小さな友情
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前の島を出てからしばらく経ち、そろそろ備蓄が尽きようとしていたが次に上陸できる島が近くになく、食糧調達の為にベポ、ペンギン、シャチの3人が釣り糸を垂らしてぼーっと空を眺めていた。
「釣れねぇな…」
「だなー…」
もう2時間ほど釣りを続けているが、なぜか1匹も釣れていない。
「なぁー、恋歌の魔法で魚取れないのか?」
水を操る魔法を使えばそれで魚を取る事ができないかと聞いたが、後ろで洗濯物を干していた恋歌に話しかけると申し訳なさそうに首を横に振られた。
『まだそこまで、細かい作業は、できなくて…
ごめんね…』
「いや、おれたちもこのざまだからお互い様だって」
「キャプテンの能力なら魚とれるんじゃないか?」
「あ!そうじゃん!!」
「でも今機嫌悪いから行かない方がいいよ」
「えー…なんでまた…」
「3日寝てないらしい」
ローの能力であれば魚などすぐに捕まえてくれると思ったが、朝にベポが航路の事で相談をしに部屋へ行ったとき、かなり機嫌が悪かったらしい。
「恋歌はキャプテンと会った?」
『うん、朝ごはん、持っていったよ』
「その時どうだった?」
『…様子は、変だった…かな』
「「「……」」」
朝ごはんだとおにぎりを持っていった時、抱きしめられた後胸に顔を埋められたり、膝の上に乗せられ息継ぎが出来ないほど激しいキスをされた。
それを思い出して少し顔を赤くした恋歌に、何かを察した3人はそれ以上何も言う事はせず、ローに助力を求める事は諦めた。
「でもこれで夕飯無しってなると、キャプテンの機嫌もっと悪くなるじゃん」
「だよな…」
はぁ、と重いため息をついたペンギンとシャチを見て、洗濯物を干し終わった恋歌は箒を取り出した。
『ちょっと、近くに島がないか、見てくる』
「え!?1人で!?」
『シリウスには、着いてきてもらうよ』
「いやいや!1人は危ないって!!」
『大丈夫
そんなに遠くには、行かないから』
肩にシリウスを乗せて箒に横向きに座った恋歌は、ふわりと浮かび上がりひらひらと手を振ってどこかに飛んで行ってしまった。
「…これ、恋歌に何かあったらおれたちやばいよな」
「…だな」
恋歌が無事に帰ってきてくれる事を祈って、止めていた潜水艇を恋歌が飛んで行った方角にゆっくりと動かし始めた。
「釣れねぇな…」
「だなー…」
もう2時間ほど釣りを続けているが、なぜか1匹も釣れていない。
「なぁー、恋歌の魔法で魚取れないのか?」
水を操る魔法を使えばそれで魚を取る事ができないかと聞いたが、後ろで洗濯物を干していた恋歌に話しかけると申し訳なさそうに首を横に振られた。
『まだそこまで、細かい作業は、できなくて…
ごめんね…』
「いや、おれたちもこのざまだからお互い様だって」
「キャプテンの能力なら魚とれるんじゃないか?」
「あ!そうじゃん!!」
「でも今機嫌悪いから行かない方がいいよ」
「えー…なんでまた…」
「3日寝てないらしい」
ローの能力であれば魚などすぐに捕まえてくれると思ったが、朝にベポが航路の事で相談をしに部屋へ行ったとき、かなり機嫌が悪かったらしい。
「恋歌はキャプテンと会った?」
『うん、朝ごはん、持っていったよ』
「その時どうだった?」
『…様子は、変だった…かな』
「「「……」」」
朝ごはんだとおにぎりを持っていった時、抱きしめられた後胸に顔を埋められたり、膝の上に乗せられ息継ぎが出来ないほど激しいキスをされた。
それを思い出して少し顔を赤くした恋歌に、何かを察した3人はそれ以上何も言う事はせず、ローに助力を求める事は諦めた。
「でもこれで夕飯無しってなると、キャプテンの機嫌もっと悪くなるじゃん」
「だよな…」
はぁ、と重いため息をついたペンギンとシャチを見て、洗濯物を干し終わった恋歌は箒を取り出した。
『ちょっと、近くに島がないか、見てくる』
「え!?1人で!?」
『シリウスには、着いてきてもらうよ』
「いやいや!1人は危ないって!!」
『大丈夫
そんなに遠くには、行かないから』
肩にシリウスを乗せて箒に横向きに座った恋歌は、ふわりと浮かび上がりひらひらと手を振ってどこかに飛んで行ってしまった。
「…これ、恋歌に何かあったらおれたちやばいよな」
「…だな」
恋歌が無事に帰ってきてくれる事を祈って、止めていた潜水艇を恋歌が飛んで行った方角にゆっくりと動かし始めた。