴る心臓の所為で恋歌はそれを気にする余裕はなかった。
恋歌を抱き締めたまま起き上ったローは、ベッドの中心に恋歌を下ろすと恥ずかしさで目に涙を溜めており、親指で拭ってやると恋歌の方からその手を握り締めてきた。
「痛い思いも、怖い思いも、絶対にさせねぇ
恋歌はおれに身体を任せろ」
『…うん
でも、ローも、気持ちよくなきゃ、いやだからね』
「…余裕だな」
お互い握り合った手に力を入れて笑い合うと、そっと唇が重なった。
『?』
自分が来ることはわかっているはずなのに、ローが起きていなかった事がなかった恋歌は、返事が返ってこない事を不思議に思い扉を少し開けて顔だけで中を覗いた。
『(お風呂か)』
部屋の中には人影はなく僅かに聞こえるシャワーの音で、風呂に入っているのだとわかり、ソファに座って待たせてもらう事にした。
待っている間の時間つぶしにと、読みかけの本を取り出し古い表紙を開く。
今使える魔法で応用の効く魔法があり、それを取得しようと練習として掌に魔方陣を発動させた。
「…なにしてんだ?」
『…声、かけてくれたら、いいのに』
掌に魔方陣を発動させたまま何もする様子のない恋歌に、少し前から後ろに立っていたローが声をかけると、驚いたようで勢いよく振り向いた。
今日驚かされたのは2度目なので拗ねたように頬を膨らませると、また肩を震わせて短く笑いぽん、と頭を撫でられた。
「髪、乾かしてくれよ」
そのままソファの後ろにあるベッドに腰掛けたローが自分の膝を叩いたので、立ち上がってローの正面に回る。
正面に立てばやんわりと手を引かれ、膝の上に座らされた。
上半身裸で肩からタオルをかけたローは、いつものように腰に手を回して恋歌の胸に顔を埋める。
少しくすぐったいが両手に魔方陣を発動させ、ローの深い藍色の髪に指を通すと徐々に湿っていた髪がふわふわに戻っていく。
『ん…ね、ねぇ…』
「ん?」
もう少しで乾かし終わるという時、するっとローの大きな手が恋歌の素肌を撫でた。
片方の手は腰を撫で、もう片方はショートパンツの中に手を入れお尻を撫でている。
『!!
だ、だめ…!』
つつっ、とお尻の割れ目に指を這わされ、驚いた恋歌が腰をローの方に密着させるとそれを待っていたかのようにローがベッドに仰向けに倒れた。
恋歌がローの腰の上に跨るような形になり、その体勢に恋歌の頬が少し赤く染まった。
「ほら、目閉じろ」
するりと頬を撫でられた恋歌はゆっくりと目を閉じ、後頭部に回された手の力に従って顔をローに近づけると、温かい唇が触れあい魔力が流れ込んでくる。
その直後ににゅるりと入り込んできたローの舌が恋歌の舌を絡め取り、口内を隅々まで舐めるように舌を動かす。
体重をかけないようにローの顔の横に手をついていた恋歌だったが、腕の力がだんだんと抜けていきもう耐えられないとローの胸を叩こうとした瞬間唇が離れ、頭を胸に引き寄せられた。
「……」
『どうしたの?』
いつもより少し早い鼓動と沈黙に、何か話があるのかと促せばローの手が恋歌の髪に指を通した。
「…そろそろ、お前を抱きてぇんだが、心の準備とやらはできたか?」
『え…』
言われている事を理解した瞬間、ぶわっと顔に熱が集まってくるのを感じたが、ローの胸に顔を埋め小さく一度だけ頷いた。
一度は抱いてほしいと思った。
何度も触れあい、その先をローとならしてみたいと思った。
それだけは事実。
恋歌の頷きが嘘ではないとわかったローは、ぎゅっと恋歌を抱き締め恋歌の頭に頬を寄せる。
「…そうか」
なにかを噛み締めたような声音だったが、ばくばくとうるさく鳴る心臓の所為で恋歌はそれを気にする余裕はなかった。
恋歌を抱き締めたまま起き上ったローは、ベッドの中心に恋歌を下ろすと恥ずかしさで目に涙を溜めており、親指で拭ってやると恋歌の方からその手を握り締めてきた。
「痛い思いも、怖い思いも、絶対にさせねぇ
恋歌はおれに身体を任せろ」
『…うん
でも、ローも、気持ちよくなきゃ、いやだからね』
「…余裕だな」
お互い握り合った手に力を入れて笑い合うと、そっと唇が重なった。